2021年 北海道車中泊の旅 35日目 石狩②
道の駅石狩「あいろーど厚田」で目覚めた朝は、お約束通りの雨。
身支度を整えて早々にチャージスポットのある石狩市街地へ向けて出発します。
コープさっぽろ石狩店
チャージスポットのヤマダ電機開店まで1時間あるので、コープさっぽろ石狩店で朝食をいただきました。
気になっていた「北海道で一等うまいソース焼きそば」と、お気に入りのふにゃふにゃシューのシュークリームを購入。
夫の反応はイマイチでしたが、ツンと刺激のあるこの甘酸っぱい焼きそばソース、好きです! 肉や野菜も過不足なく入っています。
こちらのイートインスペースは、これまで見てきたコープさっぽろの中で一番充実しています。
WiFiの使える電源付きカウンタースペースに、ウォーターサーバー。
キッズスペースもやたら広い!
ただコロナ禍においては30分を超える滞在はご遠慮くださいとありました。
同じ敷地内にはお馴染みのコープドラッグが充実の規模で入っており、100均やレフボン(ベーカリー)もあります。
ビッグハウス花川店
入り口に図書館の返却ボックスがあります。珍しいかも?便利ですね。
ビッグハウスはこれまであちこちに見かけてはきましたが、入らず仕舞いでした。どこか侮っていたのかもしれません。なんでだろう?!と反省レベルの充実ぶり。
アークスグループ傘下の更に株式会社ラルズ傘下にあたります。
礼文産のホッケが安い! 2年前に礼文島で食べたホッケのちゃんちゃん焼きを思い出します。
本州ではあまり見かけませんが、ニシンの丸焼きや丸干しなんてのもありました。北海道では当たり前なのかな?
つぶ貝もお手頃。
こちらではランチに500円均一のピザの中からパストラミバジルピッツァと副菜の3種盛り合わせを購入。美味しゅうございました。
石狩市図書館
終日雨の本日は、雨の日の定番スポット、図書館にお世話になろうと思っていたところ、コロナ感染防止のため1時間以上の滞在は不可になっていました。
パソコンを持ち込んでWiFiに繋げられる有り難い施設なのに残念でした。コロナが収束した時のための下見をしたつもりで早々に退散。
こうなると公共施設はどこも期待出来ないので、開き直って温泉でゆ〜っくり過ごすことにしました。
番屋の湯
源泉100%茶褐色の天然温泉。
中庭にはカピバラの湯姫(ゆき)ちゃんがお湯に浸かってお出迎え。
スーパー銭湯並みの設備に天然温泉で大人650円はかなり良心的な料金設定です。
広々とした露天風呂はほどよく温めでゆっくり入れます。大浴場も高温風呂と低温風呂が選べるので、熱いお風呂が苦手な方にはおすすめです。
また、女性には嬉しいことに脱衣所の洗面とは別にドレッサールームが利用出来ます。
そしてこの日はワンコインディナーの日と名打って3種の丼物メニューが500円でいただけました。
雨の日のお籠り施設にうってつけの温泉「番屋の湯」。お世話になりました。
コープさっぽろあいの里店
午後6時半にはもう半額祭りが始まっていました。
7時半でもまだ半額になってなかった昨日の石狩店と大違いです。
しかも商品がかなり余ってる!
なぜ?
東光ストアー
謎が解けました。
今回の北海道車中泊旅で初お目見えのスーパーがすぐ隣にあります。
こちらも半額祭りになっていました。要するに競争があると値下げせざるを得ないのかもしれません。
「札幌パリ」のベーカリーや「六花亭」も入っています。
また、久々にお値頃の花咲カニを見つけました。
北海道では真向かいや真隣で競走するスーパーマーケットをよく見かけます。
関西風に表現するならば、「えげつない」出店の仕方です。
関東ならば差し詰め家電量販店の対抗価格を出し合う競争に近い感じです。
激しいなぁ。
これまでにも割引きシールを持った店員に、予めキープしていた惣菜を差し向けてシール貼付をねだるオジサンや若い女の子を見かけました。
なかなか直截的な行動に驚かされますが、あちこち回ってきてこれが北海道スタンダードなんだなと実感しました。
負けないもん!と最初は鼻息荒く対抗していましたが、年季が違えばなかなか追いつかなくて当然です。ここであまり腕を磨き過ぎると、帰宅してからの修正が難しくなりそうなので、ほどほどにしようと思います。
北欧の風「道の駅とうべつ」
札幌都心部に最も近くて、2017年9月にオープンした比較的新しい道の駅になります。
閉店後に着いたので詳細は明日確認しますが、とりあえずトイレはシュールなくらい美しいです。
駐車場は傾斜のあるところばかりで場所選びに少し迷いましたが、寝られないレベルの傾きではありません。
あとは静かさがどれだけ保たれるのか?
寝てみないとわかりませんねぇ。
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2021年 北海道車中泊の旅 34日目 石狩①
「道の駅るもい」を出て20分ほど南下すると増毛町に入ります。
本日も晴天。
空と海の抜けるよう青に焦茶色の岩壁が映える景色を見ながらのドライブはご機嫌です。
にしん街道碑(増毛町別苅)
増毛駅周辺の海岸沿いに歴史的建造物に値する古い建物がオシャレな街並みを造っています。
あいにく本日火曜は定休日のお店が多くて、走りながら街並みを眺めるに終わりました。
もうしばらく南下を続けると、コロナで閉鎖中の「暑寒海浜キャンプ場」に行きあたります。
そしてキャンプ場の川を挟んで向かいの高台に建物と駐車場発見。
登ってみると「秋田藩元陣屋第二台場」と書かれた標柱と大砲がありました。
幕末に北方警備を任された秋田藩の陣屋が建っていたそうです。
食堂とトイレはコロナで閉鎖中。
誰も来ないのでのんびり日向ぼっこさせていただきました。
なかなか爽快な景色です。
振り向くと食堂の裏にトロン温泉と書かれた建物が!
ネットで調べると「オーベルジュましけ」とありました。
キャンプ場と温泉が近いなんて増毛やるじゃん!
コロナが終息したら、いつか車中泊してみたいな。
浜益温泉
石狩市に入ってすぐのところに浜益温泉(大人500円)があります。
浜益保養センター | 施設・介護サービスのこと | 社会福祉法人 石狩市社会福祉協議会
ここの露天風呂は、体温よりちょっとあったかい程度のぬるま湯です。
まさに私好みで、ずーっと浸かっていたいくらいくつろげました。
道の駅石狩「あいろーど厚田」
2018年に出来た「あいろーど厚田」はまだまだピカピカです。
やたらとオシャレ。
テイクアウトグルメのショップが並ぶ2階の休憩スペースでのんびり出来ます。
3階は広い展望デッキがあり、夕陽を眺めるスポットになっています。
おそらく地元民や札幌市民のデートスポットになっているのでしょうが、車中泊キャンパーの我々夫婦にとって特筆すべきは、入り口横に炊事場(と呼んでもいいのかしら?)があることです。
ありがたや〜
早速空になったポリタンクに給水して、近くのセイコーマート(600m)で購入したトマトを洗いました。
コロナで時短営業となった18時閉館後は、駐車場も静かになり、熟睡させてもらえそうです。
明日は終日雨の予報。
石狩市街地へ早々に移動して、充電器をチャージスポットに返却後は図書館にでも籠ろうかと思っています。
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2021年 北海道車中泊の旅 33日目 留萌
「道の駅あさひかわ」でカラスの鳴き声に起こされました。
せっかく静かな環境で眠れていたのにぃ!
