2021年 北海道車中泊の旅 14日目 霧多布岬のラッコ&根室グルメ①
「MO-TTOかぜてキャンプ場」で目覚めた早朝、薄っすら霧に包まれていたものの、朝食を食べている間にみるみる晴れてきました。
イケるかも?
霧多布岬
3年前に訪れた時は霧で何も見えなかったので、今回も半ば諦めていた霧多布岬。急いで荷物をまとめて向かいました。
澄み渡った青い空に期待が膨らみます。
馬が放牧されている草原の中を岬に近づいて登っていきます。
こんなふうになってたんだぁ。
初めて地形が見えた霧多布岬。
しかし断崖絶壁に阻まれて陸に上がれない霧が入江に溜まっています。
まだ霧多布岬は2回目の訪問。
3年前は摩周湖同様、見事に霧でフラれました。
普通はそんなに簡単に見られるものではないとタカをくくっていたため、全容とまでは言えないものの、ここまで見られたら上等じゃないでしょうか。
ラッコたちに遭遇!
岬の駐車場に停めて突端まで行く途中、熱心に海を覗き込んでいる夫婦がいます。
ラッコが見えますよ
なんとラッコの親子が遠くに見えます。
車で走行中は崖の底は見えないと思っていたら、入江によっては海までしっかり見えるのです。霧も少し晴れてきたのかな?
この辺りには5頭のラッコが住みついているらしく、よく見ると遠くに2頭、手前に3頭ちゃんといました。
崖の高さがあるので、米粒に近い小ささでしたが、声を掛けてくださったご夫婦が双眼鏡を貸してくださり、親子でじゃれている姿がハッキリ分かりました。
かわいい💕
キツネと違い一瞬で見られなくなるでもなく、いつまでも近辺に留まってくれるのでゆっくり見られるのがいいですね。
満足するまで観察して、「霧多布岬キャンプ場」で一休み。
こちらは無料なので、長期滞在高齢者キャンパーたちが集っていましたが、晴れの日にもかかわらず、今日は空いていました。
3年前に来た時は、霧が3m先も見えないくらい深かったのに、駐車場もテントサイトものびっしり埋まっていたので、今日はラッキーでした。
タンチョウ発見?
ひと通り涼んだ後、お腹が空く時間を見計らって根室に向かいます。
ズンズン東へ進むと沼の浅瀬にタンチョウらしき2羽が!
この辺りは小さい沼がたくさんあるので、お魚を求めるタンチョウの餌場になっているのかしら?
そういえば3年前に見かけたのもこのあたりだったような気がします。
でも遠くて頭に赤いものが確認できないので、タンチョウとの確証は持てません。
全体のフォルムと白と黒の配色はまさにタンチョウのそれなんですけどね。
もしかして幼鳥かもしれません。
恵茶人沼(エサヒトヌマ)は馬の天国?
馬だ!
タンチョウが観られてホクホクな気分のまま走っていると、恵茶人沼(エサヒトヌマ) という小さい沼にたくさんの馬たちがギュギュッとたむろしています。
霧でぼんやりした中に水辺の馬を見ると、まるで天国を見ているようです。白い馬は更に神様のように見えます。3年前にもこの辺りで霧の水辺に薄ぼんやり佇む1頭の白馬に出会ったことがありましたが、もしかするとこの中にその1頭がいて、今回再会できたことになるのかもしれません。
道東では馬に出会えるチャンスにたくさん恵まれましたが、ここで見た光景が一番幻想的かつ印象的でした。
途中、「道の駅スワン44ねむろ」でお土産を買い、更に東へ進むと「春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンター」があり、立ち寄ってみると定休日でした。
はいはーい
もう慣れっこですよー
タイエー西浜店「焼き鳥弁当」
そしてお腹もちょうど空いてきた頃、いよいよ根室市街に到着しました。
先ずはNHKの番組「ドキュメント72時間」を見て気になって3年前も訪れた「タイエー西浜店」。
名物の「焼き鳥弁当」が注文してから焼いてもらえます。焼き鳥といっても豚肉なんですけどね。
加えて「鹿肉弁当」も焼いてもらい、お惣菜もプラス。他にも市内で食べたいものがあるので、いずれも小を頼み店内でいただきました。
当然めちゃ旨な「焼き鳥弁当」。
しかし「鹿肉弁当」も負けていません。思いのほかお肉が柔らかく、甘辛のタレが絶品で大変満足いたしました。
高級スーパー「マルシェ・デ・キッチン」
小といってもなかなかのボリュームに、九分目の腹を抱え、向かう先はスーパー「マルシェ・デ・キッチン」。
オシャレで品揃え豊富なスーパーです。
ここでおやつのつもりで購入したのが写真の3点。
先ずはそのまま食べられる茹でたシマエビ。
噛むと旨みと甘みがじゅわわーっとお口に広がり昇天ものです!
ただツノに返しが付いていて歯茎に刺さるとめちゃ痛いので、途中からキッチン挟みで落としてから食べました。
お次は名無しのさくらんぼ498円。佐藤錦よりも高級な南陽に似て大粒です。佐藤錦は下手したら1パック半分近く甘みの薄いハズレがあるけど、この名無しさんは南陽並みにほぼハズレ無し!
最後の茹たこは、皮が硬くなくて食べやすく、間違いない旨さでした。
これらは本日の車中泊先である「明治公園」でいただきました。こちらの駐車場は24時間トイレに加え、なんと炊事場があります。
シマエビやタコを食べた後のトレイを洗えるので、ゴミが臭くなるのを最小限にできて非常にありがたいです。
端谷菓子店「オランダせんべい」
そして本日最後のグルメは、「オランダせんべい」。
本店に着くと、スライドドアを開ける前から甘い香りがします。中で女性たちが焼いているのです。
根室にはオランダせんべいを買えるお店がたくさんあるのですが、本店ではB級品が買えます。
自分用なので、少しでも多く安くと、180円×1袋に220円×3袋の計4袋購入。
散々海鮮おやつを食べたばかりなのに、つい手が伸びてしまいます。賞味期限1ヶ月とありましたが、あっという間になくなりそう。
このオランダせんべい、とっても素朴な根室の名物お菓子で、見た目は薄いワッフルのようなのですが、噛むとそんな生易しいものではなく、「これって食べ物?」と疑うほど容易くは噛み切れない。スルメやジャーキーを噛み切る手強さです。
でもいったん口に入ると、噛めば噛むほど優しい甘さが広がり、珍しい食感なのに懐かしい感じがクセになります。
3年前にたまたま「マルシェ・デ・キッチン」で見つけて買ったのが発端ですが、調べると結構有名なお菓子で、なんと東京駅にも売っているのです。めちゃ高いけど。
ぱんぱんのお腹を抱えて、「準天然温泉 みなと湯」で入浴を済ませ、本日の根室グルメは終了です。
明日はエスカロップを食べなきゃ。
(この旅は既に終了しており、振り返ってお届けしております)
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