2021年 北海道車中泊の旅 11日目 釧路湿原
釧路河畔駐車場で霧の朝を迎えました。
コロナでシャワー使用不可の達古武オートキャンプ場
さて、今日泊まる予定のキャンプ場は、釧路湿原東側の達古武湖畔にある「達古武オートキャンプ場」です。
コロナの影響で事前に予約が必要か、北海道釧路町観光ポータルサイトで確認したところ、大丈夫そうだったのですが、ここまでの旅でいろいろ予定外のことが起きていたので、少し用心深くネットで調べていたところ、なんとシャワーが使えなくなっているとのカキコミを発見!
キャンプ地に電話して、コロナで何か利用制限はないか伺ったところ、特にありませんと言われたのですが、カキコミにあったシャワーについて聞くと、使用不可とのことでした。
危なかった
「達古武オートキャンプ場」の近くには日帰り入浴施設がないので、シャワーが使えるか否かは非常に重要なチェック要素です。
北海道釧路町観光ポータルサイトにはシャワー使用不可について記載がなかったので、気づかずに行って苦労する人もいると思います。
今後のキャンプ場巡りも気を引き締めて事前確認をせねばと肝に銘じました。
ということで、今回の釧路湿原は日帰りとなりました。
細岡展望台
3年前に1度訪れているので、巡った展望台は2箇所。細岡展望台とサルボ展望台。
細岡展望台は駐車場から坂道を10分以上歩くことになります。
暑かったので、着いた頃には薄っすら汗が。
しかし展望台からの眺めは雄大で、3年前の記憶が蘇ります。
まるでサバンナのようで、像やキリンがのっそり歩いていても不思議がない光景です。
前回みたいにもうちょっと晴れていたらなぁ。自然なので毎回ベストコンディションで見られるわけではないですよね。
駐車場へ戻る途中、階段を見つけ登ってみると、東屋のようになっていたので、コープさっぽろで買ってきたお惣菜とおにぎりでランチと致しました。
コープのお惣菜は今のところハズレ無しです。
「お肉屋さんのお惣菜コーナー」とお「魚屋さんのお惣菜コーナー」が秀逸です。
数日前に食べたお肉屋さんのコーナーの牛肉のサガリが美味しかったので、今回もお肉屋さんのシリーズを物色。鶏皮の唐揚げを選びます。
その他、3種の貝づくし弁当に黒胡麻のおむすびとプチトマトを購入。どれも大変美味しゅうございました。
細岡展望台からの帰り道、なにやら駐車場が見えます。
入ってみるとカヌーポートでした。
ここからだと釧路川が目の前で、まるでカヌーに乗っているかのような水面に近い目線で川を臨めます。
木陰が気持ち良かったので、しばらくチェアーを出して水面を眺めていました。
サルボ展望台
お次は「サルボ展望台」。
こちらも駐車場から結構な距離のキツめの坂を登ることになります。
苦労して登った割にはショボい景色にがっくり。もう来ないかも。
でも細岡展望台からサルボ展望台へ行く途中の道は、釧路湿原を横目に走る素敵なドライブコースになっています。
そしてなんと鹿1頭が塘路湖を歩いて横切っているではありませんか!
鹿って水は怖くないのね。
湖は鹿の足の付け根あたりまでの浅さなので、水辺ではなく沖の方まで悠々と歩く姿はメルヘンチックで不思議な光景でした。
展望台はがっくりでしたが、2匹の子ギツネも道端で見られて、ナイスなドライブになり、結果オーライな感じでした。
岩保木水門
釧路市内に戻る途中、岩保木水門(いわぼっきすいもん)に立ち寄りました。
こちらも3年前に訪れています。
釧路湿原の中を車で入っていける貴重なスポットで、川の辺りで釣りを楽しむ人達が楽しそうにたむろしておりました。
車を停めて、ふと小高いところに建つ木造の建物を仰ぎ見ると、猛禽類と思しき鳥が屋根の橋にオブジェのごとく留まっています。
そーっと近寄ってみたつもりですが、近寄るこちらからずっと目を離さず、近寄りきれないうちに飛んで行ってしまいました。
屋根に留まる姿はそんなに大きく見えなかったのですが、羽を広げると明らかに猛禽類と分かる大きさでした。
さすが国立公園は野生動物の宝庫ですね。釧路市街地からは車で1時間弱なのに生息する生き物がまるで違います。
シャワーが使えないことから達古武オートキャンプ場から急遽変更となったお泊まり先の来止臥野営場は昆布森にあります。
向かう途中の「天然温泉 大喜湯 春採店」で入浴し、「コープさっぽろ春採店」で夕食と明日の朝食を買って釧路の街を出ました。
来止臥野営場
昆布森の入り口付近でようこそと言わんばかりに雄鹿がお出迎え。
そして狭い砂利道を抜けて来止臥野営場に到着。
崖の上の野営場。
あるのは海ばかり。
北海道に来てからお昼寝も出来ずにあちこち走り回っていたので、いかにも昼寝や読書に適したこの環境に心底ホッとしました。
思いのほか炊事場もトイレ(女性用は洋式和式一台ずつ)も東屋も綺麗で更に安心。
なお、トイレットペーパーは備え付けられてないので、自宅から持ってきた紙を都度持ち込みました。
4連休の最終日とあってキャンパーはそれなりにいましたが、お互い丁度良い距離を保って寝城を構えています。
崖の斜面には黄色い花が満開を迎えており、下を覗くと小さく砂浜になっています。
すると声をかけて下さった地元のキャンパーに「鹿がいますよ。この辺ではよく見る光景です」と教えていただきました。
ホントだ!
砂の色と同化して気づかなかったのですが、よく見ると5頭ほど海岸にいます。
海と鹿。
イメージがあまり繋がらない組み合わせに驚きました。
塩を舐めに来ているそうです。
海岸に続く斜面にも他に5,6頭いて、なかなかの大所帯です。
いいところに来たなぁ。
朝夕はほぼ毎日霧を被っているこの地域らしく、涼しいを通り越して少し寒いです。
今回の旅で初めて虫除けではなく、寒さで上着を羽織りました。
虫よりも寒さの方が100倍良いです!
人一倍ブユに噛まれ易い私にはオアシスだわ。
今夜こそぐっすり眠れそう。
明日はなんにもしないで一日中ボーッとしていたい。
(この旅は既に終了しており、振り返ってお届けしております)
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