お盆最終日の本日月曜は、博物館も図書館もお休み。
そうなると先に進むしかなくなります。
旭川を出てしばらくは、黄金に輝く収穫間近の稲と白い花が満開の蕎麦畑のコントラストが美しい深川市の田園風景を楽しみながら留萌へ向けて走ります。
途中、秩父別から無料の高速道路が留萌まで伸びているので、スイスイーッとドライブはスムーズになりました。
旭川周辺の田園地帯は延々田んぼが続くので、まるで北関東を走っている錯覚に陥ります。新鮮味も珍しさもない道路を無料の高速道路で抜けられるのはありがたいことです。
道の駅るもい
開業して一年経ったばかりの道の駅です。
情報コーナーのある「るしんふれ愛パーク」は1階に幼児向け遊具、2階に土産店と展望テラスになっています。
こちらは数の子推しの道の駅のようで、キャラクターも数の子のKAZUMOちゃん。
農産物は少しですが別棟にジェラートのお店「ルモンド」と一緒に入っています。
隣に新しく施設が来年オープン予定で、そちらでは親子で遊べるくつろぎ空間と地域の特産品が並ぶ予定のようです。
奥には広大な芝生が広がり、この日はフットサルの試合をしていました。
かなり年季が入っています。
黄金岬キャンプ場
車中泊するなら道の駅よりもキャンプ場がベターかなと思い、「黄金岬海浜公園」の道路挟んで向かいにある無料の「黄金岬キャンプ場」を覗いてみました。
この日はびっしり駐車場が埋まっていたのと、あまり見慣れない羽虫がたくさんいたので車中泊は断念しました。
炊事場はかなり使い込まれてる感じですが、トイレはすぐ隣の「オレンジハウス」が出来たばかりなのかピカピカです。
なお、2021年はコロナ感染防止のため、同じ海岸の「ゴールデンビーチるもい」は開設を中止となっていました。
チューオースーパー本店
「豚ジスカン」は中央スーパー発祥のオリジナル商品だそうで、姉妹品に鶏肉を使ったチキンジスカンもあります。
なかなかのデカサイズ。
お寿司はボリューム感たっぷりで、同市内のコープさっぽろの同サイズのお寿司よりも求めやすいお値段でした。ネタは違いますが。
半端なく昭和な「チューオースーパー」さん。
応援したくなるというクチコミ多数。
そのクチコミに釣られて来店したのですが、その気持ちなんとなくわかります。
お魚コーナーに流れる歌がそこはかとなくニヒルで寂しげ。
なんとも言えない空気感を味わいに訪れてみてはいかがでしょうか。
きっとお好きな方はいるはず。
なお、商店街側から上がる2階の駐車場はかなり難易度が高いので、裏の平置き駐車場をお勧めします。
コープさっぽろ るもい店
こちらは安定のグルメスーパー。
夫が念願のニシンの刺身を見つけ大喜び。生姜醤油でいただきました。
脂が乗っていて美味しゅうございます。
そしてザッハトルテのファミリーサイズも発見!
杏子っぽいジャムを挟んだチョコレートスポンジにどっちゃりかかったガナッシュ。2年前の道北旅行中に初めて食べたファミリーサイズの満足感と美味さが忘れられず、今回も食べようとずっと狙っておりましたが、ここに来るまで小さいサイズばかりが売っており、納得がいかず買わず仕舞いでした。
やっと出会えたファミリーサイズ。恐らく4人分くらいだと思われますが、2人であっという間に平らげてしまいました。
うまかった〜
こんなにゾッコンなら、次回から北海道車中泊旅行の旅先は、コープさっぽろさんの店舗一覧を参考に決めようかしら。それが答えのような気がしてきました。
そんな確信に至りつつ沈む黄金岬の夕陽。
やっぱり美味いが一番。
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2021年 北海道車中泊の旅 32日目 旭川②
暑さで起きた「道の駅とうま」。
今日も朝から晴天です。
男山 酒造り資料舘
9時開館に合わせて駐車場に入ると、同時に自転車で乗りつけたおじいちゃんがいそいそとポリタンクを持って入り口に向かって行きます。
なんだろうと行き先を見ると、入り口横に大きな樽が置いてあり、その奥に水汲み場がありました。
次々と大量のペットボトルを引っ提げて並び始めた人たちにつられて我々もポリタンク片手に並びます。
大雪山連峰の雪解け水が長い年月をかけて伏流水となった「延命長寿の水」と呼ばれる水が「男山」の仕込み水として使われており、ありがたいことにその水のお裾分けをしてくれています。
ポリタンクに入れた後、サーモスのボトルにも入れて帰ろうと並び直していたら、施設の方が少しだけならこっちも同じ水だよと、入り口横のチョロチョロ出ている水汲み場を案内してくれました。
ありがたや〜
館内の1階は試飲コーナーと売店になっており、無料の試飲をさせていただき、資料館限定発売の原種「男山」を友人へのお土産に購入しました。
これなら長旅でも腐らないので安心して持ち帰れます。
※一部有料(100円)の試飲もあります
2階は「男山」の歴史を振り返る資料の展示室があり、「男山」が描かれている浮世絵の版画工程などが見られます。
また、3〜10月には酒造工程がガラス越しに見学出来るようになっています。
3階では、昔の酒造り道具を展示しており、製造工程のVTRが見られます。
720ml瓶のお酒1本を造るのに720ml瓶約14本分のお水を使うそうです。豊富な水源がないとお酒造りはできないんですね。改めて酒造りについてじっくり学べました。
スーパーアークス パルプタウン
常磐公園へ行く途中に見つけたスーパーアークス。
見つけたからにはもちろん入るでしょう!
昨日入った「ベストプライス」と同じアークスグループなので、商品は被っていましたが、大型店なので品揃えはより充実しています。
今回は公園で食べるおやつを購入しました。
常磐公園
スーパーアークスからほど近い「チャージスポット」が設置されているヤマダ電機で充電器を借りて、次に向かうは常磐公園。
旭川はめちゃくちゃ暑いイメージだったので避けようと思っていたけど、8月15日の今日の最高気温は24度。風が爽やかで気持ちいいので散歩日和です。
常磐公園に着くなりトンビの声が聞こえてきました。
こんな大都会でトンビの声を聞くことってなかなかないんじゃないかなぁ。
公園内には他にもアカゲラやシジュウカラ、ムクドリなどがいるそうです。
旭川って都会の便利さと自然の豊かさが同時に味わえる素晴らしいところですね。
千鳥が池を周回していると、熊出没の看板が!
