2019北海道車中泊の旅10日目午前【礼文島① 3つの岩】
ハートランドフェリー
早朝6:30の便にもかかわらず、チェックインカウンターは行列が出来ていました。土曜日なので、特に混んでいるのかも知れません。
乗船口に早めに並んでおき、乗船が始まるや常連ぽいソロの乗客についていく形で2等席の雑魚寝部屋に直行。落ち着けそうなポジションを確保して、船酔いする夫を寝かせました。
生憎の曇りなので外の景色は楽しめないものの、テレビを見ながら退屈することもなく約2時間の航行は終了。
いよいよこの旅のメインイベント、最果ての島、礼文島への上陸です。
最初に向かったのは、島の南東に並ぶ3つの岩々。
岩巡り
1.地蔵岩
先ずは地蔵岩。高さ50メートルの縦長い岩が海岸に切り立っており、迫力満点でした。落石注意のため、途中までしか近づけず、パンフレットで観るような角度からは臨めません。そのため特長ある岩と岩の隙間は見られませんでしたが、映画『北のカナリアたち』では確認済みだったので、全貌を想像しながら楽しみました。
2・猫岩
お次は、猫岩。「桃台猫台」という可愛らしいネーミングの展望台から見られます。よくある名前負けのなんだか分からない岩ではなく、誰が見ても後ろ姿の猫だと分かる面白い岩でした。パンフレットによっては後ろ姿ではなく、猫の顔と書かれていましたが、私がパッと見た印象は後ろ姿でした。
3.桃岩
そして、同じ展望台から見えるはずの桃岩は、生憎の霧で、下半分も見えず、後日に持ち越しとなりました。
ちなみにこの展望台の駐車場のトイレには、桃の香りの芳香剤が置かれていました。芸が細かい!
桃岩荘
この展望台からは猫岩を覗いて左手のところに赤い屋根のお家が見えます。
辺りの壮大な景色の中に妙にハマっていて、ジオラマを見ているようで可愛い!
ここは知る人ぞ知る礼文島のハードコアスポット、ユースホステル「桃岩荘」。
事前に購入していたガイドブック地球の歩き方JAPAN『利尻 礼文』には「時代を超えて受け継がれる伝説のユースホステル」と紹介されておりました。
築約140年超の元ニシン番屋を約50年前に改装し開業したこのユースホステルで、夜な夜な開かれる「ミーティング」の虜になった宿泊客がリピーターになるという、なにやら怪しげなお話です。北の果てに他では味わえないディープスポットがあると聞くとロマンが湧きますね。ご興味ある方は是非、訪れてみてください。
午前中は深い霧で不完全燃焼のまま、島の南端付近を一旦退場し、本日のお泊まりポイントである久種湖畔キャンプ場へ向かうべく北上しました。
2019北海道車中泊の旅10日目午後【礼文島② お魚天国】に続く
(この旅は既に終了しており、振り返ってお届けしております)