2021年 北海道車中泊の旅 51日目 真夏の50日間放置の多肉植物とエコキュート復旧
50日間の北海道車中泊旅行から帰って来て、初の多肉パトロール。
2年前に35日間放置した折のジャングルの様子はこちら↓
雑草処理
ご近所の方に郵便受けの管理と8月に一度だけ多肉植物の水やりをお願いしておりました。
真夏の作業は熱中症の危険もあるので、地植えコーナーは放置してくださいとお願いしていたところ、際立つ雑草はちょくちょく抜いてくださっていたおかげで、帰宅後の雑草処理は思っていたよりもずっと早く済みました。
深謝!
放置していた多肉植物たち
出発前に鉢植えから地植えにしたオペルクリカリアのデカリーとアデニウムのソコトラナムが巨大化していたのが最大の衝撃でした。
コーデックスは冬の寒さにはめっぽう弱いのですが、葉っぱが青々している夏のうちは、直射日光にガンガン当てて雨晒しで良いとベテランタニラーの方から聞いていた通り、葉焼けするでもなく旺盛に育っておりました。
でもこんなに大きくなっちゃったら鉢上げが大変そう。どこまで根っこが張っているのか想像だに恐ろしい。
天に召された多肉たち
予想はしていましたが、やはり七福神、ルノディーンなどの斑入り種、冬型クラッスラがあの世に召されてしまいました。
ルノディーンについては前回鉢植えでダメにしていたので、今回は地植えにしたのですが、それでもダメでしたね。遮光は十分にしていたつもりなのですが、今年の長雨で蒸れてしまったのか、そもそも日本の夏の高温には耐えられないのか、なんとも分かりません。
七福神も地植えと鉢植えと両方ダメでした。地植えは近くに植えていたのに無事なものと駄目なものとに分かれました。何が原因か分かりませんが、保険株をあちこちに分散していたので全滅はまぬかれました。寒さには強いんですけどねぇ。
駄目になった多肉たちをわかる範囲でまとめました↓
・七福神
・ルノディーン
・ラウイ
・巴錦(クラッスラ)
・シルバースプリングタイム(クラッスラ)
・神童錦(クラッスラ)
・クライギー(セダム)
・ボルキー(リトープス)
エコキュート沸き上げ再開
7月の北海道出発前にタンクを空にしていったエコキュートは、帰宅したら暗くて屋外の作業が行えず、翌早朝に復旧。沸き上げに8時間を要しました。
夏料金に加え、夜間ではなく日中だったため、1番高い料金で沸き上げたことになります。その結果9月の電気料金が21,267円に! 予想よりも1万円近く超えたかも。こんなことならどんなに暗かろうと雨が降ろうと夜のうちに作業するべきだった。せっかく北海道で節約に励んでいたのが水の泡のよう。
旅行好きの方や、長期で家を空けるような方にはエコキュートはお勧め出来ません!
お土産
お世話になったご近所の方々や親族、友人に購入していたお土産があります。根室で買った花咲蟹の鉄砲汁の缶詰めです。
道東でしか採れない花咲蟹は、食べるところは少ないのですが、とても良い出汁が出るので、昔から地元の方には鉄砲汁にして親しまれてきました。
根室はキャンプ場がないので、調理が出来ず、せっかく鉄砲汁用の安い花咲蟹がスーパーで売られていても、指を加えて見ているだけでした。でも缶詰めなら日持ちするので安心して持ち帰れます。
味噌仕立ての鉄砲汁(4~6人分)には、2~3倍に薄めて、味噌を加えていただきます。缶には他にラーメン、カレーライス、パエリア、シチュー等いろいろな料理に使えると書いてありました。寒い季節を待ってお鍋にしても良いかも。
自宅用に「鮭とば」やおせんべいなども買いだめしてきたので、北海道の余韻をしばらく楽しめそうです。
あっという間になくなったりして…
2021年 北海道車中泊の旅 50日目 帰宅
道の駅 ウトナイ
早朝5時。
トイレに向かうとオレンジ色の朝陽がウトナイ湖方面に見えたので覗きに行くと、めんつるの湖面に朝陽が映る中、白鳥が1羽こちらに向かってゆっくりと進んでいます。
幻想的な風景にうっとりしながら水辺に更に近づくと、岸に2羽の白鳥が毛繕いしていました。
驚かせないようにそーっと近づくと知らん顔で毛繕いを続けています。
今朝の気温は11度。身体が冷える前に車に戻りました。
7時過ぎまで二度寝をして朝食を食べた後、もう一度ウトナイ湖を見に行くと、先ほどの白鳥2羽がまだ毛繕いしています。
まだやっとったんかい!
とコケていると、先ほどこちらに向かって泳いで来ていた1羽も岸に上がって毛繕いしています。
こんなにゆっくり見られるとなんだか有り難みが薄れるなぁ。
そういえばネットのクチコミでここの白鳥は人を怖がらないとありました。
また、かつて訪れたニュージーランドの公園にたむろしていた白鳥と黒鳥たちが、かなり太々しいというか、無警戒だった記憶を思い出し、ジリジリと近寄ってみました。
何度かこちらを見て「ククッ」と鳴きはするものの、またすぐ毛繕いを再開します。白鳥って人間なんて大した敵じゃないと思っているのかも知れません。
かなりの至近距離で声をかけながら撮影させてもらい、ウトナイ湖を後にしました。
なお、岸辺には犬並みの大きくて黒いウンコが散らばっているのでご注意下さい。水底の水草を泥ごと食べるので黒いそうです。
また、ウトナイ湖はラムサール条約の登録湿地で約250種を超える野鳥が生息しているのでいろんな鳥の鳴き声がします。
苫小牧銘菓 三星ウトナイ店
道の駅ウトナイの道路を挟んだ向かいに「三星ウトナイ店」があります。ハスカップジャムのロールケーキ「よいとまけ」が半世紀以上愛される苫小牧老舗のケーキさんです。
朝9時からオープンしており、イートインが出来るので朝食にお邪魔しました。ケーキからパン、焼き菓子まで商品のラインナップは豊富で、特にハスカップを使ったものが多く見受けられます。
本日はパンとケーキを無料のコーヒーでいただきました。
どれも大変美味しくいただきましたが、私は「カルデナルチョコレートケーキ」が一番感激しました。シロップが染み込んでズッシリ重いスポンジにチョコレートがコーティングされております。その上に乗っかっているバタークリームがまた懐かしい味で、小さい頃お誕生日になるとお婆ちゃんが買ってきてくれたケーキを思い出しました。
プルーンのような風味のハスカップのジャムパンも秀逸で、いかにも美容に良さそうな感じがしました。
他にもどこかで食べたことあるかも〜というようなパンやケーキに昭和の懐かしさを感じました。
お店を出ると、サービスエリアのような立派なトイレがあることに気付きました。フェリーターミナルに近いので、重宝されてるドライバーさんは多いんじゃないでしょうか。利益をこういった形で客に還元するこの姿勢が長年道民に愛される所以なのかもしれませんね。
小樽なると屋イオンモール苫小牧店
小樽のスーパーで購入した「小樽なると屋」の唐揚げが忘れられず、北海道最後の日は苫小牧で絶対食べるぞと決めていました。
イオンモールなのでてっきりフードコートと思いきやレストランでした。
そして唐揚げではなく、定番は「半身揚げ」ということで、「半身揚げ定食」と「唐揚げ定食」を注文しました。
運ばれてきた定食は、どちらも想像していたより大きく、普通メニューの写真より小さいことはよくありますが、小樽なると屋さんは逆なのです!
1つが一般的な唐揚げの2つ分に相当するような大きい唐揚げが5つも乗っかっています。これで1000円切ってるって安くない⁈
半身揚げもスーパーでよく見かけるサイズよりも一回り大きいような…。
驚きながら揚げたて熱々をいただきます。
カリカリや〜🐓
カリッと香ばしい衣にキュキュッと弾力抜群の鶏肉がたまりません! 特に半身揚げは皮のパリパリ感と素材がダイレクトに味わえる肉が、鶏を「喰らっている!」という気分にさせてくれます。
ワイルドに骨までしゃぶり大満足🦴
食べきれなかった唐揚げ2個は持ち帰り用の容器をもらい、フェリーでいただきました。
やっぱり来て良かったぁ💖
キラキラ公園駐車場
「苫小牧 車中泊」でググると出てくる「キラキラ公園駐車場」。
今回は「道の駅ウトナイ」に泊まりましたが、今後の参考にと寄ってみました。
初めに停めたのはセメント工場のある側。釣り人とトラックの出入りが多くて落ち着かなかったので、反対側の駐車場に移りました。
こちらの方が静かでしたが、船と同じロゴのトラックがたくさん停まっていたので、いざ船が到着した時にはひっきりなしにトラックの音が響きそうだなと思いました。
フェリーターミナルやスーパーの多い大通りに近いので、地理的には便利ですが、これなら道の駅の方が良いかも。湖や白鳥も見られるし。
なお、どちら側の駐車場もトイレはあります。道の駅に比べると古い印象。
コープさっぽろステイ店
じゅうばいっ、じゅうばいっ、ポイントじゅうばいっ コープは本日、ポイントサービスデイッ!