こんな都会にまで熊が迫っているなんて驚きです。
旭川市中央図書館
公園内には美術館や公会堂など屋内施設がいくつかあります。
そのうちの一つの中央図書館で夕方まで過ごさせていただきました。
こちらの図書館は、DVD やCD、マンガが充実しています。
閲覧スペースも十分すぎるほどあるので、遠慮なく長居させていただきました。
2階にはアイヌ関連書籍が並んでおり、博物館「網走監獄」の売店で興味を持った「ゴールデンカムイ」の解説本「アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」」を閲覧。
他にもアイヌの儀礼「イオマンテ(飼い熊の霊送り儀礼)」を準備から儀礼終了まで紹介された書籍で、カムイ(アイヌの神様)についてなど、北海道に来ると毎回気になるアイヌ文化について更に理解を深めました。
湯らん銭 旭川店
本日の入浴は、リーズナブルで広々とした家族風呂が評判の銭湯「湯らん銭 旭川店」です。
大浴場:大人/450円 小学生/140円 幼児/70円
家族風呂:大人/850円(60分) 小学生以下/無料 ※一人で利用の場合1,000円
※サウナ1室(予約可)/800円
小さいお子さんのいるファミリーにはピッタリですね。
入浴後に食堂で食べたイカげそ丼(390円)が絶品でした。
ここのところスーパー巡りばかりしていたので、揚げ立てが久しぶりで、衣がカリッ、中がフワッとした感覚に感激しました。
道の駅あさひかわ
銭湯の帰りに、お盆の混雑が予想される「道の駅あさひかわ」にダメ元で立ち寄ったところ、あれっ!と驚くくらい駐車場が空いていました。
過去に2回車中泊させていただいて、あまりの混み具合と暑さとカオスな雰囲気に、今回は出来るだけ避けようと思っていたのに、なんなんでしょう!
もしやと入り口を見ると、ゴミ箱がなくなっています。
なるほど。
富良野や美瑛がとにかくゴミの捨て処がないために、かつてゴミ箱の設置している「道の駅あさひかわ」はキャンパーにとって救世主のような存在でした。
コロナの影響なのかわかりませんが、かつての溢れんばかりのゴミ箱が撤去されてとてもスッキリした道の駅あさひかわ。
これでよかったのかもしれない。
そう思ったのは、売りっぱなしの観光地はゴミの責任を旭川に押し付ける形になっていたんじゃないかと思っていたからです。
本来なら商品を売っているお店でゴミを捨てられるようにするべきだと思います。
ゴミ箱撤去が原因なのか、ラベンダーの見頃が過ぎたからなのか分かりませんが、綺麗で静かなこの「道の駅あさひかわ」で今日は一泊させていただくことにしました。
こんなに快適なら今後も利用させてもらいたいなぁ。
というのも、「道の駅あさひかわ」の隣には我々の敬愛するコープさっぽろがある上に、徒歩圏にコインランドリーと図書館があり、今回見つけた「湯らん銭 旭川店」も遠くないからです。
また、川を隔てて歩いて10分ほどのところに「イオン旭川駅前店」があり、チャージスポットが何軒か入っているので、電源確保のためにもとても便利なのです。
「イオン旭川駅前店」はスーパーというよりデパートみたいにゴージャスですね。
明日は近辺をゆっくり散歩してみよう。
また新しい旭川が発見できそう。
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2021年 北海道車中泊の旅 30・31日目 紋別⑤から 旭川①へ
朝の気温8.5度。
タートルネックのロンTに極暖のレギンス。その上にフリース上下を着て、夏用の薄手の羽毛布団にくるまって寝てちょうどいい感じです。鼻頭はキンキンに冷えてましたけど。
2021年北海道車中泊の旅 30日目 紋別⑤ 落石町方面へ
シティ紋別店
本日の買い出しはキャンプ場から少し離れた落石町方面へ向かいました。
期待していたニシンの刺身がなくて残念。
中札内産の卵で作ったカスタードプリンをゲット。甘すぎず素材の味が生きてます!
札幌パリの商品は日糧やロバパンよりもやや高い価格設定ですが、値段なりのクオリティと美味しさに納得出来ます。
素材や産地にこだわったパンやスイーツは今後も北海道にいる間の楽しみになりそう。
ダイゼンマート
ディスカウントショップなのかしら?
賞味期限の迫った商品が、目を疑うような激安価格で売られています。
この日はもんべつさつまの底値を見ました。
コインランドリーワコー
1週間ぶりのお洗濯をしてこの日は終了。
北海道-紋別市のクリーニング店:ワコードライセンター/WAKO DRY CENTER
こちらはアルコール除菌シートやスプレーが置いてありコロナ対策はバッチリ。
隣のクリーニング店へ申し出ると静電気防止シートがもらえます。
その他、洗濯ネットの無料貸し出しや便利情報の張り紙など、今回の旅で最も行き届いたコインランドリーに当たって嬉しかったです。
2021年 北海道車中泊の旅 31日目 旭川①
ただでさえ人気の車中泊スポットである紋別ベイエリアオートサイト。お盆は格別の混み具合。
人混みが苦手な我々夫婦にはもう限界です。今度来る時はお盆を外そう。そう固く心に誓い、紋別を離れました。
向かう先は旭川。
北海道に来て丸1ヶ月が過ぎ、我々の旅の目的は大自然でも野生動物でもなく、北海道グルメであることが見えてきました。
そこでお盆後半は大型スーパーマーケットが乱立する旭川で、地物の食材を使った美味しいお惣菜&弁当を漁りまくりのスタートとしました。
道の駅 香りの里たきのうえ
紋別を離れて30分ほど旭川方面へ走ると現れるお城のような「道の駅香りの里たきのうえ」。
館内のショップを覗くと、和ハッカ押しの道の駅であることが伺えます。
また、時期は過ぎてしまいましたが、芝桜の名所でもあり、「芝桜ソフトクリーム」が人気のようでした。
今日も気持ちの良い晴天なので、遊歩道を歩いてみようと「錦仙峡(きんせんきょう)」と呼ばれる渓谷へ向かいます。
案内に従い階段を下りて橋を渡ると、てっきり滝にたどり着くと思いきや、パークゴルフ場に行き当たりました。
そこは、無料の「滝上渓谷公園キャンプ場」でもあり、向かいにはハーブガーデンがあります。
渓谷公園(パークゴルフ場・キャンプ場・コテージ) – 滝上町観光協会
道の駅が「香りの里」とあったのはこのハーブガーデンを指しているのかと納得しました。体験メニューとしてハーブ石鹸や押し花カレンダーなどが作れるそうです。
キャンプ場管理の方に付近の地図をいただき、「洛陽の滝」に向かう途中には、SL列車を展示している郷土館や日帰り入浴(大人440円)の出来る「ホテル渓谷」があります。意図せず温泉の近い無料キャンプ場を見つけてラッキーでした。
当初の目的であったはずの渓谷の「洛陽の滝」はというと、いまいち迫力に欠けるものでした。
道の駅とうま
でんすけスイカで有名な「道の駅とうま」。
「道の駅あさひかわ」は街のど真ん中にあり便利だけど落ち着かないので、そこから30分ほど離れた田園地帯のこの当麻町の道の駅は我々好みです。
農産物直売所やレストランが併設されており、道路を挟んだ向かいにローソンとツルハドラッグがあります。
温泉やスーパーも近くて、車中泊に便利な道の駅と言えると思います。
コープさっぽろシーナ店
道の駅とうまから車で10分ほどのところにあるこのコープさっぽろは旭川市永山にあります。
大のスーパーマーケット好きな我々にとって、絶対外さない「コープさっぽろ」は、数日行かないと禁断症状が出そうなくらいの中毒性のある魅力があります。
本日のお昼はこちらの休憩コーナーでお腹いっぱいいただきました。
ベストプライス永山中央店
コープさっぽろシーナ店から道の駅とうままでの帰り道に寄った「ベストプライス永山中央店」。
さすが道東アークス系列です。
美味しそうなお寿司やパンに目を奪われます。
この日はお昼を食べすぎたので、夕食に幌加内産の蕎麦粉を使ったお蕎麦と北海道産のスイカであっさり締めました。そして朝食にメープルデニッシュと明太子バターフランスを購入。他にも気になる旭川老舗の焼鳥店「ぎんねこ」特別監修の焼鳥弁当が気になりました。
ホクホクで今夜の車中泊先「道の駅とうま」に戻って来ました。
明日はどこのスーパーに行こうかなぁ。
しばらく美味しいものに苦労は無さそう。
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2021年 北海道車中泊の旅 29日目 紋別④ チャージスポット初体験
紋別4日目の朝7時の気温は12.6度。最低気温は10度まで下がっている!
