あしたも日曜日

~40代セミリタイア夫婦のシンプルライフ~

2019北海道車中泊の旅13日目【礼文島⑥ 最北の多肉植物】

昨日は洗濯をしたものの、コインランドリーの乾燥機が全く機能せず、半乾き未満のまま一晩を過ごしました。車中はムンムン蒸れ蒸れです。

今日は海岸沿いの駒谷崎駐車場で、1日洗濯物が乾くのを見守りつつ休憩。

ロープと洗濯ばさみ、ハンガーを総動員しての乾燥。午前中は時おり霧が降ってあわや振出しに戻らんかとドキドキしながら、それでも時おり覗いてくれる太陽に感謝しながら地道に待機。北の果てまで来て何をしとんじゃ?と情けない気分になりました。

北海道に旅立ってから13日目。ノンストップで遊んできた疲れがどっと押し寄せてきた気分です。さすがに1ヶ月以上の旅ともなると、どこかで身体を休める日が必要です。今日のように曇って観光向きではない日は、休息日に充てたほうが良いのかもしれません。調度良いタイミングだと思うことにしました。

 

ひたすらのんびりしたあと、少しだけ海岸沿いを散歩していると、なぜか舗道にウニの殻がちらほらと転がっていました。カモメや烏が運んできたのかなぁ。

 

ウニが気になってうつむき加減で歩いていると、多肉植物を路肩に発見!

前回北海道に来たときは、北海道や東北の寒い地域に自生している多肉植物の存在を知っていたので探したものの、見つけられずにいました。

それが礼文島でひょっこりご対面です。

持って帰りたい気持ちをグッと堪えてパシャパシャ写真に収め、心にもしっかりと刻み込みました。

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オロスタキス属 岩蓮華

 

肉厚でロゼット状に展開している子だくさんな多肉植物です。舗道にほんの少し溜まった砂の上に群生していました。

風通しが良くて水捌けの良い、多肉植物に適した条件です。高温多湿の本州ではうっかり腐らせてしまいがちな多肉植物は、自生地の環境を知ることが育成の大きなヒントになります。礼文島は多湿でしたがとても涼しいので、暑さで蒸れて腐ってしまうということがないのでしょう。自生地の気候を肌感覚で実感できたことはとても勉強になりました。

 

夕食後、またのんびりしていると、道路を走り過ぎようとしていた車が急にバックをして駐車場に入ってきました。

先日ご自宅に招いてくださった漁師さんです!

 

「俺の八代亜紀だ」と、同乗していた女性を紹介してくださいました。

行きつけのスナックのママとよくカラオケをするとおっしゃっていたので、その方だと直ぐにピンときました。

今日はママのお休みの日だったので、利尻島に遊びに行っていたそうです。

礼文島とは違い、風もない良い天気だったとのこと。すぐ隣の島でも天気は違うらしいです。

 

先日お会いした時は、ヨレヨレのジャージを着ていた漁師さん。今日はママとデートだからか、ポロシャツ姿で小綺麗にされていました。心なしか表情も優しげでオトコマエ!

いいなぁ。

明るく気さくなママ(70歳)と、いつまでも青春を謳歌しているんだなぁ。

 

我々も明日、利尻島に向かうと話したら、一瞬寂しそうな表情を見せてくれた漁師さん。また会えるかしら。自宅に戻ったら一緒に写した写真を、手紙を添えて送ろう。

 

おかげ様で礼文島最後の夜を、ほっこりした気分で締めくくらせていただきました。

感謝感謝

 

 (この旅は既に終了しており、振り返ってお届けしております)

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