この音楽、好きです。つい身体をふりふりしてしまいます。
やっぱり〆はコープさっぽろでしょう。
本日のミッションは、以下の商品ゲットです。
1. ザッハトルテ(サイズ大)
2. 札幌パリのプリン
3. ひまつぶし本舗のバターせんべい
4. フェリー持ち込みの3食分の食糧
5. 保冷用の冷凍枝豆と保冷剤
1. ザッハトルテ(サイズ大)以外は全てゲット出来ました。
やはりザッハトルテは小さいサイズしかないかぁ。結局約7週間いた北海道車中泊旅行中、このコープさっぽろのザッハトルテの大サイズは2回しかお目にかかれませんでした。小じゃ全然足りないし、小に比べると大は断然お得なのです。コープさん、見つけたら絶対買いますから、どうか大きいサイズをもっと置いてください! 祈る想いを胸に最後のコープさっぽろを後にしました。
それでもなかなかやり切ったよ。うん、納得、納得。
苫小牧西港フェリーターミナル
乗船手続きを済ませ、待合室で出航時間までWi-Fiを使わせていただきながらゴールデンカムイの続きを読み耽ります。
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実はこの時点で座っていたのは、大洗行きの反対側の八戸行きの待合でした。
大洗行きと同じタイミングで乗船のアナウンスをされたので、危うく八戸行きに乗るところでした。しかも、いつもなら同乗者から乗船するのに、この日は車の方が先に乗船したので、もしや夫も間違って八戸行きに乗ってしまってないかと焦りました。
後で夫に聞いたら、乗る前にちゃんとチケットを確認されるので、間違いようがないのだと始めて聞かされました。
良かった。一旦車で乗船したら引き返せなさそうなので血の気が引きました。
そんなこんなでやっとこさ船の中で落ち合い、楽しみにしていた大浴場でのんびりさせてもらいました。
明日の午後には大洗です。暑さ、人込み、緊急事態宣言、そしてグルメと、苦難と楽しさがせめぎあった50日間の北海道車中泊の旅。
嗚呼お腹いっぱい。
来年はさすがにコロナは収まってるかな?
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2021年 北海道車中泊の旅 48日目 恵庭
道と川の駅 花ロードえにわ
拡張途中の「花の拠点(はなふる)」の一角を占める「道と川の駅 花ロードえにわ」。
恵庭産放牧豚『こな雪とんとん』をベースとした特製カレーが食べられます。
豚の放牧がなんでないのか不思議に思っていたのですが、恵庭では「えこりん村」というテーマパーク直営の牧場で本来の生態に近い自然環境で豚を育てているそうです。
豚というとどうしても狭いところにぎゅうぎゅうに詰め込まれている光景が目に浮かびます。日本でいったいどれくらい豚の放牧がなされているか知りませんが、北海道中廻っていても、臭いこそすれ豚が直接放牧されているところを見たことがなかったので、写真を見て驚きました。
農畜産物直売所 かのな(花野菜)
こちらの直売所は大変賑わっています。出すそばから売れるのか、午後になっても生産者の方が大根やトマトを並べていました。
野菜を中心にいろんな種類が並んでる中で気になったのはカボチャの品種の豊富さ。裏手のキッチンガーデンにもカボチャが可愛く飾られていました。恵庭はカボチャ推しなのね。
恵庭商工会議所のサイトを見ると、えびすかぼちゃは恵庭市の代表的な地場産品のひとつで、「恵庭のえびす」として全国的に人気のブランドだそうです。そういえば道の駅の中のパン屋さんで1番人気がカボチャのクリームパンだったかも。
急いで道の駅へ戻るとパン屋さんの他にもカボチャパイやカボチャのどら焼きが並んでいました。
そんな中から、えにパンの「かぼちゃプリンパン」(160円)と「えにどら」(194円)をチョイス。
えにパンの「かぼちゃプリンパン」は不意をつくような柔らかさで一口目はとにかくビックリ! 中からトロトロのカボチャクリームとメープルシロップが出てきます。美味しいのですが、出来ればカボチャのみで勝負して欲しかった。
「えにどら」は人気ナンバー1の札が貼ってあり、恵庭のお土産と言えば「えにどら」と書いてあったので購入。カボチャと小豆が合わさった餡が特徴です。こちらもカボチャオンリーで攻めて欲しかった。
自分好みでなかったのは残念でしたが、恵庭は苫小牧港に近いので、今度来た時はカボチャそのものを持ち帰って調理したいなと思いました。
花の拠点 はなふる
道の駅の裏手にある「花の拠点はなふる」。美しく整備された広大な敷地から漁川に抜けて、恵庭大橋ふもとの「季節の広場」を散策して道の駅に戻ると丁度良いお散歩コースになります。
明日はいよいよ帰りのフェリーです。
夕方の出発まで悔いなく喰い尽くせるよう全力で美味いものを漁りたいと思います💪
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2021年 北海道車中泊の旅 47日目 長沼
道の駅 マオイの丘公園
「道の駅サーモンパーク千歳」からアクセスしやすい道の駅を探して見つけた「道の駅 マオイの丘公園」。道の駅の名前しか意識しておらず、到着するまで長沼町だと気付きませんでした。
道の駅の前にズラーっと8軒並ぶ不思議な直売所が斬新です。どの直売所も地元のいろんな野菜がお手頃価格で近所なら買いたいものがたくさんありました。
レストラン かねひろ
昨日行った、千歳のホクレンショップのすぐ隣にスーパーがあり、ネットで「ファミリーショップわたせ」には「かねひろのジンギスカン」を買いに行きますとのクチコミがたくさんあったので、これか!と気になっていました。
長沼町に来たなら食べるしかないジンギスカン。昨日偶然目に付いたならご縁があるのだろうと長沼4大ジンギスカンの中から「レストラン かねひろ」をランチに選びました。道の駅からも近いので便利です。
平日の開店時間11時に合わせてお店に入りました。
今回注文したのは、ロースとラムの定食の大盛(+385円)。
食べ比べたところ、断然ラムが柔らかく臭みがなかったので、追加でもう1人前注文しました。タレ多めなのでご飯も進みます。
お腹が張り裂けそうになるくらいパンパンになって店を後にしました。
えにわ温泉ほのか
ジンギスカンを食べたら全身臭いが染み付いたので、温泉へ向かいます。
本日の車中泊先に近い「えにわ温泉ほのか」。3年前にも苫小牧港に帰る前に利用させていただきました。
https://yudokoro-honoka.jp/eniwa/
平日大人750円(湯着付)
土日祝は850円
濃い茶褐色のモール泉が内風呂と露天風呂にあり、他に塩泉もあります。
こちらは休憩室が充実しており、漫画がズラーっと並んでいたので、これ幸いとウポポイですっかりハマってしまった「ゴールデンカムイ」を読み耽りました。
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道と川の駅 花ロードえにわ
駅の中に入ると、3年前に来た時と変わっていて、流行りのキャンプグッズをインテリアに取り入れて随分オシャレ度がアップしています。
隣の農産物直売所もめちゃ綺麗になっており、お尻の割れた赤肉メロンが安くなっていたので、帰宅したら食べようと購入しました。
裏手の庭もパワーアップしています。
明日の散歩が楽しみ。
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2021年 北海道車中泊の旅 46日目 支笏湖 千歳市
支笏湖ビジターセンター
湖は朝が一番。風のない朝は湖面がツルツルで地上の景色を映すので、逆さ富士などが見られます。
白老町の「ポロトミンタラ」で朝6時前に目覚めたら風がピタッと止まっていました。ポロトミンタラから支笏湖ビジターセンターまで車で45分。
イケるかも!
