あしたも日曜日

~40代セミリタイア夫婦のシンプルライフ~

ビニールハウスが欲しい! その2

ビニールハウスを建てるにあたって、我が家の庭は、広さに問題はないのですが、構造に難があります。というのも、家屋から門扉まで傾斜があり、なおかつコンクリートで床面を塗り固めており、植栽できるスペースが限られているからです。


植栽できるスペースは軽自動車一台分くらいあり、一見小型のビニールハウスなら建てられそうに思えるのですが、土がふかふか過ぎてかなり深く杭を打っても、台風でたやすく吹き飛ばされてしまいそうなのです。


どうしたものか。


ビニールハウスでの園芸については、いろんな方がSNSやブログなどで、台風の被害状況を公開されていますが、吹き飛ばされたビニールや鉢のホラー画像を見るにつけ、怖気づいてしまう私。


どこまで頑丈なハウスなら耐えられるのか。


毎年『記録的な』と表される異常気象。台風にしても、暑さ寒さにしても、これまで経験したことのないような厳しさに、ナーセリーや愛好家の方たちが悲鳴を上げています。

完璧などありえない。できる限りのことをして、あとは出たとこ勝負ということか。


ふかふかのレイズベッドにビニールハウス設置は、さすがに無謀と思い、まず試してみようと思ったのが、夫が提案した『おてがる君』の活用です。


よく畑で見かけるかまぼこ型の低いビニールカバー。農業用ではなく、お手軽に園芸用として活用できるキットを購入しました。


多肉植物・サボテンは、蒸れに弱いので、みっちり締め切ってしまうと、暑い時期はあっという間に高温と湿気で死んでしまいます。なので、日ごろは雨がかからない程度にかぶせて、極力風通しを確保する形でかぶせ、台風の時だけ締め切って吹き飛ばされないよう養生しようという算段です。


岩とはいかないまでも、大きめの石を配置するなどして、野性味あふれるロックドライガーデンを目指していたはずが、生きるか死ぬかの瀬戸際で、一直線のかまぼこ型ミニビニールハウスが並ぶお庭に変わってしまいました。


仕方ない。見た目や世間体より、多肉たちの命が優先。

こうしてハードコアな(奇特な?)愛好家として一歩前に踏み込んでしまいました。


つづく

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