道理で夜中に寒さで起きた筈だわ。
網走では感じなかった寒さに、ここ紋別が道東ではなく道北であることを改めて実感。次に来るときには絶対ダウンジャケットを持って来よう。
とっかりセンターのアザラシ
「とっかり」とはアイヌ語でアザラシを意味します。
とっかりセンターは「アザラシランド」と「アザラシシーパラダイス」の2つの施設によって構成されています。
似たような施設が近距離にあるので、ついバチバチのライバルかと思いきや、母体は同じだったんですね。
なお、アザラシランドは餌やりタイムを見学するだけで、アザラシシーパラダイスはふれあい体験施設ということで、飼育員が行っているアザラシ健康チェック体験をしたり、アザラシにえさをあげることができます。
「チャージスポット」初体験
チャージスポットは、日本初の持ち運び可能なスマホ充電器のシェアリングサービスです。「どこでも借りられて、どこでも返せる」をコンセプトに、充電不足によるストレスを無くし、より良いライフスタイルをご提供します。
(公式サイトより)
今回の車中泊旅行中であちこちに見かけたチャージスポット。
氷紋の駅にも設置されているのを横目で見つつ、まぁそのうち使おうかなぁとスルーしていました。
滞在が長くなっているここ紋別ベイエリアオートサイトに隣接する海洋交流館にも設置されているので、良い機会だと思い挑戦してみました。
公式サイトに記載されている以下3つの特徴のサービスは、長期旅行中の我々にぴったりの便利ツールです。
1.どこでも貸出・返却可!
2. 3タイプのケーブルが内蔵
3.お手頃なレンタル料金
利用手順は、
① 「チャージスポット」で検索し、アプリをインストールする。
② 携帯番号を入力して認証コードを受け取り、ログインする。
③ バッテリースタンドに表示されているQRを読み取り、支払い方法を選択する。
④ 支払いが完了したらバッテリーがガシャンと1つ飛び出してきます。
⑤ 使用後はバッテリースタンドをアプリで検索し、空いているスロットに差し込んで返却完了。
2021年8月1日から8月31日まで支払いにPayPayを使うと、48時間以内に返却すれば、なんと何度でも1円で利用できたので、これ幸いと利用させてもらいました。
docomoショップやイオンなどでも返却できる所があるので、紋別を離れても安心です。
ただ、注意すべき点があります。
町によってはまだチャージスポットのないところがあるので、旅行中は返却できる場所やタイミングを計っておく必要があります。
どこのチャージスポットで何台貸出可能か、また何台分返却可能かチェックしておかないと、いざ借りたいときに貸出個数が0だったり、返却時に差し込むスロットがすべて塞がっていることがあるので、事前にアプリで確認しておきましょう。
最悪なのは、期限内に返却できず無駄に延長料金を支払うことです。
大都会ならあちこちにチャージスポットがあるのであまり心配はいりませんが、地方旅行中に借りる際は要注意です。
注意点さえ押さえておけば、旅の電源確保問題がこれで大幅に軽減されて本当に助かります。
スマホに限らず、充電式のポータブルライトや扇風機などに活用出来るのも嬉しいポイントです。
立派な旅のインフラですね。
便利な世の中になったもんです。
オホーツクタワーのライトアップ
昨日のお散歩で、8月7日から8月14日までオホーツクタワーが夜間も営業していると気付いたので、夜7時頃に向かいました。
海洋交流館からオホーツクタワーまで無料の送迎バスが出ていましたが、紋別港第3防波堤(クリオネフロムナード)のライトアップが綺麗だったので歩いて行きました。
地上階(1〜3階)は入場料無料で海底階は大人500円。地上階のみ散策しました。
2階では冷蔵庫に収められた流氷を、軍手を着用して触れます。
つるんとしているかと思いきや、ゴリゴリの粒子の塊のようで、今まで触ったことがない触感の氷の塊でした。
3階はラウンジになっており、クラフトビールやカクテルを飲みながら夜景が見られるデートスポットのような空間になっていました。
海に浮かぶライトアップされたオホーツクタワーは、光が海面に映ってダイナミックな美しさがあり、まるで北極や南極の観測所のように見えます。
ライトアップは、ムービングライトも使われて凝った演出になってます。
このムービングライトショーを観に地元北見ナンバーの車が駐車場にたくさん停まっていました。
観光客だけじゃなくて紋別市民や周辺自治体の方たちも楽しみにしているんですね。
確かにデートスポットとしてもかなりオススメです。
正直ここまで期待していなかったので嬉しい誤算に「紋別すげ〜」と唸らされてしまいました。
明日は「道の駅オホーツク紋別」の蟹足オブジェのライトアップも観に行こうかな。
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2021年 北海道車中泊の旅 28日目 紋別③
やっと暴風雨から解放されて「道の駅オホーツク紋別」から「紋別ベイエリアオートサイト」へ移動しました。
既に目ぼしいエリアは占拠されており、テントは張れそうにありません。
お盆に来るもんじゃないですね。
それでも涼しくて虫が少ないのでなんとか耐えられそうです。
海洋交流館
オートキャンプ場から歩いて行ける海洋交流館・「もんべつ海の駅」を覗きに行きます。
こちらにはセイコーマートが入っており、朝8時から夕方18時まで営業しているので、朝食にカップラーメンを買い、フードコートでいただきました。
朝の気温は13度。
暖かいうどんスープが胃に浸みます。
まさか8月に暖を取るためにうどんをすするなんて。
さすがオホーツクです。
朝早すぎて他のお店は閉まっていましたが、ラーメン、たこ焼き、カレーにソフトクリームなどのお店が入っています。
また、流氷を割りながら進む流氷砕氷船ガリンコ号IIの乗り場にもなっています。