急いで身支度を整えて、朝ごはんもお預けで支笏湖へ向かいました。
緊急事態宣言でビジターセンターは閉まっているものの、駐車場とトイレは開いていたので、車を停めて早速湖畔へ下りて行きました。
全然ダメじゃん👎
風はほとんどないのにかなり波が立っていて、逆さ恵庭岳も逆さ風不死岳も見えません。
また、日本で3番目に透明度が高い湖と期待して覗き込んだ湖底も浅過ぎてその凄さがイマイチ分からない。
ボートに乗れたら平均透明度30メートルという支笏湖の醍醐味が感じられたはずですが、残念ながら緊急事態宣言により乗れませんでした。
ビジターセンターから休暇村まで散歩をしていると、暑さからか朝早くにもかかわらず、虫もたくさん集って来ます。
今日は半日支笏湖で過ごすつもりだったのに…。
結局1時間ほどで支笏湖を後にして、本日車中泊予定の「道の駅サーモンパーク千歳」へ向かいました。
道の駅サーモンパーク千歳
千歳市の道の駅に到着して、まずは農産物直売所を覗こうと入り口に差し掛かったところで、
ドシャーンッ
派手な音に何事かと振り返ると、生産者の方が直売所に出荷するとうもろこしを、台車からコンテナ2台分落としてしまいました。
直売所には既にお客さんが入り始めています。ちょうど出くわした我々夫婦が拾うしかないと転がり出たとうもろこしをコンテナに戻します。
おじさんが並べながら戻しているのを見ながらこちらも向きを揃えて戻します。よく見ると札に「ミルキースイーツ」と印字されていました。
すると
「見たことない名前だろ?」とおっしゃるので頷くと、
「見たことないはずだ。生でも食べられるぞ」と言いながら袋に「ミルキースイーツ」を入れて、
「これ、ハネだけど出荷するのと変わらないくらいの大きさはあるから。ラップにくるんでレンジで3分チンしても旨いぞ!」と、
直売所の仲間に配る中からいくつか分けてくださいました。
ワオ!
ウポポイで学んだように良い事をしたからとうもろこしのカムイが恵んでくれたのかも!
「ありがとうございます!」
お礼を言うとおじさんはいそいそと中に入って行かれました。
生でも食べられるんだ!
以前、とうもろこし狩りに農家に遊びに行った時に採れたてのとうもろこしを食べて、あまりのみずみずしさと甘さに感動したことを思い出し、早速車に戻って皮をむいてガブリとかぶりついたところ、
❗️❗️❗️
甘い〜っ
名前の通りのミルキーな甘さに思わず叫んでしまいました。
練乳みたい
ミルキースイーツって新品種なのかなぁ。
先日ルスツで買って食べ比べた「お日さまコーン」も始めて食べましたが、次々と美味しいとうもろこしが生まれているんだなぁと、大のとうもろこし好きの私にとっては嬉しいサプライズでした。
袋には8本も入ってたので、その日のうちに残りの6本は塩茹でして、最後まで美味しくいただきました。
感謝感謝🌽
トイレがきれいランキング1位
北海道「道の駅」ランキング2019の「トイレがきれい」部門で3年連続1位のサーモンパーク千歳。
https://www.hkd.mlit.go.jp/ky/release/splaat000001yy4k-att/splaat000001yy9d.pdf
なるほど、中央の洗面台を個室と鏡が丸く囲うような構造で、使いやすく綺麗でした。
窓からの採光が明るい雰囲気を出しているのか居心地良く感じました。
今晩のおかず
今夜はホクレンショップ東郊店へお買い物。
「美唄やきとり」のコーナーが設けられており、気になったので購入。
旨いぞ、この焼鳥!
ネットで調べると美唄市の焼鳥は鶏の内蔵肉全てを1本の串に刺し、玉葱をはさむそうです。
確かにいろんな食感や味が串一本で味わえる面白い焼鳥です。
今回初めて知った美唄市。
美味しいものにありつけるならいつか是非訪れてみたいと思いました。
明日は近郊の道の駅を巡る予定です。
また美味しいものとの出逢いがあれば良いなぁ。
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2021年 北海道車中泊の旅 45日目 ウポポイ
ウポポイ(民族共生象徴空間)
緊急事態宣言を受けて
Webサイトには、令和3年8月27日から9月12日までの期間、北海道における緊急事態宣言が発令されたので臨時休業します、と掲載されていました。
また、すでに教育旅行等の予約が入っていることから、休業の開始は8月31日から、とも記載されています。更に、8月30日は定例の休業日とのこと。
ん? ということは、8月28日及び29日は開園ってことかな?なんともわかりづらい表記です。念のため昨日電話で確認をしたところ、やはり8月28日及び29日は開園でした。
予約をしていない我々は、せめて早く行かねばと開園20分前にウポポイゲートに着きました。
あれ? もしかして一番乗り? 我々夫婦以外、ゲートの入り口に来場者は見当たりません。すると、警備の方が開園15分前からチケット売り場に入れますと声をかけてくださり、今日は今のところどの時間帯も博物館の入場は可能ですと案内してくださいました。
良かった。博物館に入れる時間が午後ならそれまでどうしようか考えあぐねていたからです。緊急事態宣言が発令されたことにより、ガラガラなのか混雑するのか読めずにいたのですが、結局ガラガラの方だったみたいです。
昨夜ネットでウポポイの混雑についてリサーチしたところ、当日は園内に入れても博物館の予約が取れなかっただの、各施設のプログラムスケジュールが多すぎて上手く回れなかっただの、苦労の様子が見られたのに。
チケット販売開始の15分前になっても我々の他に1人だけしかいない状態。そしていざ開園という時間が迫るとポツリポツリと人が集まり始めました。
順路 どれが正解?
ウポポイは大きく分けて3つのエリアに分かれます。
① まず入ってすぐの「国立アイヌ民族博物館」やその正面の「チキサニ広場」のあるエリア。
② 博物館からポロト湖に向かって右奥のアイヌのお家(チセ)や工房のある「伝統的コタン」のエリア。
③ 逆サイドの「体験交流ホール」や「体験学習ホール」のあるエリア。
結論から言うと、もし「国立アイヌ民族博物館」の予約が朝イチで取れるようなら、上記①から③を数字の順に回るのが効率良いんじゃないかなと思いました。
※あくまで2021年の8月時点のタイムスケジュールに従って結論付けているので、来年がどうなるかは分かりません。
なぜなら、
①の「国立アイヌ民族博物館」のシアタープログラムでアイヌの歴史と文化を学んでからの方が、その後の展示物や体験プログラムの理解が深まりやすいからです。
②の「伝統的コタン」は、最終のプログラムが3時台を中心に終了します。
③の「体験交流ホール」のプログラムは②よりも遅くまで行われています。
タイムスケジュール
ウポポイは一般的な博物館と違い、モデルとなるコースや順路が示されていないので、自由度が高い分、自分でプログラムスケジュールを見ながら予定を組み立てないといけなくなっています。
要注意なのは、スケジュール表の赤い星印。土日祝及び夏休み期間(7月17日〜8月29日)が対象になります。この星印が付いた時間帯はそれ以外の平日や春秋は適応外です。星印の時だけ見られるプログラムがあったりするのでご留意ください。
また、①から③で行われるそれぞれのタイムスケジュールと組み合わせるのが難しく、どちらかを選ぶとどちらかはずっと先になり結局見逃すということも起きえます。我々も①と③のエリアを行ったり来たりしているうちに、②の「伝統的コタン」のプログラムを一部見逃してしまいました。
恐らく誰も完璧に回れる人はいないんではないでしょうか。これが来場者の不満になって終わるのか、リピーターになってくれるのか、今後が気になるところです。
整理券
プログラムによっては整理券の必要なものがあり、事前にゲットしておかなければなりません。施設の前で時間や整理券の有無をタイミング良く案内してくれます。この整理券は席が指定されており、会場に入ると誘導の方が案内してくれます。
①国立アイヌ民族博物館
シアタープログラム「アイヌの歴史と文化」(約20分)を見た後に展示室へ。料理や衣服、装飾品などを通してアイヌの生活や文化が紹介されています。
②伝統的コタン
アイヌの伝統的家屋「チセ」の並ぶエリア。中も見学できます。学芸員の方の知識が豊富で質問に丁寧に答えてくれます。屋外では仕掛け弓や丸木船の実演も観られます。
③体験交流ホール
