あしたも日曜日

~40代セミリタイア夫婦のシンプルライフ~

2021年 北海道車中泊の旅 9日目 オンネトー&つるいキャンプ場

「道の駅 あしょろ銀河ホール21」を朝早く出発して、オンネトー経由で「道の駅阿寒丹頂の里」を目指します。

 

 

 

オンネトー湯の滝

 

オンネトーは3年前に一度訪れていたのですが、駆け足の旅であったため、三大湖と記憶が混同していました。

 

今回は時間がたっぷりあるので、「湯の滝」を見てきました。

 

専用駐車場から約1.4kmあるので、虫除け対策をしっかりした上に熊よけの鈴をチリンチリンぶら下げて、林の中を進みます。

 

汗の噴き出す中、湯の滝に到着。

写真の通り岩で細かく分かれた水の流れが壁のように広がっています。

 

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オンネトー湯の滝

 

水に触れてみると、湯の滝というには微かに生温い、人肌程度の水温です。

 

滝というと冷たいと頭にインプットされているので不思議な感覚です。爽快感は感じられません。

 

靴を脱いで足をつけていたご婦人が「気持ち悪いけど気持ちいい〜」とおっしゃっていたのが印象的です。

 

この滝は、マンガン酸化物生成地で世界的にも珍しく、35億年前に起きていた現象がここでは今でも起きている場所で、帰り際に看板を見ると、「大変貴重な現象であり、岩石等には触れないでください」と注意事項が書いてありました。

 

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緑とオレンジのコントラストが不気味に美しいお湯溜まり

 

水に触れちゃってまずかったのかなぁ。

赤文字でデカデカと書かれてなかったので、気付くのが遅くなってしまいました。反省反省。

 

道の駅阿寒丹頂の里

 

お次はタンチョウの越冬地として知られる「道の駅阿寒丹頂の里」に到着。

 

日帰り温泉併設とあって車中泊キャンパーに人気の道の駅です。車中泊専用の駐車エリアも設けられています。

 

4連休の2日目とあってなかなかの賑わいです。この連休中に特設会場で「阿寒ポーク」の照り焼きステーキ150g500円と300g1,000円が売られていました。

 

それぞれ一つずつ合計450gと2個入りのおにぎりを夫婦で分け、味変で沙流川オートキャンプ場でもらったレモン汁をかけると2度美味しくなりました。

 

お腹いっぱいになった頃、辺りを散策。

 

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阿寒国際ツルセンター


「阿寒国際ツルセンター」の入り口となる道の駅の道路を挟んで向かいに、旧道の駅があります。

 

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旧道の駅

 

こちらにも24時間トイレがあり、Wi-Fiもバリバリ飛んでいるので、しばらくベンチで涼んでおりました。

 

この時点でまだ1時前。寝るまでにはかなりの時間を過ごさなければなりません。

 

こうなるとつい動きたくなるのが我々夫婦の習性。あちこち夫婦で車中泊巡りを始めて8年目。まだまだ落ち着きのない二人です。

 

ネットで検索していると、隣の鶴居村に無料のキャンプ場があるではありませんか!

「無料」となると俄然検索にも力が入ります。

 

つるいキャンプ場

 

「つるいキャンプ場」は釧路湿原の北西部にあり、Aコープ、コインランドリー、日帰り入浴ができるホテル「グリーンパークつるい」があります。

 

行くしかない!

 

落ち着きのない夫婦は車中泊に便利な「道の駅阿寒丹頂の里」を後にし、「つるいキャンプ場」を目指します。

 

鶴居で遊ぶ|観光情報|鶴居村 (tsurui.lg.jp)

 

丘の斜面が牧草地帯になっている爽やかな道のりを抜けて鶴居村に入りました。

 

ん?

 

キャンプ場の看板のある入り口が通行止めされている!

 

アホですねぇ。

今回の車中泊の旅はコロナ禍なので、予め開いているか確認してからキャンプ場を訪れないといけないと何度も肝に銘じた筈が、よりによって閉鎖中の「つるいキャンプ場」の時に限って確認を怠ってしまったのです。

 

仕方なく「鶴居運動広場」を散策して、「グリーンパークつるい」で日帰り温泉に入ってこの日は「道の駅阿寒丹頂の里」にUターン。往復64kmの虚しいドライブとなりました。

 

やっと出会えた野生動物たち

 

北海道車中泊の旅に出て今日で9日目。

帯広など都会をウロウロしてきたせいか、北海道旅行の醍醐味である野生動物に未だ遭遇出来ておりませんでした。

ところが、この日は立て続けに遭遇。

 

まずはオンネトーに近づいたところで2羽の猛禽に遭遇。

我々の車が近づいたことで2羽が同時に飛び立ち、しばらく低く飛行していたので、かなり間近でその大きさと優雅さが実感出来ました。

 

デート中にお邪魔してしまったのかも知れません。それでバチが当たって無駄なドライブをする羽目になってしまったのかしら?

 

次に出会えたのは蝦夷リスです。

ゴーカートやバーベキュー広場のある「鶴居運動広場」で、連休の親子連れで賑わう中、ひょっこり松の木から降りてきた蝦夷リスちゃん。尻尾がふさふさです。

 

4,5歳の男の子が興味深々で近寄ると木を登り始めました。

 

でも、一気に上まで登り切らず、人の手の届かないところまで登ると余裕があるのか、低めのポジションでじっとしています。

 

しめしめと写真を撮りに行くと、写真のようにしばらく目が合い続けました。

 

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その魅力に初めて気付かされたエゾリスちゃん

 

動物園などで見ると、シマリスより大柄で太々しい印象だったのですが、野生の姿を間近で見るとめちゃ可愛いのです。すっかり虜になってしまいました。

 

お次は「グリーンパークつるい」で入浴後、「道の駅阿寒丹頂の里」へ向かう途中、5頭の鹿ファミリーを広々とした牧草地帯に発見。子鹿がはしゃいでいて可愛いかったです。

 

そして極め付けがタンチョウ鶴。

道の駅阿寒丹頂の里」の駐車場で涼んでいると、複数の鶴の声が聴こえてきました。

 

姿を見ていないので、確信出来ないのですが、道の駅や「阿寒国際ツルセンター」閉館後だったので、録音ではなかったように思います。

 

鶴というと冬のイメージですが、3年前の道東車中泊旅行の時も見ているので、夏でも見られるのです。

 

散々期待していた野生動物に、一週間以上も振られ続けていたのに、皮肉なことに見られる時は一気なのね。

 

何故か街中でも山の中でも見られる筈のキツネにはまだ会えていません。

 

そのうちそのうちと期待しているうちに、今度は熊に会っちゃったりして。

 

(この旅は既に終了しており、振り返ってお届けしております)

 

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