2021年 北海道車中泊の旅 19日目 根室グルメ⑤
市役所食堂ミナト
今日は月曜日。
市役所が開いているので、市役所内に入っている食堂でランチを食べました。
食堂は地下にあります。
12時ちょうどくらいに着いたので、混んでいるかと思いきや、我々が入ったのは3番目。
レジのところの壁にズラーっとメニューのみが書いてあり、ラーメンや定食、エスカロップなどがある中から以下をチョイスしました。
日替り580円(この日は麻婆豆腐でした)
生姜焼き定食630円
レジで注文と支払いをして、テレビの見える位置に着席。料理が運ばれて来る頃には、店内は8割くらい埋まっていました。
今日は久しぶりに中華を食べたいと思い注文した日替り定食の麻婆豆腐は、特徴のある味ではないけど、安定の旨さにじんわり幸福感。夫の生姜焼き定食も同じような満足感でした。
役所の食堂とあって良心的な価格だし、街の中心部で便利だし、申し分ないランチになりました。
北方四島交流センター(通称ニホロ)
根室の高速道路(根室道路)の出入り口に近い、街の中心部から少し離れた広い敷地に、「北方四島交流センター」があります。
最高裁判所新庁舎設計で知られる建築家岡田新一氏の設計事務所がコンペで最優秀を獲った立派な建物です。
これまで根室で見た中で1番豪華というかお金のかかった建物という印象です。
直前に入った根室市役所の庁舎のオンボロさと対極的で目がクラクラしましたよ。
愛称の「ニホロ」は、
ニ→ニホン
ホ→ホッカイドウ
ロ→ロシア
とそれぞれの頭文字から取っているそうで。
北方四島に住むロシア人と根室を始めとする道民との交流の様子や、北方領土問題の経緯など、展示物やAV資料などで学べます。
北方領土問題の発端となった時期の年表を見ると、広島被爆と長崎被爆の合間に旧ソ連軍が日ソ不可侵条約を無視して宣戦布告してきた経緯が見て取れます。
そんなドサクサ紛れに卑怯な攻め方をするロシア人と仲良くするって、感情的には理解できないけど、政治的には交流を交渉に繋げていく戦略を取ることが日本にとって得策ということなのでしょうか。
この辺り、直接根室市民に心境を伺ってみたいところですが、今のところそれには至っておりません。
沖縄の基地問題も本州の報道と現地の声とは温度差があるとよく聞くので、せっかく根室に来たなら少しでも現地の空気感を知りたいなぁと思います。
だって地図を見たら、根室半島と目と鼻の先だもん、北方四島は!
実際に納沙布岬から見ればその近さに驚くと思います。
3年前に訪れた際も血を吐くような叫びが窺える施設や石碑、標柱がこれでもかと建っており、お腹いっぱいになったのを覚えています。
でも、納沙布岬のその激しさからすると、今日伺った北方四島交流センターは理性的な印象で、実際の交渉にはこちらの方が政治的に効果がありそうな気もしてきました。
軍事的には日露だけの問題ではなく、米露関係に大きく左右されることなのかもしれませんが、実際に土地を奪われた元島民やその子孫、そして現在北方四島に暮しているロシア人の声は生々しい。
元々日本人が住んでたので、ロシア各地から寄せ集められた今いるロシア人のインタビュー映像などを見ていると、元共産圏のロシア人の移住ってどういう意味合いがあるんだろうと想像が膨らみます。
ここまで想いを馳せることができたのは、納沙布岬や北方四島交流センターに足を運んだからだと思います。皆さんも根室に来たら是非お立ち寄りください。
帰りにホクレンショップで花咲カニの鉄砲汁の缶詰とパンをゲット。
ここのパン屋さんはネットのクチコミ通り美味しかったです。
オランダせんべい
そして再び「オランダせんべい」を求めに端屋菓子店へ。
この間買いだめしたばかりなんですけどねぇ。
全く持ちません!
だって食べちゃうんだもん!
※賞味期限はひと月です
根室に来てはや6日目。
そろそろネタが尽きてきたなぁ。
でも先を急いでも根室より涼しいところがないのが悩ましいところです。
いっそお盆過ぎまで居座った方が、避暑に来たというこの旅本来の趣旨に合ってるかも。
どうしようかなぁ。
(この旅は既に終了しており、振り返ってお届けしております)
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