こちらでは2つの短編アニメーションを観ました。最新技術で演出される映像に異空間を感じます。
また、伝統芸能上演プログラム「ウエカリ チセ」では色とりどりの伝統衣装を着た演者の歌や踊りなどが鑑賞できます。
ゴールデンカムイ
ここ何年か夫婦で北海道中を車中泊しながら廻りながらも、アイヌについてはさほど関心が高くありませんでした。
それが今回、博物館「網走監獄」を訪れたことをきっかけに、これまで全く漫画本を読まなかった夫が漫画「ゴールデンカムイ」を読み始めたことでウポポイへの興味が一気に広がりました。
ゴールデンカムイを読んでいると、自然にアイヌの料理や狩猟の手法などが学べます。
そしてウポポイでは実際にその料理や狩りの道具を見られるので更にワクワクするのです。
「学習」とか「民族共生」とか堅苦しい言葉はさておいて、ウポポイに来るならまずは「ゴールデンカムイ」を読んでみてはいかがでしょうか。
「スーパーくまがい」
ウポポイから帰ったらご飯です。海産物が新鮮と評判の「スーパーくまがい」にお邪魔しました。クチコミ通りの魚介類の豊富さにギラギラ目を輝かせながら見て廻ります。
どう考えても今晩は寿司だな。
値引きシールが貼られ始めた時間帯は争奪戦です。お肉コーナーをうろついているうちにあれよあれよとなくなる寿司に夫が早く〜っと急かします。慌てて確保した鰯の寿司と上にぎりをゲット。割引きになってても新鮮さを感じるくらいめちゃめちゃ美味しかったです。すみません、あの分厚い海老をお見せしたかったのですが、がっつき過ぎて写真忘れちゃいました。
本当なら併設されている食堂で海鮮丼を食べたかったのですが、あいにく午後3時までの営業で間に合いませんでした。次回への宿題です。
今日はクタクタ。よく眠れそう。明日は朝イチで支笏湖です。
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2021年 北海道車中泊の旅 44日目 登別
緊急事態宣言(8月27日〜9月12日)
「道の駅みたら室蘭」9時開館に合わせて次々と訪れる人たちが、入り口に貼られた臨時閉館のお知らせを見て帰って行きます。皆さん自粛生活に慣れてしまったのか、開館してるか確かめずに来られるみたいで、中には緊急事態宣言が始まったことすら知らないという方もいらっしゃいました。
確かに。
私もコロナのニュースはオリパラ同様お腹いっぱいで避けてきたところがあるので、メディアを通してというより、人づてにコロナの進捗を知ることが多くなっています。でも車中泊中ということになると、ある程度知っておかないと行く先々で施設の臨時休業にぶち当たりかねません。
これ以上北海道にいても不便な思いをするだけかなぁ。明日はウポポイに行きたいと思っていたのに。
登別温泉銭湯 夢元さぎり湯
マックスバリュー室蘭東店のイートインスペースで、電源とWi-Fiを拝借しながらランチを食べたあと、登別に向かいました。
450円という安さとクチコミ評価の高さにつられてお邪魔した「温泉銭湯夢元さぎり湯」。登別温泉街バスターミナルのほど近くにあります。
向かいの無料駐車場に停めて入ろうとすると、入り口横で可愛い鬼「湯かけ鬼蔵」がお出迎え。
1階の券売機でチケットを購入して地下の浴場へ降ります。
浴場に入ると硫黄の香りが漂います。100%源泉掛け流しのお湯が常に溢れる浴槽は、「一号乙泉」と書かれた硫黄泉と、「目の湯」と書かれたミョウバン泉の2種類あり、目の湯はさぎり湯さんでしか楽しむ事のできない 貴重な湯で、結膜炎などによく効くそうです。
その他、サウナとジャグジーがあり、このジャグジーが35度と体温並みのぬるさなので、2種類の温泉と交互に入ると長く楽しめました。
湯上がりは肌がしっとりして、硫黄の香りは翌日まで続く長さ。さすが登別温泉!と泉質の良さを実感出来ました。これで450円はお値打ちです。
ポロトミンタラ
ウポポイを目指して登別温泉から30分。白老観光協会が管理運営する「ポロトミンタラ」に今夜は車中泊させていただきます。
「ウポポイ(民族共生象徴空間)」まで歩いて数分のところにあるこの施設は、明日から緊急事態宣言ということで、お店や観光案内コーナーは閉まっているのですが、トイレは24時間使えます。
ウポポイのWebサイトを見ると、わかりづらいのですが、どうも明日は開館の様子。土曜日なので通常なら混んでそうですが、緊急事態宣言中に入ったことでキャンセルする人が多くなりガラガラになるのかしら? はたまた休園になる前に駆け込みで多くなるのか? また人数制限で待ち時間が増えるのか?
行ってみないと分からない。さて、どうなることやら。
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2021年 北海道車中泊の旅 43日目 室蘭市
昨日「道の駅だて歴史の杜」で見かけたポスター。そういえば「だて歴史文化ミュージアム」の壁面にも世界遺産に関するのぼりがあったかも。
北黄金貝塚
伊達市から室蘭市へ移動する途中ということもあり、立ち寄ってみました。
貝塚の入り口にある「北黄金貝塚情報センター」で概要を掴んでから、竪穴式住居や貝塚のある丘に登って行きます。お天気も良く青々とした芝生の中に点在する遺跡を巡りながらのお散歩は気持ち良かったです。
貝塚は2箇所あり、それぞれの説明を読むと作られた年代が違います。
B地点貝塚は6300年ほど前で、この時期は今よりも暖かい気候だったため、暖かい海に生息するハマグリの貝が発見されています。
対してA地点貝塚は5800年ほど前に作られ、この時期は温暖期が終わって今とほぼ同じ寒冷期に入ったため、牡蠣が生息できるようになり、貝殻が発見されています。
たった500年ほどで生息する生き物の種類が変わるほど気候変動があったことに驚きました。
そう考えると今起きている温暖化も人間が出すCO2が原因か疑わしく思えてきました。人類の歴史なんて地球の歴史に比べたらほんの一瞬ですから、まだまだ分からないことがたくさんあって当然ですよね。
道の駅みたら室蘭
白鳥大橋を渡ってたどり着いた「道の駅みたら室蘭」。ネットで見たよりも小さくて古く見えるのは私だけでしょうか?
道の駅 みたら室蘭(白鳥大橋記念館) | おっと!むろらん -[公式]室蘭観光情報サイト-
入り口には室蘭市の有料RVパーク実証事業のポスターがあり、2,000円でお隣の温泉施設のチケット1枚(630円相当)、バッテリー充電、ゴミ捨て可能を売りに1日2台限定で募集していました。
どうかなぁ。
私なら温泉チケット2枚付きで1,500円くらいだと検討の余地があるかなというところです。
「チャージスポット」がもっと普及したら電源を必要とする車中泊キャンパーは、冷蔵庫を使用している本格的なキャンパーでないと使わないように思います。
余計なお世話ですが、実証実験が好評でなければ勇気ある撤退も必要と思いました。大切な税金が財源ですからね。
さて、中に入ると右手に土産店、左手に室蘭名物の「カレーラーメン」と「焼き鳥(豚肉)」が食べられるレストランがあります。また、2階には白鳥大橋記念館があります。
イタンキ浜
道の駅の他にゆっくり出来るところはないかと検索して見つけた「イタンキ浜」。
ネットのクチコミではサーファーの写真と鳴き砂についてのコメントがあったので見に行きました。
砂浜越しに見える崖がカッコいい!
景色の良いサーフスポットです。
鳴き砂は場所によって鳴いたり鳴かなかったり。音がするというか踏んだ感触がキュキュッと感じるくらいです。
きらん・ブックパーク
室蘭市の生涯学習センター内に入っている図書館「きらん・ブックパーク」にお邪魔しました。
こちらには「キッズパーク」も併設されているので、子ども向けの図書が充実しています。
そしてなんといっても有り難いのは、カウンターで手続きするとPC持ち込み可能、電源およびWi-Fiが使える自習室があります。コロナによる制限なのか2時間の使用に限られていました。
その他、閲覧用のテーブルやソファも不足なくあり、幼児から高齢者まで皆さんくつろいでおられました。
むろらん温泉ゆらら
道の駅のすぐ隣にある温泉施設「むろらん温泉ゆらら」。
大人630円
11:00〜22:00
お湯は無色透明、匂いも癖もありません。
中温湯(40℃)、高温湯(42℃)、ジャグジー(39℃)、ジェット(39℃)、水風呂、露天風呂(41℃)と6ヶ所あります。
ここはなんといってもラーメン500円と食事が安い!
