2021年 北海道車中泊の旅 32日目 旭川②
暑さで起きた「道の駅とうま」。
今日も朝から晴天です。
男山 酒造り資料舘
9時開館に合わせて駐車場に入ると、同時に自転車で乗りつけたおじいちゃんがいそいそとポリタンクを持って入り口に向かって行きます。
なんだろうと行き先を見ると、入り口横に大きな樽が置いてあり、その奥に水汲み場がありました。
次々と大量のペットボトルを引っ提げて並び始めた人たちにつられて我々もポリタンク片手に並びます。
大雪山連峰の雪解け水が長い年月をかけて伏流水となった「延命長寿の水」と呼ばれる水が「男山」の仕込み水として使われており、ありがたいことにその水のお裾分けをしてくれています。
ポリタンクに入れた後、サーモスのボトルにも入れて帰ろうと並び直していたら、施設の方が少しだけならこっちも同じ水だよと、入り口横のチョロチョロ出ている水汲み場を案内してくれました。
ありがたや〜
館内の1階は試飲コーナーと売店になっており、無料の試飲をさせていただき、資料館限定発売の原種「男山」を友人へのお土産に購入しました。
これなら長旅でも腐らないので安心して持ち帰れます。
※一部有料(100円)の試飲もあります
2階は「男山」の歴史を振り返る資料の展示室があり、「男山」が描かれている浮世絵の版画工程などが見られます。
また、3〜10月には酒造工程がガラス越しに見学出来るようになっています。
3階では、昔の酒造り道具を展示しており、製造工程のVTRが見られます。
720ml瓶のお酒1本を造るのに720ml瓶約14本分のお水を使うそうです。豊富な水源がないとお酒造りはできないんですね。改めて酒造りについてじっくり学べました。
スーパーアークス パルプタウン
常磐公園へ行く途中に見つけたスーパーアークス。
見つけたからにはもちろん入るでしょう!
昨日入った「ベストプライス」と同じアークスグループなので、商品は被っていましたが、大型店なので品揃えはより充実しています。
今回は公園で食べるおやつを購入しました。
常磐公園
スーパーアークスからほど近い「チャージスポット」が設置されているヤマダ電機で充電器を借りて、次に向かうは常磐公園。
旭川はめちゃくちゃ暑いイメージだったので避けようと思っていたけど、8月15日の今日の最高気温は24度。風が爽やかで気持ちいいので散歩日和です。
常磐公園に着くなりトンビの声が聞こえてきました。
こんな大都会でトンビの声を聞くことってなかなかないんじゃないかなぁ。
公園内には他にもアカゲラやシジュウカラ、ムクドリなどがいるそうです。
旭川って都会の便利さと自然の豊かさが同時に味わえる素晴らしいところですね。
千鳥が池を周回していると、熊出没の看板が!
こんな都会にまで熊が迫っているなんて驚きです。
旭川市中央図書館
公園内には美術館や公会堂など屋内施設がいくつかあります。
そのうちの一つの中央図書館で夕方まで過ごさせていただきました。
こちらの図書館は、DVD やCD、マンガが充実しています。
閲覧スペースも十分すぎるほどあるので、遠慮なく長居させていただきました。
2階にはアイヌ関連書籍が並んでおり、博物館「網走監獄」の売店で興味を持った「ゴールデンカムイ」の解説本「アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」」を閲覧。
他にもアイヌの儀礼「イオマンテ(飼い熊の霊送り儀礼)」を準備から儀礼終了まで紹介された書籍で、カムイ(アイヌの神様)についてなど、北海道に来ると毎回気になるアイヌ文化について更に理解を深めました。
湯らん銭 旭川店
本日の入浴は、リーズナブルで広々とした家族風呂が評判の銭湯「湯らん銭 旭川店」です。
大浴場:大人/450円 小学生/140円 幼児/70円
家族風呂:大人/850円(60分) 小学生以下/無料 ※一人で利用の場合1,000円
※サウナ1室(予約可)/800円
小さいお子さんのいるファミリーにはピッタリですね。
入浴後に食堂で食べたイカげそ丼(390円)が絶品でした。
ここのところスーパー巡りばかりしていたので、揚げ立てが久しぶりで、衣がカリッ、中がフワッとした感覚に感激しました。
道の駅あさひかわ
銭湯の帰りに、お盆の混雑が予想される「道の駅あさひかわ」にダメ元で立ち寄ったところ、あれっ!と驚くくらい駐車場が空いていました。
過去に2回車中泊させていただいて、あまりの混み具合と暑さとカオスな雰囲気に、今回は出来るだけ避けようと思っていたのに、なんなんでしょう!
もしやと入り口を見ると、ゴミ箱がなくなっています。
なるほど。
富良野や美瑛がとにかくゴミの捨て処がないために、かつてゴミ箱の設置している「道の駅あさひかわ」はキャンパーにとって救世主のような存在でした。
コロナの影響なのかわかりませんが、かつての溢れんばかりのゴミ箱が撤去されてとてもスッキリした道の駅あさひかわ。
これでよかったのかもしれない。
そう思ったのは、売りっぱなしの観光地はゴミの責任を旭川に押し付ける形になっていたんじゃないかと思っていたからです。
本来なら商品を売っているお店でゴミを捨てられるようにするべきだと思います。
ゴミ箱撤去が原因なのか、ラベンダーの見頃が過ぎたからなのか分かりませんが、綺麗で静かなこの「道の駅あさひかわ」で今日は一泊させていただくことにしました。
こんなに快適なら今後も利用させてもらいたいなぁ。
というのも、「道の駅あさひかわ」の隣には我々の敬愛するコープさっぽろがある上に、徒歩圏にコインランドリーと図書館があり、今回見つけた「湯らん銭 旭川店」も遠くないからです。
また、川を隔てて歩いて10分ほどのところに「イオン旭川駅前店」があり、チャージスポットが何軒か入っているので、電源確保のためにもとても便利なのです。
「イオン旭川駅前店」はスーパーというよりデパートみたいにゴージャスですね。
明日は近辺をゆっくり散歩してみよう。
また新しい旭川が発見できそう。
(この旅は既に終了しており、振り返ってお届けしております)
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