ポリープ発見!
退職してからやりたかったことの一つに「身体のメンテナンス」があります。
働きながらの通院はなかなか難しいもので、地元の駅に着いた時には診察時間が終了していることが多く、また土曜診療のある病院は恐ろしい待ち時間の覚悟が必要になります。
国民健康保険証を取得してから、いの一番に駆け込んだのは歯科医院。
しばらく検診をしていなかったので、案の定ムシ歯が見つかり、先日治療を終えたところです。
さて、退職直後の4月に、5つ上の姉が関西から遊びに来ました。
まぁお年頃というのでしょうか、話題の大半は健康と美容になりました。
2年ほど前、職場の定期健診で、自分がピロリ菌保菌者であることが判りました。
そして除菌を試みたのですが、吐き気と目眩に耐えて1週間分の薬を飲み切ったにも関わらず、結果は失敗。
2回目の除菌薬の服用を勧められたものの、あまりの副作用の厳しさに断念してしまいました。
そのエピソードを姉に話したところ、「ピロリ菌保菌者は癌にかかる率が格段に上がるから、何がなんでも除菌すべき。少なくとも胃癌検診は絶対に受けなさい」と言われてしまいました。
実は職場の定期健診で、苦手な胃のバリウム検査を4年ほどサボっており、そのことを告げると、姉はさらに「論外だ!」と憤慨。「とにかく胃カメラ飲んで来なさい!」と厳しい叱責をいただいてしまいました。
胃カメラかぁ・・・
つらそうだなぁ
普段、胃が痛くなることなんて殆どないのになぁ・・・
だいたい病院に行くから病気になるんじゃないのぉ(←意味不明)
心の中でいろいろ言い訳を並べ立てたものの、姉の説得に対抗できそうな理屈は見つからず、しぶしぶ胃腸科クリニックに検査に行ってまいりました。
鼻からカメラを挿入してもらったのですが、鼻が小さいのか?なかなか通りづらく、苦しい検査となりました。口からにすればよかったかなぁ。
そして、見つかってしまいました。結構なサイズのアレを。
涙と涎でグショグショになりながら見た映像には、結構なボリュームの、カリフラワーのようなポリープが鎮座しておりました。
「うーん、ここまで大きいと当院では切除出来ないなぁ。とりあえず一部を削って組織検査するね」と先生からのお言葉。
まさか私が!
もっと小さいうちに見つけていれば、検査のついでにチョチョイと取ってしまえたそうです。バリウム検査を怠っていたために、散々大きく成長してからの発見となってしまいました。激しく後悔(涙)。
それから2週間後、夫と組織検査の結果を聞きに行ってまいりました。
結論を言えば、癌は見つかりませんでした。
しかし、ポリープのサイズが大きく、ガッツリ胃壁にへばり付いているうえに、長年保菌していたピロリの影響で胃壁が荒れているので、切除したほうが良いとの事でした。
そして「今すぐ、どうということじゃないけど手術する入院先を紹介するよ」と言われてしまいました。
手術?
入院?
今まで完全に他人事と思っていた単語を並べられても、素直に「ハイそうですか」とは呑み込めません!
なんでじゃぁ~
怖いよぉ
・・・・・・
でもなぁ、姉に散々言われてやっと重い腰を上げたのに、ここでポリープを切り取らなかったら意味ないよなぁ。
夫も心配させちゃったし…。ポリープが見つかったことをメールで伝えたとき、すぐにサーフィンを切り上げて、海からスッ飛んで帰って来てくれたもんなぁ。
これまで胃癌検診をサボっていた報いか。
受けよっかな…手術。
先生も数分で終わる簡単なものだよ、と言ってくれたし。
ついでに腸のカメラもやっといたほうがいいのかなぁ。
ちなみにピロリ菌に関しては、胃カメラ検査の翌日から除菌薬を服用しました。除菌が成功しているかは2か月後に判るそうです。
それまでに手術の決心を固めよう。
ふぅっ
やっぱり、40代って侮れない。
更年期障害の影響とかあるのかなぁ。
ふと思ったのですが、100年前の日本の平均寿命は40代だったことを考えると、要するに更年期障害を乗り越えられず亡くなった女性は多かったのかなぁと想像してしまいました。男の厄年も42歳だし。
それを考えると、40代で手術だの入院だのって当たり前なのかもしれない。
今は医学の進歩で死に至らずに済む人が多いだけで、自然のままに生きていると、いつ死んでもおかしくない年齢に、私は達していたのかもしれない。
これからの人生は、今まで以上に日々の有難さを噛み締めないといけないな。
まずは検査を勧めてくれた姉に感謝!