クチコミではソフトクリームがやたらデカいとありました。
明日からの緊急事態宣言中は夜は8時までの営業とのこと。
とうとう始まってしまったか。
明日からどうしよう。
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2021年 北海道車中泊の旅 42日目 伊達市
道の駅だて歴史の杜
夜中に吹き荒れていた暴風雨が、今朝は小雨に変わり、車の中でまったりしながら「道の駅だて歴史の杜」オープンを待ちます。
こちらの道の駅は、江戸時代の城塞のような広い「だて歴史の杜総合公園」内に、以下の立派な建物と共にズラーっと並んでいます。
だて歴史の杜カルチャーセンター
だて歴史文化ミュージアム
旧三戸部家住宅
観光物産館
体育館
図書館
総合公園遊技場
9時過ぎに中に入ると広い農産物直売所にお客さんがわんさか。皆さん真剣に野菜、果物、切り花などを選んでいます。観光客より地元の方のほうが多そう。
こちらは何が特産なのか分からないくらい多種多様な農産物が揃っており、他では見たことがないような珍しい野菜や果物を見ているだけで楽しめます。
情報コーナーを兼ねたフードコートには地元の回転焼きやさつま揚げ、パンのお店が並んでおり、飲食スペースもゆったりしています。
だて歴史文化ミュージアム
道の駅と同じ敷地内にある「宮尾登美子記念アートホール」が既に閉館されていると知らず赴き、スゴスゴとすぐ手前の博物館1階でくつろがせていただきました。
こちらには伊達市に関わる資料が読めるスペースがあり、自販機でコーヒーが買え、Wi-Fiまで整っているので、終日雨の予報の今日には最適のくつろぎスペースになりました。
人口4万人足らずの伊達市になんでこんな立派な施設がたくさんあるんだろうと気になり手に取った本が、伊達市教育委員会が発行した「北の大地と生きる〜海を渡った亘理伊達家家臣団」。
子どもが読みやすいように大きな文字で書かれているので、遅読の私でも3時間ほどで読み切れました。
伊達政宗の時代に遡って、伊達亘理家の人々がどのような経緯で北海道に移住することになったのか、またいかにして土地を切り開き今の伊達市に根付き発展してきたかがこの一冊で読み解けます。
新天地のために私財を投げ打って開拓と発展に努める主君に、信義を尽くす家臣とその家族たち。伊達市の先人たちの人と人との関わりを見ていると、共同体意識や高い志が、厳寒での開拓という困難を乗り越える上で非常に大切な鍵となっていたことが伺えます。
今だけ自分だけのお金に振り回される我々現代人は、果たしてアフターコロナを生き延びることが出来るのか、深く考えさせられる一冊となりました。
はらぺこ漁業部
Googleマップで周辺を探っていて見つけた食堂「はらぺこ漁業部」。
海産物だけではなく、ぶた汁も評判とクチコミを見てランチに赴きました。道民は「とんじる」ではなく「ぶたじる」と言うそうです。
私は「タラフライの甘酢添え」に味噌汁をプラス200円で小ぶた汁に替えてもらいました。夫は同じくタラのフライにチリとタルタルの2つのソースがかかった「タラチリタルタ定食」。
カリッフワッのタラフライにそれぞれのソースがよく合います。やっぱり揚げたては最高ですね。
また、定食にはタコとマグロの刺身が付いている上に、春雨の甘辛煮もご飯が進みます。
そしてぶた汁の具の多いこと多いこと! 塩分控えめの味噌汁に豚肉と根菜の味が溶け込んで、シメにご飯をぶっこむと最後の一粒まで美味しくいただけました。
もちろん、お腹は張り裂けそうなくらいパンパンです。
旭湯
本日のお風呂は「旭湯」さん。
大人450円
シャンプー石鹸の類はご持参ください。
こちらもクチコミで、古いながらも綺麗に清掃されていることと、昭和レトロな銭湯マニア必見の銭湯とあったのが気になりお邪魔しました。
衝撃レベルの昭和です。
昭和といっても40年代を通り越して、30年代、いや、開拓当初から営業なさっていたのかと思えるほどの古式ゆかしき銭湯です。
懐かしの森光子主演の「時間ですよ」をご覧になった方はご存知かと存じますが、こちらも中に入ると銭湯の主が中央の高座に座り、男女双方の脱衣所が見渡せる構造になっております(こちらは高齢の女性がご主人でした)。
ロッカーなどはもちろんなく、飴色に使いこなされた竹籠に荷物を載せます。
脱衣所から浴場まで何一つとってもどう使って良いのか頭を捻りながら挑む必要がありますが、キョロキョロしているとご主人がそっと教えてくださいます。
シャワーは当然固定式で、身体をぐるりと一周させて泡を落としたらいざ湯船へ。
浴場の中央にある楕円形の湯船に入ると、熱いこと熱いこと! そして深い!
シーンと肌に染み渡る熱さに瞬間芸のごとく脱出しました。
浴場を出て服を着ると、ネットで有料と確認していたドライヤーを探します。
そちらをどうぞと促されたドライヤーは、昔美容院でパーマをかける時に被せていたヘルメットのようなものがソファにくっついているタイプでした。
ひえーっ
さすがに怖くて使えません!
そして極め付けがお便所。
もうここからはお分かりですね?
なお、クチコミにあったとおり浴場も脱衣所もトイレも、一分の隙なくピカピカに清められておりました。
ここは銭湯博物館。
歴史と伝統を大切にする伊達市ならではの銭湯でした。
女将、天晴れ!
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2021年 北海道車中泊の旅 41日目 ルスツ→洞爺湖
昨日もそうでしたが、ここのところ週間天気予報で曇りとあっても結構日差しの強い日が多く、今朝も雲は多いながらもお日様が見えます。お陰で羊蹄山もニセコ連峰も綺麗な姿を拝めました。何度見ても気持ちの良いもんです。ご機嫌な気持ちで3日間お世話になった「道の駅ニセコビュープラザ」を後に出来ました。
- 道の駅 230ルスツ
- ルスツふるさと公園
- とうもろこし食べ比べ
- 洞爺湖は車中泊不可!
- とうや水の駅
- サイロ展望台
- 道の駅 豊浦
- 道の駅 そうべつ情報館i
- 洞爺湖園地
- 道の駅 だて歴史の杜
- 久しぶりのコープさっぽろで夕食
ルスツに向かう途中に再び真狩の「湧水の里」でたっぷり給水。ボトルから溢れた湧水が手にかかり続けると痛いくらい冷たい🧊 保冷剤替わりにペットボトルを冷蔵庫に詰めました。
道の駅 230ルスツ
こちらの農産物直売所では、羊蹄山の恵みの新鮮野菜がたくさん並ぶ中から、食べ比べに4種類のとうもろこしを購入しました。
屋外ではジャガイモ専門のキッチンカーが出店しており、皮付きフライドポテトとジャガバターをいただきました。バターや明太マヨのかかったジャガイモより、シンプルに塩胡椒のかかったフライドポテトの方が、より素材を味わえて美味しかったです。
ルスツふるさと公園
道の駅のすぐ裏にある「ルスツふるさと公園」。
素晴らしい景色を眺めながら車中泊出来ればと思っていたのですが、残念ながらコロナで炊事場とトイレが閉まっており、とうもろこしを塩茹でして食べたらすぐ退散となりました。
とうもろこし食べ比べ
植物はその年の雨量や日照時間、 土壌や肥料の使い方で出来が違ってくるので、 一概に食べ比べは出来ないのですが、 あくまでこの日に食べたとうもろこしを我々夫婦の好みに応じて比べてみました。
「道の駅230ルスツ」で食べ比べに購入したとうもろこしは以下の4種類です。
1. おひさまコーン
2. ホワイトレディ
3. ゴールドラッシュ
4. 恵味( めぐみ)
食べた順に感想を述べると、
1. おひさまコーン
4つのなかでは一番小さくて粒が不揃いに見えますが、 濃厚な風味としっかりとした甘さに感動。
2. ホワイトレディ
名前の通りここ数年流行りの白い身で、見た目に美しく爽やかな甘さですが、おひさまコーンを食べた後だと少し水っぽくて風味に欠けます。
3. ゴールドラッシュ
言わずと知れたゴールドラッシュは大きくて見事な黄金色。 粒も綺麗に揃っています。 全国の農家がこぞって栽培するはずです。甘くてみずみずしい、食べ慣れた味です。
4. 恵味( めぐみ)
ゴールドラッシュはみずみずしいけど尖った甘みに感じたのに比べ、恵味の甘さの方が丸みがあって豊かさを感じます。
結果
あくまで我々夫婦の好みですが、あえて順位を付けると、
1位 恵味( めぐみ)
2位 おひさまコーン
3位 ゴールドラッシュ
4位 ホワイトレディ
総評
どれも単体で食べたら間違いなく「旨い」 と叫んでると思いますが、 食べ比べると違いというか個性というか、 どれも同じものはありません。
今回は単に塩茹でしただけですが、品種によっては焼きのほうが向いていたり、醤油を付けて火で炙ったりしたほうが更に美味しかったりとかあるかもしれませんね。自宅だったら レンチンして冷やしてから食べています。 機会があればいろいろ試してみたいものです。
なお、「恵味」にはいろんな種類があり、「恵味」「恵味ゴールド」「恵味スター」「恵味スマイル」など、何種類も各地の道の駅で見かけました。今度は恵味シリーズ内で食べ比べも面白そうだなぁ。一度に全種類を見つけるのは困難かも知れませけど。
洞爺湖は車中泊不可!