初代ガリンコ号が屋外に展示されています。
「アルキメディアン・スクリュー」と呼ばれるでっかいドリルで流氷を砕きながら進むのです。
氷海展望塔オホーツクタワー
神殿を思わせるような回廊が続く紋別港第3防波堤、通称「クリオネプロムナード」の向こうにそびえたつ「氷海展望塔オホーツクタワー」は、展望塔といっても高さが売りではなく氷海に立っているところがミソ。世界初だそうです。
出塚水産本店
スーパーマーケットで購入した「もんべつさつま」の旨さに感動して、紋別港に面した出塚水産本店へ、揚げたてのさつま揚げを食べに行きました。
1階のショップで、見本を見ながら食べたいさつま揚げを注文表に書いて注文。
2階のフリースペースで港を眺めながら食べることが出来ます。
この日いただいたさつま揚げは、ほたて天、コーン天、タコボールにカニマヨボール。
我々夫婦の推しはとうもろこしとカニマヨです。
用意されているお茶と一緒にいただいたあと、同じ2階の窓からから工場見学をしました。
午前中に生産して、お昼休憩後に片付けなのか、お昼過ぎに行ったこの日は片付けシーンを見て終わりました。
紋別市立博物館
「スーパーマーケットしめまる」と「氷紋の駅」を再び見て周り、すぐ隣の無料の「紋別市立博物館」へ向かいました。
紋別の歴史を、旧石器時代から現代まで、漁の道具や番屋の再現、映像などを通して観て廻れます。
紋別市鴻之舞ではかつて金を採掘した鉱山があり、昭和15年には日本一の金産出を誇ったそうです。
「くつろぎ湯処紋太の湯」の割引き
イオン紋別店で買い出しをして、「くつろぎ湯処紋太の湯」へ。
この日と翌日は大人650円が500円のワンコインデーだったらしくお得に入れました。
くつろぎ湯処紋太の湯では「シニアの日」「ペア割の日」や、毎週金曜日は「アイスの日」でアイスクリームが無料贈呈されるなど、いろんな割引き制を取っています。
第3火曜日のペア割だと2人で680円と非常にお得なのですが、まだまだ先だったのが残念でした。
また、翌日に気付いたのですが、なんと紋別ベイエリアオートサイトのトイレ棟に、割引きチラシが置いてあり、オートキャンパーは「営業時間中いつでも550円クーポン券」とありました。
初日に気付きたかった!
紋別ベイエリアオートサイト
ここのオートサイトは、管理者がいないからか場所取りが横行しており、お盆の混雑も手伝って、5時過ぎに戻った頃には、テントが建てられる駐車位置は全て埋まっていました。
2年前に道北を廻った時も、お盆の時期は大変混雑していたのを思い出します。
長期滞在のシニアキャンパーたちと、お盆などの連休だけキャンパーとでカオス状態になっています。
嗚呼お腹いっぱい。
すごすごと広い駐車場の端っこに停めて、今日はテントを張らずに就寝です。
連休中はずっとこんな感じだろうなぁ。
しかしここのベテランキャンパーたちは声を張るなぁ。
ずいぶん離れているのに丸聞こえ。
ちょっと今まで廻ってきたキャンプ場とはカラーが違うかも。
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2021年 北海道車中泊の旅 26・27日目 網走→サロマ→上湧別→紋別①②
2021年 北海道車中泊の旅 26日目 紋別①
フードマスターベーシック橋北店
監獄巡りでクタクタのぺこぺこ状態でたどり着いたベーシック橋北店。
もう誰も止められない。
煩悩の赴くままに惣菜コーナーを駆け巡ります。
ベーシック名物「ギャルソーネ弁当」も食べられる勢いでしたが、これでもかというほどずっしり重い「ダブル丼」と「ひじき弁当」に収まりました。
しかしワンコインでこんなにお腹いっぱいになれるって、まるで途上国の話をしている気分です。バブル期の日本人が聞いたら、30年後の自国の現象とは思えないでしょうね。そりゃコロナ前に世界中からインバウンドでごった返したはずです。
お腹いっぱいになったところで台風の影響が気になり始めました。
実は昨日先手を打って暴風雨ピークに合わせてホテルを予約していたのですが、天気予報を見ると、網走よりもサロマ湖の方が雨風が弱めということに気付きました。
エクスペディアで予約していた宿を本日中ならキャンセル手数料無料だったので、サクッと取り消して次に進むことに決めました。
本来は「キムネアップ岬キャンプ場」に入りたいところだったのですが、ベテランキャンパーの方はどなたも「蚊が多い」と口を揃えておっしゃるので、今回は道の駅「かみゆうべつ温泉チューリップの湯」を目指します。
「道の駅サロマ湖」にてトイレ休憩
「サローマの休日」が売り文句の道の駅。テーマ曲が繰り返し流れております。
北海道各地で地名をダジャレにした施設を見てきましたが、こちらもその一つに数えられましょう。
こちらではおやつに、佐呂間町のお菓子屋さん「かぼちゃん本舗」の「チーズボッコ」なるスティック状のチーズケーキを購入。
凍ったままでも解凍してもどちらでも美味しいとありました。私はフローズンでいただきました。普通に美味です。
道の駅愛ランド湧別
珍しく遊園地併設の道の駅です。
その古さから、おそらく遊園地を後付けで「道の駅」にしたんではないでしょうか。
道の駅 愛ランド湧別 [北海道 オホーツクの道の駅] :: 道の駅検索
と、中に入ろうとした矢先にぶつかった貼り紙。
緊急事態宣言及びまん防実施区域からの来場者については、8月31日まで入場制限というお達しでした。
またもや確認を怠って来てしまいました。
つくづくアホな中年夫婦です。
別海町までは確認してたんですけどね。網走まで特に規制がなかったので、すっかり気が緩んでいました。
上湧別の街の中心地を通ると、大きな総合病院は見受けられず、医療逼迫の恐れが強いのかなぁと理解しました。
当然ご迷惑はかけられませんので、道の駅「かみゆうべつ温泉チューリップの湯」は粛々とスルー致しました。
そうなると目指すは紋別!
