あしたも日曜日

~40代セミリタイア夫婦のシンプルライフ~

道東の旅 知床編【世界自然遺産】

今回の旅の最大の目的地、知床半島

世界自然遺産に認定され、メディアで度々取り上げられているのを見て、期待MAXとなっていました。


まずはシャチやクジラの大物を拝みたいとクルージングに挑戦。

残念ながら、見つけることはできず、慰めてくれるかのようにイルカの群れがずっと船に連れ添っていてくれました。ありがとう、イルカちゃんたち。

帰りはクジラを深追いして沖に出たのが仇となったのか荒波にあい、甲板や2階席でありえないくらいズブ濡れになっている人を見ました。お気の毒に。


羅臼から知床横断道路でウトロ温泉まで行く道すがら、キツネファミリーと遭遇。子ぎつねたちがコロコロじゃれあってメチャ可愛かった。羅臼岳もバッチリ拝めました。素晴らしい。


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この日は国設羅臼温泉野営場にて車中泊

歩いて行ける「熊の湯」は、熱くてひざ下しか足をつけられませんでした。


ホッケ定食と紅鮭定食を食べ、オシンコシンの滝を見て、憧れの知床半島は終了。

ちょっとあっけなかったな。

 

世界自然遺産だからといって、リゾート地として洗練されているわけではなく、むしろ自然をできるだけ手付かずのまま残そうと、敢えて道路は作らず半島の先までは行けなくなっていました。

もっと世界自然遺産の価値を事前に調べてから来るべきだった。帰り際に寄った「知床自然センター」でその意味と価値を知り、もう一度一から周り直したいと思ったくらいです。

center.shiretoko.or.jp

なぜ世界自然遺産としての価値があるのか?

それは知床に漂着する流氷には大量のプランクトンが含まれており、その豊富なプランクトンを求めてやってきた魚を海獣や鳥類が捕食します。また陸地に遡上したサケを食べた動物たちにも命が受け継がれ、その死体が土にかえり森を豊かにします。この命の循環が世界自然遺産たる所以なのです。
結局、熊もシャチもクジラも見られませんでしたが、人間の欲を満たすための遺産ではないということが学べました。

 

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