事前に洞爺湖は車中泊が難しいとネットで見ていたのですが、キャンプ場でしか車中泊は出来ないことを確認するための探訪に終わってしまいました。
洞爺湖の至る所に、芝生越しに湖が迫る絶景の無料駐車場があります。
ですが、これでもかとキャンプや車中泊禁止の貼り紙や立て看板があり、景観を損ねております。よほどマナーの悪いキャンパーが街を悩ませた結果なんだろうと推察しますが、見ていて気分が盛り下がります。
もちろん有料のキャンプ場に行けば良い話なのですが、運悪く今夜から明日いっぱい雨の予報。雨と分かり切っていて有料のキャンプ場に入るくらいなら、景色を一通り眺めて今日のうちに退散した方が良いと判断しました。
とうや水の駅
ルスツから洞爺湖に来て間もなくのところにある「とうや水の駅」は、観光案内と農産物や土産物が置いている道の駅とほぼ同じ機能の施設です。
景色はというと、湖面と水平に見ると浮島が浮島なのか向こう岸なのかイマイチ分かりづらく、洞爺湖は上から見下ろすのが一番なのではないかと思いました。
サイロ展望台
ならばと登ってきた「サイロ展望台」。
正解です。
これなら浮島があるよねー、カルデラ湖だよねーと誰もが頷ける景色が拝めます。フォトスポットに適した工夫もなされており、観光客もこちらに集中しているように思いました。
すぐそばにはヘリコプタークルージングも。折良く飛び立つ姿が見られました。
道の駅 豊浦
サイロ展望台と逆サイドに向かう前に豊浦町の道の駅に立ち寄りました。
ボクシングは内藤大助選手の故郷らしいです。
道の駅 そうべつ情報館i
道の駅はジオパークになっており、火山噴火の様子を生々しく伝える展示が印象的でした。
街のすぐ裏で赤い肌を剥き出しにそびえ立つ昭和新山。
噴火は予知をして適切に非難すれば安全であることが「火山防火学び館」で示されていました。だから町民も活火山が真裏にあっても暮らし続けているんですね。
洞爺湖園地
夕暮れ間近に散策路のあちこちに鎮座しているオブジェに出くわすとビクッとしちゃいます。
覗き込んだ洞爺湖はビックリするくらい透明度が高く、ネットで調べたら2007年の理科年表では全国8位の透明度で、最新10.0mまで見えるそうです。
ちなみに2位が近隣の俱多楽湖、3位が支笏湖で、この辺りには透明度の高いカルデラ湖が集中していることが分かりました。
道の駅 だて歴史の杜
足寄町の道の駅で出会った室蘭の若者から、移住者に人気があると聞いていた伊達市。人口4万人足らずですが、立派な施設が立ち並び、生活にも便利そうなお店がたくさんありそうなので、終日雨の明日お邪魔するにはうってつけの街だと思いお邪魔させていただきました。
久しぶりのコープさっぽろで夕食
チャージスポットで充電器を借り、今夜からの雨に備えます。
明日の雨は大降りではなさそうなので、散策が楽しみです。
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2021年 北海道車中泊の旅 40日目 ニセコ③ キャンプ場
再び舞い戻った「道の駅ニセコビュープラザ」。
羽虫にたかられないよう今度は駐車場のど真ん中に停めました。
「石窯パンマルシェ HARU」でお得なモーニングセットとカンパーニュを、イートインスペースでいただきました。メロンパン、アンパン、塩パンのうちの一つとコーヒーがセットで190円。カンパーニュはスライスしてもらい、備え付けのオーブンで軽く温めました。
平日の朝一だからか我々しかおらず、フリーWiFiでゆっくりくつろがせてもらいました。
羊蹄山周辺の車中泊先
コロナの影響があるので今後も同じかどうか分かりませんが、羊蹄山周辺をいろいろ巡った結果、「道の駅ニセコビュープラザ」が最も便利で居心地が良いと感じました。
洗濯や買い物、チャージスポットはニセコから近い倶知安町で済ませられるし、「ニセコ湯めぐりパス」も使えます。
そしてなんといっても農産物が新鮮で美味しい。しかもお値頃価格!
またトイレも清潔で石鹸やペーパータオルをいつも切らさずに補充してくださっています。一生懸命に掃除とゴミの回収をしてくださっている方たちに心から感謝です。
ルスツにはまだ行っていないので分かりませんが、期待のリーズナブルな温泉がコロナで閉鎖となっています。また、倶知安町のような生活に便利なエリアからも少し距離があるので、やはりニセコかなぁと結論付け、しばらくの滞在を決めました。
そうとなれば今日は買い物に便利でチャージスポットのある倶知安町へ出向き、その近くの無料のキャンプ場で久しぶりの自炊と洗い物を済ませることにしました。
マックスバリュ倶知安店
チャージスポットで充電器を借り、ついでにお買い物。
探していた夫所望の「ミルクせんべい」がお安く買えました。ななつぼしのレンチンご飯やさつま揚げもリーズナブル。良いお買い物が出来ました。
ラッキー倶知安店
地元応援マークの付いた「ルスツ羊蹄ぶた」のバラ肉を購入。北海道車中泊旅行も大詰めに近づいて来たので、北海道でしか食べられなさそうな食材を食べ納めにしたいと選び、素材を味わうため塩胡椒のみのシンプルな味付けで美味しくいただきました。
旭ヶ丘キャンプ場
ラッキー倶知安店から車で数分のところにある「旭ヶ丘公園キャンプ場」。電源チャージ出来るまで昼食に利用させていただくことにしました^_^
駐車場から炊事場まで坂を上がらないといけないので、炊事場横のロータリーまで荷物だけ下ろしました。
日差しはきついとはいえ、木陰に入ると風が冷たくて気持ちいいです。また他のキャンパーたちとも適度な距離が保てるくらいに空いていて安心。林に囲まれているので虫は多種多様にいますが、この時はアブやブユには遭遇しませんでした。
Aマートニセコ店
お風呂の前にニセコ町役場から近いAマートを覗いて見ました。
入り口近くの割引きコーナーに半額の赤肉メロンを発見🍈 1000円→500円で購入。ちょうど良い食べ頃で夕飯がわりに夫と半分こ。大変美味しゅうございました。
曽我森林公園
ニセコ駅周辺を検索していると公園が近くにあるので行ってみました。ニセコ大橋という黄色い橋を渡ったら「曽我森林公園」という元キャンプ場の公園があります。
炊事場やトイレがあって便利なのですが、キャンプや火器使用は禁止です。でも駐車場でのんびりするには最適で、休憩してる車が何台かありました。
ニセコ駅前温泉 綺羅乃湯
先日偶数の日に入った時と違う奇数の日なので、今日は洋風は男性、和風は女性
でした。
生温い洋風の源泉掛け流しジャグジーも良かったですが、和風の檜風呂も雰囲気があって素敵です。露天風呂をゆっくり楽しんで本日はフィニッシュ。
ニセコもこれで3泊目。すっかりお世話になりました。感謝感謝。
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2021年 北海道車中泊の旅 39日目 京極・真狩
ふきだし公園
道の駅「名水の郷きょうごく」の裏手にあたる「ふきだし公園」は、あちこちに橋が架けられたフォトジェニックな景観で、カメラに自信のない私でも思わずバシャバシャ何ヵ所も撮ってしまいました。
湧水の名所なので当然池の水は透き通っていて光があたるとキラキラ煌めきます。鴨たちがしきりに潜って狩りをしたり、セキレイが気持ちよさそうに水面近くを飛んでいました。
こんなに気持ちの良い朝散歩は久しぶりぶりだなぁ。
羊蹄山の頂上部は雲で隠れていましたが、それでもまた来たいと思わせてくれる素敵な公園でした。
道の駅 名水の郷きょうごく
朝起きて気付いたのですが、歯磨きや洗顔をしないようトイレに貼り紙がありました。
道の駅では車のナンバーを監視している方が居て、ここまでコロナ対策に敏感な道の駅なら長居をする訳には行かないと思い、次に進むことにしました。
上湧別の時も思いましたが、小さな町だと感染者が出るとあっという間に医療の逼迫の恐れがあるのかも知れません。とはいえ道の駅はオープンしているので、微妙な匙加減が難しいところなのでしょうか。
去り際に市役所の前を通ると「食中毒警報発令中」とあり、一瞬血の気が引きました。もしやエキノコックス? 生水飲んじゃったよ!
