あしたも日曜日

~40代セミリタイア夫婦のシンプルライフ~

ビニールハウスが欲しい! その1

退職を決意した当初、真っ先に思い浮かんだのは、「ビニールハウスが欲しい!」ということでした。


多肉植物・サボテンにとって、ビニールハウスがあるかないかはとても重要になります。

なぜなら、以下の特徴を持っているからです。


1. 本来、年間雨量の少ない乾燥地帯に自生しているため、葉に水分を多く蓄えている。


2. 葉に水分が多いため、0度を下回ると凍って枯死。


3. 葉に水分が多いため、高温になると沸騰して枯死。


4. 強い直射日光が当たると葉焼けするため、適度な遮光が必要になる。

 

上記2と3の対応策としては、真冬と真夏は限界までお水を切って(減らして)、葉の中の養分濃度を高めることで、凍結や沸騰のリスクを抑えることが必要になります。

つまり、雨ざらしにしてはいけないということです。


日本の湿潤な気候は多肉植物・サボテンには適していないので、人工的に自生地の環境をいかに再現できるかが鍵となり、そのために必須なのがビニールハウスなのです。


これまで軒下で育てていた我が家の多肉ちゃん達。真冬は家の中に移動させたり、真夏は遮光シートをかぶせてあげたり、忙しい合間を縫ってあの手この手で守ってきました。


もちろん露地植えしても、へっちゃらで、じゃんじゃん増える逞しい多肉たちもいます。

でも、簡単なものだと物足りなく感じてしまうのが人の性。徐々に難物が増えていくにつれて、ビニールハウスの必要性を強く感じてきました。


愛好家の先輩方にお会いするたびに「ハウスはもう建てたか?」と聞かれ、「まだなんですよ~」と答えなきゃいけないせつなさ。


ああ、もっと広いお庭に完璧なハウスを建てたい…。

でも我が家のお庭の環境だと厳しいよなぁ。

どうにかならないものだろうか。


つづく

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