さすがにネットでコロナ規制がないのを確認してから入りました。
くつろぎ湯処 紋太の湯
大人650円。
水曜定休ですが、お盆期間中は営業とのこと。
入り口のおじさんおばさんの笑顔が好印象なこの銭湯は、残念ながら露天風呂が使えなくなっていました。その分割り引いて欲しかったなぁ。でも綺麗に清掃されているので、休憩コーナーの居心地は良かったです。
すぐ隣にある「スーパーマーケットしめまる」は、閉店間際のため惣菜などはほとんど残っていませんでしたが、海産物の豊富なスーパーでした。
DZマート紋別緑町店
紋別に2店舗あるうちの一つに夕飯と朝食を買いに行くと、こちらも来るのが遅かったからか惣菜コーナーは空寸前です。
しかし、網走のスーパーで目を付けていた出塚水産の「もんべつさつま」を見つけ、お安く購入。
イオン紋別店
結構な規模のイオンです。パン屋さんも入っていたので、明日の暴風雨による引きこもり生活に耐えるだけの食糧をいろいろ買い込んで本日のお買い物は終了です。
道の駅オホーツク紋別
台風9号の影響で明日は一歩も外に出られそうもないので、予定していた車中泊先の「紋別ベイエリアオートサイト」ではなく、トイレにアクセスしやすい「道の駅オホーツク紋別」に泊まることにしました。
こちらのトイレは便器が真新しくて、快適に過ごせそうです。
駐車場は我々と同じ思惑のオートキャンパーでいっぱいでした。なかなかのナンバープレートのバラエティさに、紋別がいかに車中泊キャンパーに人気かが窺えます。
明日は引きこもりかぁ。でもここまでお仲間がたくさんいると、自分だけ災難に遭っているわけではないと思えて少し気楽になれました。
みんな気持ちは一つ。
台風一過で晴れよ来い!
2021年北海道車中泊の旅 27日目 紋別②
本日は、暴風雨に始まり暴風雨に終わりました。
事前に分かっていたことなので、粛々と車中でグルメに読書、ネット三昧とひたすら「お家時間」を過ごしました。
コロナの自粛生活と変わらないですね。
トイレは計3回。
暴風雨の中の往復を耐え抜きました。
これでホテル代が浮いたと思えばお安いもんです。
仲間はたくさんいるので気楽に耐えられました。
明日は朝から晴れなので、オートサイトに移動して、久々にテントを張りたいと思います。
ベテランキャンパーたちが良いポジションをキープされているので、恐らくトイレ&炊事場からは遠くなるとは思いますが、天気が良くて虫も少なそうなので問題ないかなぁと思います。
居心地良ければ1週間くらいいたいな。
出来るかなぁ。
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2021年 北海道車中泊の旅 26日目 網走監獄
本日は網走のメインターゲット「網走監獄」に行って来ました。
博物館網走監獄
大人 1,100円
(ネットで割引券をスクショして10%引きで入場しました)
本当は博物館は終日雨の日に屋内で過ごせるので便利だと思っていたのですが、暴風雨だと駐車場からの移動だけでもずぶ濡れになると思い、曇りの本日に変更しました。
正解です。
広い敷地内にたくさんの展示施設が散らばっており、雨の日はとても大変だと思いました。
入場口
蓮の花が美しい小川にかかった「鏡橋」を渡ると立派な二見ヶ岡農場旧正門がお出迎え。左手にはダイニング「監獄食堂」があります。
なお、現在の網走刑務所で収容者が食べている食事メニューの再現「体験監獄食」だけでなく、「オホーツク網走ザンギ丼」や「網走監獄ロコモコ丼」も食べられます。
順路に沿って廻っていると、あちこちにギボウシや紫陽花など綺麗に植栽されていて、庭園としてもとても立派な博物館です。
リアルな再現人形たち
屋内外に配置されている囚人や看守の人形が、一体一体ちゃんと個性のある顔で、一つとして同じ人物はいないのではないかというくらいリアルでした。
薄暗い館内で見るとより臨場感があり、「休泊所」と呼ばれる網走から旭川へ抜ける中央道路開削工事に駆り出された囚人が宿泊するための仮小屋では、粗末なベッドに寝ころぶ囚人たちがとてつもなくリアルで、思わず「怖い〜!」と泣き声をあげて他の入場者を驚かせてしまいました。
人形職人さんが魂込めて造られたんでしょうね。悲惨さを伝えるのに抜群の効果です。
国策の犠牲となった囚人たち
網走監獄は開拓当時、ロシア軍南下を阻止するための道路開通のための突貫工事に全国から集められた囚人が収容された場所でもありました。単なる一地方の監獄というわけではなかったんですね。
「監獄歴史館」では開通工事中に多数の囚人が亡くなった様子を体感シアターで上映しています。
他の展示物でも当時の囚人たちの悲惨な労働環境を伝え、今ある北海道はこうした囚人たちの犠牲の上に成り立っていると繰り返し紹介されていました。
囚人たちの日常
「二見ケ岡刑務支所」では収容者の食糧を担う場所として、農場の様子が再現されていました。
その他、炊事、洗濯、入浴、教誨堂の様子など囚人たちの日常風景も再現されています。
重要文化財の舎房と中央見張所
てっきり「二見ケ岡刑務支所」で終わりと思っていたら、散々歩き回った後にメインともいえる広大な舎房に到着。
うひゃ~、ちょっと疲れてきたかも。
この重要文化財である木造平屋建ての建物に入ると、まず「中央見張所」という看守の見張場所があり、この見張所を中心に放射状に配置された舎房の廊下が見渡せるよう効率的に設計されています。
天井の高い廊下の暖房から各舎房に暖気が流れて行っていたのか疑問。
広さ9.90㎡の舎房に3~5名収容されていました。
厳しく時間制限された入浴工程にもかかわらず、当初想定されていたよりも入浴頻度は低くなっていたそうです。厳寒の冬はきついですね。
また、こういった過酷な生活環境と労働からは想像できないような美しい装飾や建物も存在していました。
これまで見た日本の博物館の中で一番というと月並みな表現ですが、想像を遥かに超える充実した博物館でした。
なんといっても監獄をテーマにしているユニークさと、北海道の開拓や国防という歴史的な意義や背景を知り、日本人として学習すべき施設だと思いました。
一つ一つ感じ入って見て回ると3時間越えの見物になり、博物館を後にする頃にはクタクタになっていました。
ゴールデンカムイ
今回、網走監獄の土産物店でアニメにもなっている漫画「ゴールデンカムイ」のグッズが豊富にあり、まだその存在を知らなかったのでスルーしたのですが、ドはまりした今となっては聖地巡礼目線で楽しめたのに!と事前に読んでおかなかったことを激しく後悔しました。
網走監獄は現在26巻まで続くゴールデンカムイの中でも重要な舞台の一つになりますのでアイヌや明治時代にもご興味ある方は是非とも読んでいただきたい作品です。
↓こちらもおすすめ。
明治期に北海道各地(樺戸、空知、釧路、網走)に建設された集治監(監獄)の設置候補地選定から廃監まで、作者の執念がうかがえるほど精緻に綴った記録小説。監獄を通して当時の世相も読み取れるので、近現代史にご興味のある方は必読です。
網走監獄に熱が入りすぎたため、26日目は午前中にて一旦終了します。
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2021年 北海道車中泊の旅 25日目 網走グルメ②
寝不足で「道の駅流氷街道網走」の朝を迎え、二度寝をたっぷり昼近くまでしてしまいました。
今日は道の駅から少し離れた網走市民の生活圏にお買い物に出かけました。
楽しい楽しいお買い物。
シティあばしり店
北海道を中心にスーパーマーケットを展開する北雄ラッキーグループの傘下に収まるシティ。
これまで馴染みがなかったので、ご挨拶がてら入店してみました。
際立つ特徴は見られませんが、フクハラやコープさっぽろとはまた違うお惣菜や商品があります。
この日は地元網走の水産加工会社、(有)大谷蒲鉾店さんの「長天」と「ほたて天」を購入。
これがまた旨い!