後で北海道庁のWebサイトを見ると、以下のような条件で警報が発令されることを知りました。
《食中毒警報の発令基準》
1.日最高気温28℃以上が予想される場合
2.前2日間のそれぞれの日最低気温が20℃以上で、かつ、湿度が85%以上の場合
3.前2日間のそれぞれの日平均気温が23℃以上で、かつ、湿度が85%以上の場合
4.その他保健所長が特に必要と認める場合
令和3年度食中毒警報発令状況 - 保健福祉部健康安全局食品衛生課
なお、今のところお腹はピーピーになっていません。
道の駅 真狩フラワーセンター
百合根と細川たかし推しの道の駅です。細川たかしのステージ衣装がキンキラキンのラメラメで見応えありです。
直結の温室では、地元の高校が出荷している多肉植物が充実。カランコエは特にマニアックに取り揃えられていました。
カフェマッカリズムのソフトクリームも牛乳そのままの風味で美味でした。
湧水の里
こちらの方が京極の「ふきだし公園」よりも汲みやすく、並ぶ必要もありませんでした。「道の駅ニセコビュープラザ」からも車で10分足らずで行けるので、今後もニセコに来たら必ず立ち寄るスポットになると思います。
お隣の「真狩豆腐工房」ではお高いわぁと嘆きながら、「すごい豆腐」に稲荷寿司とザンギを購入。駐車場が混んでいて落ち着かなかったので、近くの羊蹄山自然公園で食べました。
稲荷寿司とザンギは普通に美味しかったのですが、塩を軽く振った「すごい豆腐」はグルメじゃない我々夫婦には凄さが分からず、1パックを持て余した挙句、味噌汁に入れてなんとか消化できました。
真狩河川公園
腹ごなしに来た道を少し引き返し「真狩河川公園」をお散歩。道の駅に続き細川たかし像に遭遇しました。きれいな川が流れる気持ちの良い散歩コースです。
こちらの川にはイワナの仲間である「オショロコマ」が生息しています。汚染された川では生きられず、準絶滅危惧種に指定されているそうです。このまま永遠に清流であり続けますように。
川沿いの紫陽花は8月下旬なのにまだ満開です。北海道の人にとって紫陽花って梅雨の花というよりは夏の花なんでしょうね。ひまわりや百合と同じ時期に咲いているのが不思議に見えます。
お散歩後はしばらく駐車場でくつろがせていただき、一昨日お邪魔した「道の駅ニセコビュープラザ」に引き返しました。
明日はフランスパンが美味しかった「石窯パンマルシェ HARU」のイートインスペースでまったり朝食を頂こうと思います。
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2021年 北海道車中泊の旅 38日目 ニセコ② 温泉
「道の駅ニセコビュープラザ」で朝起きたら大量の羽虫で車が覆われていました。他の車には付いてないところを見るとライトの下に停めたのがよくなかったみたいです。
石窯パンマルシェ HARU
朝8時オープンに合わせてコーヒーとプチトマトをスタンバイ。
高い!と憤慨してしまいましたが、いざ「はるゆたかブール」を口に入れるとひれ伏す旨さ。
もっちりとした歯応えに、何も付けずに食べれてしまう塩味と風味。あまりの香ばしさに、空になった袋に鼻を突っ込んでスーハーしてしまいました。
ツナとトマトも乗せて、コーヒーでフィニッシュ。素材と技術を考えると決して高くない素晴らしい朝食になりました。
有島記念館
道の駅に次々と車が入ってき始めたので、有島記念館に移動しました。
記念館の周辺から見る羊蹄山とニセコ連峰は、道の駅と違い電線の邪魔が入らないのでナチュラルな絶景が楽しめます。
朝早くだからなのか人もほとんど見受けられずお散歩に最適でした。
ただ、ガイドブックで見た記念館は手前の沼のような水面に逆さ羊蹄山が映って絵のような美しさだったのですが、実際に行ってみると、沼?はありませんでした。なんのこっちゃ。
ひらふ温泉
ここは日本じゃありません。
ニュースの特集や経済誌の記事で、中国やオーストラリアのマネーが雪崩れ込んできて、近頃はヨーロッパの超富裕層が投資を始めたとあり、外国のリゾートのようになっていることは知ってはいましたが、実際に街を訪れると、あちこちで建設ラッシュが起きており生々しい印象です。
お、お金の匂いがぁ…
あちこちの看板が英語で、日本人の我々の方が部外者のような気分になってしまい、なんとも落ち着きませんでした。
そんな中で異彩を放つのが「湯元ニセコプリンスホテルひらふ亭」。
しょ、昭和の匂いがぁ…
バブル時代のスキーブームの時にスキー場の開発と同時に建てられたのかな?「プリンス」だもんね。周りの出来たてほやほやホテル郡の中で一際年季の入っている「湯元ニセコプリンスホテルひらふ亭」。「ニセコ湯めぐりパス」で利用可能な温泉だったのと、すぐ近くの「ホテルニセコアルペン」がチャージスポットになっていたので来てみましたが、街の雰囲気に圧倒され「良い社会見学になったなぁ」と納得して退散してしまいました。
ニセコ昆布温泉
まだ午前10時過ぎだったので、ここで慌てて入らずともニセコ昆布温泉街も気になるしぃ、と思い移動してきました。
本日の入浴はガイドブックを見て気になっていた「ニセコ昆布温泉ホテル甘露の森」。向かいには同じく湯めぐりパスの青グループに属する「ワン・ニセコ・リゾート・タワーズ 」があります。
広い駐車場に木陰のスペースがあったので、オープンまで涼しく待たせていただきました。
フロントでは「甘露水」と呼ばれるニセコ連山の自然湧水が飲めます。戦後間もないころに御滞在された昭和天皇から「甘露」であるお言葉があったことから名づけられたそうです。
お湯はほんのり白濁、かすかに硫黄の匂いがします。昨日入った「ニセコ駅前温泉 綺羅乃湯」よりも少し熱め。
「温泉成分の中には、肌のコラーゲン生成を助け、肌をみずみずしくしてくれる効果のある、『メタケイ酸』を豊富に含んでおり、やわらかな感触に癒される『美人の湯』でございます。」(公式ウェブサイトより)
脱衣所には化粧水、乳液にクレンジングが揃っています。
道の駅 名水の郷きょうごく
本日のお泊まり先の「道の駅 名水の郷きょうごく」。湧水が汲めることで有名です。駐車場は道の駅だけでなく、給水専用の駐車場もあります。
道の駅の駐車場から階段を降りていくと、苔が美しい滝を臨むボードウォークの向こうに湧水口があります。
湧水口は3口あり、すごい勢いで出ているので防水の靴を履いていけば良かったと思いました。年間を通してほぼ6.5度とあるので、足にかかるとかなり冷たいです。
また、専用の駐車場からは坂を降りて行くことになるので、大きいタンクに汲む場合は台車などがあった方が良いです。駐車場向かいにある売店で台車が借りられますが、何も買わずに借りる訳にはいかないでしょうから、買う予定が無さそうならキャスター付きバッグでもリュックサックでも持って行くのがベターですね。
立て看板にはあくまでも生水ですので、煮沸してから飲みましょうと書かれています。煮沸してからだと美味しくなくなりそう。地元の方たちはどうしているのかしら?
明日は「ふきだし公園」を朝からゆっくり巡ろうと思います。
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2021年 北海道車中泊の旅 37日目 小樽〜ニセコ①
小樽の車中泊スポット
新日本海フェリーターミナルの駐車場で朝を迎えました。
こちらは舞鶴行きの小樽23:30発が最終便で、新潟発のフェリーが朝4:30に小樽に着くまでクローズしてしまいます(実際は23:30〜3:30までクローズ)。つまりその間トイレを我慢すれば車中泊が可能になります。
ただ朝の4時半にフェリーが着岸する音がなかなか響くので夫は耳栓をしても寝不足になってしまいました。
やっぱり有料の観光駐車場に泊まるべきだったかな。次回への課題となった小樽泊でした。
小樽観光
昼間の小樽観光は、目当ての「旧日本銀行小樽支店 金融資料館」が閉鎖していたため、ドライブしながら街並みを見物しました。
小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」:北海道小樽へようこそ!
