あしたも日曜日

~40代セミリタイア夫婦のシンプルライフ~

金環ソテツの紅葉

昨年秋、サボテン・多肉植物のセリ会で入手した「金環ソテツ」。
f:id:asunichi:20191022102645j:image
私が時々訪れる関東のセリ会ではソテツやバナナの苗などサボテン以外のものも出品されることがあります。
 
多肉植物とは勝手が違うので、出品者の方に管理の仕方を伺ったところ、
  • 2月ころに葉をすべてカットする。
  • 冬は袋をかぶせて休眠させ、水は絶対にあげない。
  • 桜が終わったら外に出して良い。
と言われました。
 
日本では奄美大島が自生地として有名です。
九州の南端に生息するので冬の耐寒温度は5℃くらい。
私の住む街だと11月中旬から12月初旬には初霜が降りていると思うので、そのころには袋を被せてあげたいところ。
出品者の方は保温性が高いということで紙の米袋を被せているそうです。
 
でも2月に葉をカットするとなると袋を被せにくい。
前回はいつまでも葉が枯れなかったので、袋を被せず玄関に入れて3月くらいに葉をカットしたところ、ゴールデンウイーク辺りまで新葉が出ずに焦りました。
家の中が温かかったので、ちゃんと休眠できたのか不安になりつつも、6月に入ったころにようやく新葉が出始めホッとしました。
今は葉のふちが「金環ソテツ」の名の通り金色に紅葉して見ごろになっています。
葉は、ネットの情報などを見ていると3分の1ほどカットすると書いていますが、出品者の方いわく、完全にカットしてしまったほうが、新葉と古葉が混在して不格好にならないので良いとのことでした。
 
そして、温かくなるころに休眠から目を覚ますことになるのですが、3月中旬になると陽気が気持ちよくなるのでついつい外に出してしまいたいところですが、4月、5月はまだまだ霜に襲われることがあるので要注意です。
我が家でも春がうれしくて今年の3月に外に出した多肉植物が霜にあたっていくつか弱ってしまいました。
 
「八十八夜の別れ霜」「九十九夜の泣き霜」ということわざをご存じですか?
 
「八十八夜の別れ霜」は、立春から数えて八十八夜(5月2日(年によって変わります))に霜が降りること。
「九十九夜の泣き霜」は、立春から数えて九十九夜(更に11日後の5月13日)に霜が降りること。
 
今年のゴールデンウイークも確かに寒い日がありました。
昔の人は長年の農業の経験から初霜と最後の霜の時期には精通していて、こういったことわざを作って伝えてきたんでしょうね。
でも「100年に一度の異常気象」なんて言葉が頻繁にささやかれる昨今は、これまで使われてきたことわざでさえも頼り切ってはいけないような気がします。
天気予報もパーフェクトとは言い難く、いったい何を信じて行動すればよいのか分かりません。
プロの農家の人でさえ予測しきれないのに、ド素人の私が判るはずもないのですが、ある程度は「出たとこ勝負」と思いながら園芸を楽しむ姿勢を持っておかないといけないのかもしれませんね。
 

 ポチっとしていただけると励みになります

にほんブログ村 花・園芸ブログ 多肉植物へ
にほんブログ村