長天はペラっと薄くて少し硬めの食感。ほんのり甘味としっかり旨味のやみつき天ぷらでございます。3枚入りと14枚入りがあったのですが、冷蔵庫があったら14枚入りが欲しかった!
ほたて天は帆立そのものかと言わんばかりの風味で、長天と違い厚めで、帆立が混ぜ込まれているからか、ホロっとした舌触りです。もちろん美味!
フードマスターベーシック駒場店
スーパーマーケットのアークスグループの傘下である道東アークスのブランドです。
昨日お邪魔した橋北店もオシャレでしたが、こちら駒場店もゴージャスです。
何食べても外さないベーシックのお惣菜&お弁当。たまにはあっさりしたものが食べたいと選んだふきの煮物は甘めの味付けでホッとするお味でした。
好物のタコのスライスも柔らかくて美味しい。
東藻琴のチェダーチーズもしょっぱ過ぎず質の良さが伺え、風味が2段階で押し寄せて来ます。幸せ〜
夫の選んだザンギ丼は、柔らかい鶏モモに甘辛いタレがかかっていて間違いない旨さでした。
コープさっぽろ
コープさっぽろは大型店になると、「肉屋のお惣菜」と「魚屋のお惣菜」コーナーがあり、どれもこれも美味しそうで、全部食べたい!と思わせてくれるラインナップです。
また、「生鮮素材のお弁当」コーナーのお弁当には分厚い玉子焼きがなんとも美味しそうで、ランチをベーシックで買ってなかったら、是非食べてみたかった!
なお、玉子焼きだけでも買えるので、またどこかのコープさっぽろで再会出来たらトライしようと思います。
その他魚介類も豊富で、「宗八かれい」や「なめたかれい」や、北海道でしか食べられないだろう「ニシンの刺身」など、うちの近所のスーパーでは見かけないラインナップに興味津々になりました。
この日は広告の品のシュークリーム(100円!)とガトーショコラをおやつに購入。シュークリームは私好みのふにゃふにゃ系シューに優しい甘さのカスタードクリームが最高でした。
こまば 木のひろば
お腹いっぱいで腹ごなしの必要性を感じ、辺りを検索すると「こまば 木のひろば」という森のような公園がヒットしました。
蝦夷リスの写真を撮っている女性がいたので声を掛けてみると、「餌付けされちゃってるみたいね」とおっしゃってました。
確かになかなか離れようとしない。
遠くに向かって行ったかと思うとまた戻ってくる。
でも何もあげないでいると最後にはスタコラサッサと行ってしまいました。
しばらく歩くと今度は小鳥がこれまた懐いてきます。
餌付けだな。
いつまでも間近の小枝にとまってこちらを伺っています。
看板に書いてあったヒヨドリかなぁ。
公園からは海が見下ろせて展望台もあります。
テトラポットが並ぶ付近にサーファーたちが波待ちをしています。
北海道にサーフスポットがあるらしいと夫が言っていましたが、実際に海に入っているところを見るのはこれが初めてでした。
夫いわく、潮があげているせいか波が割れづらく乗りづらそうとのこと。
フルスーツを着ていたところを見ると、8月でも海水は冷たいんだろうなぁ。
公園の出口に近づくと、今度はキタキツネが遠くからこちらを見ています。
そーっと近寄ると森の中に入っていきます。まだ見える位置にいるのでさらに近寄ると、今度はキツネさんの方からこちらに近寄って来ました。
お前もか。
どうやらこの公園は野生動物に餌をやりにくる常連がいるみたいです。
あまり感心はしませんが、ここに来れば必ず何かしらの野生動物に会えそうです。
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2021年 北海道車中泊の旅 24日目 網走グルメ①
尾岱沼ふれあいキャンプ場で、朝早く起きたらスッキリ良い天気に恵まれていました。
恵まれ過ぎています。
逃げます。
この日は30度超えの予報。
汗と虫にまみれる前に撤収すべく、大急ぎで朝食とテントのバラし作業をして、8時過ぎにキャンプ場を後にしました。
木陰にテントを張れずに炎天下に設営した場合、キャンプ場は優雅を通り越して、我慢大会になるのです。
こんな日は屋内施設に逃げ込むか、移動にあてるのが一番と学習しているので、今日は斜里町→小清水→網走の順に移動の予定です。
道の駅しゃり
10時オープン直前に着いたのが災いしたのか、全くエアコンが効いておらず、サッと通り過ぎてしまいました。
とても綺麗でこじんまりとした印象。
街中なので、あまり車中泊には向かなさそうです。
ピアノが設置されているところが他には見ない特徴でしょうか。
お買い物は隣接する「斜里工房しれとこ屋」で海の幸など知床産のお土産を販売しています。
「斜里町コインランドリーつちはし」で10日振りのお洗濯の合間に「エーコープしゃり店」、「ラルズマート斜里店」をチェック。
本日のおすすめ品である「活貝付きホタテ」税込み84円は今回の旅のホタテの底値を記録しました。バーベキュー出来ず残念。
ラルズで調達したランチをコインランドリーの駐車場で食べていると、根室のコインランドリーで声を掛けてこられたベテランキャンパーのおじいちゃんに再び遭遇。
なんという偶然でしょう!
こんなマイナーな場所でお洗濯のサイクルがちょうど一致するなんて、ご縁だなぁとしみじみ思いました。こういう出逢いが後々いい旅の思い出になりますよねぇ。
道の駅 はなやか(葉菜野花)小清水
目的地の網走に入る前に、小清水の道の駅、JR浜小清水駅、モンベル、セイコーマートが並ぶ便利スポットで休憩しました。
「道の駅」はなやか小清水内のお店を紹介します! | 道の駅 小清水町活性化センター はなやか(葉菜野花)小清水
小清水町は、モンベルのフレンドタウンで、モンベルストアがあります。
こちらの2階はギャラリーになっており、この日はキツネや蝦夷モモンガなど北海道の野生動物の写真を展示していました。
以前、モンベル富士吉田店で購入したTシャツがとても着心地良かったので、今回も日本モンキーセンターデザインのTシャツを購入しました。
最近読んだ「ゴリラの森、言葉の海」(小川洋子 と山極壽一による本)ですっかりゴリラファンになっていたからです。
網走到着
事前にネットでチェックしていた「フードマスター ベーシック 橋北店」へ直行。夕飯の下見をしました。
オシャレな店内を隈なくチェック。魚介類が充実しています。
お目当ての惣菜・弁当コーナーも目移りし通しです。
「ギャルソーネ弁当」なる魅惑の大盛り弁当に目が釘付け。フードマスター ベーシックの名物になっているようです。
その他、期待を裏切らない魅力的な品揃えに、根室の「マルシェ・デ・キッチン」以来の興奮を覚えました!