フェリーターミナルからJR小樽駅まで行き、旧銀行などが立ち並ぶ「北のウォール街」を歴史的建造物を眺めながら南下し、北一硝子やルタオ本店が並ぶ「小樽堺町通り商店街」をゆっくり通り過ぎました。
20代や30代の若い頃なら一軒一軒舐めるように見て回っては自分や友人家族にお土産を買っていたところですが、五十路を目前に控えた今となっては、さーっと眺めるだけで十分。資本主義社会の劣等生がコロナ禍の観光業界を憂えるのもお門違いなのかも知れません。
小樽祝津パノラマ展望台
せっかくの晴天なので博物館やショップに入り浸るよりも「小樽祝津パノラマ展望台」で青い海のパノラマを眺めようと、「スーパーアークス長橋店」で仕入れた小樽グルメを買って向かいました。
週間天気予報では晴天が数日続いた後は1週間以上雨や曇りが続く予想で、スケジュール的に積丹ブルーは臨めそうもないので、せめてと思い「小樽祝津パノラマ展望台」を目指しました。
見事なブルーオーシャンです!
スパンと縦に切り分けられたような岸壁と砂浜が海の透き通るような青を引き立てます。
インスタ映え狙いの天使の羽が、毎年2月に産卵のため大挙して小樽沿岸に押し寄せるニシンで描かれています。
次々と若者たちが写真を撮る側で、「小樽なると屋のザンギ」にたこ入り「小樽揚げ」、「とろたく巻」に「つぶ五貫盛り」を平らげておりました。
「小樽なると屋のザンギ」は、キュキュッと歯応え抜群の大振りな鶏肉が絶妙な塩梅の衣で揚げられており、久々に美味しいザンギを食べたなぁと感嘆致しました。
ゆっくり海を眺めながらの小樽グルメを満喫して、次に向かうは羊蹄山。
晴れのうちに拝んでおかないと後の1週間は悪天候で「蝦夷富士」と呼ばれる美しい羊蹄山のお姿が見られないと、余市観光もそこそこに先を急ぎました。
コロナの影響でニッカウヰスキー北海道工場・余市蒸溜所の見学が出来なかったのもためらいなく先を急ぐ理由になりました。
本当なら「道の駅 スペース・アップルよいち」に一泊して「柿崎商店」の海鮮丼を食べたかったなぁ。
天気とコロナのダブルパンチならしょうがない。次回へのお楽しみに取っておくとしましょう。
道の駅ニセコビュープラザ
先を急いで良かった!
雲一つかからない羊蹄山をばっちり拝めました。
暑さと寝不足で朦朧としていた我々夫婦を圧倒的な存在感で魅了してくれます。
高橋牧場のソフトクリームも別海以来の美味さで更に二重丸◎
農産物直売所の新鮮野菜のお値ごろ価格に花丸です🌸
この日はとうもろこしに辛くないとうがらし「うまからナンバン」、オレンジ色のトマトを購入。なんばんはたまに辛いのに当たりますが、概ね辛すぎず美味しくいただけました。
ニセコ湯めぐりパス
事前にガイドブックで予習していた「ニセコ湯めぐりパス」。
道の駅の観光案内所でブルーカード、ベーシックカード、レッドカードの3種類あるうち赤シール2枚・青シール2枚付のベーシックカードを一冊購入しました。
赤グループは大人500〜600円、青グループは大人700円〜1200円の温泉施設になります。
ニセコ駅前温泉 綺羅乃湯
ニセコ湯めぐりパスの赤グループに属する「ニセコ駅前温泉 綺羅乃湯」は、ニセコ駅のすぐ向かいにあります。
大浴場は男女日替わりで洋風と和風の造りになっています。
奇数日 - 洋風は男性、和風は女性
偶数日 - 洋風は女性、和風は男性
少人数で入れるプライベート小浴場もあります(申し込みが必要です)。
ここはなんといってもジャグジーがぬるくてサイコー! 35〜37度なので体温と同じ。熱いお湯の後に入ると冷たく感じるレベルです。なが〜く入れて大満足でした。
明日はどこの温泉に入ろうかしら♨️
(この旅は既に終了しており、振り返ってお届けしております)
ランキングに参加しています。
ポチっとしていただけると励みになります。
2021年 北海道車中泊の旅 36日目 札幌・小樽
道の駅とうべつ
予報に反して夜が明けても雨の「道の駅とうべつ」。
駐車場が何やら騒がしくなってきました。農産物直売所「はなポッケ道の駅店」に出荷中の生産者さんたちの話し声がします。
とうもろこしの売れ行きが好調なようで、やる気みなぎる生産者さんのお話を聞くとこちらもムズムズしてきます。
開店と同時に直売所へ入ると、ズラリと並ぶ農産物の立派なこと!
メロン、トマト、パプリカにとうもろこし。多種多様な野菜や果物がお値頃価格で並んでいます。
「恵味ゴールド」というとうもろこしと、「リトルジェム」というミニトマトを購入しました。
恵味ゴールド、めちゃ甘いです。
お菓子級の甘さ!
夫と半分こじゃなくて丸々一本食べればよかったな。
北海道大学
本日は札幌経由で小樽に入ります。
都会は苦手なものの、せっかくの札幌なので、銀杏並木や学生食堂が気になっていた北海道大学へ行きました。
駐車場は正門近くの有料駐車場に停めて歩いて入ります。
並木通りを歩いて突き当たってほどなくのところにセイコーマートがあります。
お馴染みのオレンジカラーではなく、ガラス張りで屋上がテラスになっていてオシャレ! キャンパス内の景観に合わせているのでしょうか。
そして学生だけでなく観光客にも人気の食堂も同じ通りにあります。
コロナの影響で、購買店やパン屋さんは閉鎖されており、1階の食堂のみの営業になっていました。
夫は濃厚煮干しラーメン、私は冷やし坦々麺にモロヘイヤとオクラのお浸しを選びました。
煮干しラーメンはその名のとおり煮干しの風味濃厚なスープで、油分が少なくてヘルシーな印象でした。冷やし坦々麺は、ややちぢれた中太麺がコシがあって凄く美味しかったです。お浸しは関西風味が好きな私にはちょうど良い塩梅の薄味でした。一人当たりほぼワンコインでこの満足度。学生さんたちが羨ましい。
総合博物館は骨董品レベルの古くて立派な建物で、1階から3階までの常設展示では、各学部がどういった研究をしてきたか伺える内容で、3階では古代生物の骨格標本やマンモスの再現が見られます。
こんな大都会の真ん中とは思えないゆったりとしたキャンパスは居心地が良くて、もっとゆっくりしたかったのですが、駐車料金が気になって2時間ほどで退散しました。
さっぽろ羊ヶ丘展望台
小樽運河の夜散歩に合わせて、夕方までのんびりしようと訪れた「さっぽろ羊ヶ丘展望台」。
広い丘のてっぺんに観光施設がぎゅっと詰まっており、散歩というより写真撮影や食事、買い物がメインの観光スポットです。
平日にも関わらず、クラーク博士は人気者で行列が絶えず、若い観光客の皆さんは像の前でポーズを決めて撮影していました。
さて、下戸の我々夫婦は夜の札幌に用事はなく、あと数日続く晴れを有効活用するために小樽に向かい、夜の運河を散歩しようと思います。
小樽の憂鬱
20年以上前に訪れた時の夜の運河は賑やかで、観光地そのものだったのが、とても同じ街とは思えないほど閑散としています。
小樽運河に着くと観光船の最終便がちょうど着岸したところで、ゾロゾロと乗客が降りた後はますます寂しい様相になりました。
完全に眠ってしまった街を少しだけ散歩。
浅草橋に絵描きさんかな?声をかけて来られましたが、とても描いてもらう雰囲気ではありません。
人力車のお兄さんも途方に暮れています。
本当にこんなことで良いのでしょうか?
自分が自由に遊びたいから言うわけではありませんが、コロナ収束後の観光業界は取り返しのつかないことになってしまうんじゃないかと心配になります。
完全に消失したものを復活させるのは、縮小したものを再拡大させるよりも、経済面だけでなく、技術面や文化的側面から考えてもとてもコストがかかります。
また一から復活させるには相当な情熱と勇気が必要でしょうね。
(この旅は既に終了しており、振り返ってお届けしております)
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