あしたも日曜日

~40代セミリタイア夫婦のシンプルライフ~

ビニールハウスが欲しい! その3 

数多い属のある多肉植物の中で、夫婦共々最初にはまったのがアガベ属です。

身近なところでいうと、竜舌蘭(リュウゼツラン)と呼ばれる品種があります。

別名センチュリープランツと言われており、寿命が長いもので約100年の大型種があり、関東圏では日比谷公園伊豆シャボテン公園が有名です。


花を咲かせるのは1回のみ。中央部から長い花芽を伸ばし、盛大に咲き誇ったのちに枯れてしまいます。まるで鮭の一生のようです。枯れるまでには、何度も根元近くから子吹きます。


このアガベ属は、大型、中型、小型と多種存在しており、小型の人気種となると、一株数万円で取引されます。

アガベにはまり始めてから約3年間、コツコツ集めてきた大中小のアガベたち。大型種は逞しいので、露地植えでも肥料無しですくすく育ちます。

しかし、小型・中型の難物となると、蒸れに弱かったり、強光線で葉焼けしてしまうので、油断がなりません。


その繊細で高価な株たちは、鉢でお水を少なめにあげて、時間をかけてまるっと締りのある株に育てるのが通の楽しみ方なのですが、我々が買える高級種は、ほんの赤ちゃんの苗なので、見ごたえのある大きさまで育つのを待っていると、こちらがヨボヨボに歳を取ってしまいかねません。


そこで、本来は鉢で管理するのが常識の高級アガベの赤ちゃんたちを、少しでも早く大きくしようと、朝日のたっぷり当たる特等席に地植えしていました。

もちろん、難物種なので、雨ざらしも直射日光も御法度です。


そこで、『おてがる君』の出番です。

赤ちゃんアガベ達をズラーっと並べたところに、『おてがる君』をかぶせ、蒸れないように両サイドのビニールをある程度跳ね上げて通風を確保していました。


この夏、どれくらい大きくなってくれるかなぁ。

新葉が2,3枚展開してくれると嬉しいなぁ。


休眠期に入る冬までにどれくらい成長してくれるか楽しみにしておりました。


5月のある日、台風ではないものの、大雨強風注意報が出ていたので、『おてがる君』の通風口をふさぎ、雨に濡れないように養生しました。のちに雨が止んだところでまた風を通してあげるつもりでした。


ところが!

翌朝、爽やかな晴天に気を良くしたあんぽんたんな我々夫婦は、なんと『おてがる君』をみっちり締め切ったままお散歩に出かけてしまったのです。


つづく

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