イートインスペースがあるのもありがたい。車中泊のゴミ問題は、買ったものをその場で消費してゴミを処分できると解決出来るのです。
節約の面では重要なものの、我が家はキャンプ料理自体にあまり力を入れていないので、美味しいお惣菜が安く買えるのであれば、スーパーで充分なのです。
惣菜・弁当が半額になるであろう夕方まで、向かいの網走市立図書館で情報収集がてらひと休憩。閲覧スペースが充実している素晴らしい図書館です。願わくばフリーWi-Fiが欲しかったなぁ。
呼人浦キャンプ場
さて今宵の車中泊先は、便利だけど景色はイマイチな道の駅か、景色は良さそうだけど虫にやられそうなキャンプ場か?
見極めるべく、無料のキャンプ場「呼人浦キャンプ場」へ向かいました。
網走湖畔のキャンプ場なので景色は抜群です。
バイクを芝生に横付けできるので、バイカーだらけのキャンプ場です。
釧路の来止臥野営場で一緒になったバイクのおじさんとここで再会して、近辺のいろんな情報を教えていただきました。
湖畔なのでやはり虫刺されはまぬかれないようです。
さて、バイクはともかく車中泊にはどうかというと、便利なトイレの近くの駐車場は狭くて既に満杯。テントサイトから離れた広い駐車場はトイレがやたら遠くなるので、暗い中を虫に襲われながら用を足しに行くことになります。
加えて週末で混雑しているのと、この日は暑さで身も心も疲弊していたので車中泊は断念しました。
網走湖畔温泉 ホテル網走湖荘
呼人浦キャンプ場からほど近い「ホテル網走湖荘」で久々の温泉に浸かりました。
こちらの温泉は無色透明のお湯です。
広い浴場で洗い場も充分、露天風呂はぬるめで気持ち良かったのですが、脱衣所にエアコンがなく換気が不十分なため、蒸し風呂状態で汗だくになりながら退散しました。
道の駅流氷街道網走
呼人浦キャンプ場を断念したので、今夜は「道の駅流氷街道網走」で車中泊させていただきます。
20時前に着いたら既に満杯寸前!
三連休初日というのもあるとは言え、人気の車中泊スポットだったんだぁ。
Wi-Fi良好、トイレきれい、虫こないの三拍子揃っている。
なるほどね。
まずは入り口近くに駐車してみたものの、腐敗した魚介類でも積んでいるのか、道の駅沿いに泊まっている船からやたらと悪臭が漂ってくるので、反対側に移動しました。
すると、大型車の駐車スペースにトラックが来てモーレツなアイドリング音を鳴らし始めました。仕方なく車が密集する中央に更に移動すると、今度はアイドリングしている普通乗用車2台に囲まれました。
もういいや。
三連休だし。このままお盆に突入する人も多そうだから、しばらくはどこに行っても混んでるに違いない。
完璧な環境なんてそもそも望めないタイミングと割り切ろう。
走り屋さんがバリバリ鳴らしながら前の道路を走っています。
もうええわ。
なんとでもおし!
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2021年 北海道車中泊の旅 22・23日目 尾岱沼② ③ふれあいキャンプ場
野付半島ネイチャーセンターの駐車場で目覚めた朝。辺りは霧で覆われています。
静かな野付半島でゆっくり朝食。
ホットサンドメーカーでカリッと温めただけのコンビニのパンもご馳走になります。
昨日灯台の近くで見た鹿軍団に会いに再び半島の奥を目指します。
期待に目をギンギンさせて電柱にオジロワシが停まっていないか見ますが、そういう時はなかなか見せてくれないものですね。
諦めて霧の中の鹿さんたちに挨拶だけして退散しました。
ナラワラ
野付半島を出るに従って青空が見えてきました。
ナラワラの景色がくっきり鮮やかです。
こちらの景色の方が、苦労して歩いたトドワラよりシーニックに見えるのは気のせいでしょうか。
駐車場でしばらく寛いでから標津に買い出しに向かいます。
と、半島をあと少しで出ようかというところで、一羽のオジロワシが気持ちよさそうに旋回しています。
手前の電柱に呑気に座っているカラスは気付いていないのかしら。
天敵でしょ?
しべつ海の公園キャンプ場
標津町内にはニコットにセイコーマート2軒、セブンイレブンに、標津漁協直売所があるので、尾岱沼ふれあいキャンプ場に泊まる際の買い出しに便利です。
そして、標津にも「しべつ海の公園キャンプ場」という海沿いのキャンプ場があります。
しべつ海の公園 | 観光情報 | 標津町役場-北海道標津町役場のホームページです
広いテントサイトに加え、こちらには「標津番屋」という屋内でバーベキューが出来る施設があります。予約をして利用料(町外利用者は100円)を納めることになっています。
雨の日は便利そうですね。
キャンプ場の管理棟は観光案内所を兼ねており、道路を挟んだ向かいには何軒か居酒屋や食堂があるので、お酒好きのキャンパーにはありがたいかも知れません。
なお、駐車場での車中泊は禁止になっています。
尾岱沼ふれあいキャンプ場
13時チェックイン開始に合わせてキャンプ場の管理棟で受付をしました。
大人2名 600円
テント1張 400円
ゴミ袋1セット 90円
ゴミ袋は、可燃物、缶、瓶、ペットボトルの4種類で1セットです。
管理棟には、売店、シャワー室(5分100円)、電子レンジ、コインランドリーなどがあり、別海の乳製品が買えます。
今回は海に面した駐車場に停めて、炊事場の近くにテントを張りました。
トイレは炊事場の裏手になります。
昨夜見た天気予報ではお昼前後に雨とあったのですが、真逆の晴天。
汗だくでテントの設営をしました。
そして張り終えたところでザーッと一雨。一勝一敗というところでしょうか。
今夜はニコットで調達した食材でバーベキュー。
火を使うとテントの中は途端に暑くなります。メッシュタープでも熱はこもりますね。
虫除け最優先と思っても、サウナ状態での食事は我慢大会。
結局、テントの中で調理して外で食べるという不本意な形となりました。
涼しい北海道といえど、キャンプは少し寒くなり始める秋が一番なんでしょうね。
北海道全般に、明日、明後日と晴天が続いたあと、一週間以上雨や曇りが続く予報です。
悪天候で知床に行ってもなぁ。
今後の旅程は未定です。
2021年 北海道車中泊の旅 23日目 尾岱沼③ ふれあいキャンプ場
本日は終日キャンプ場に籠り、長旅の疲れを癒しております。
昨夜見た予報では、午前中に曇って午後から晴れて暑くなるとあったのですが、とうとう一度も晴れることがなく、景色はイマイチですが涼しい一日で終わりました。
明日から三連休。そのままお盆に入り長い夏休みになる人も多いでしょう。
知床半島に近いこのキャンプ場に、知床への前乗りで来る人や、野付半島を目的に来る人など、皆さん狙いはそれぞれかも知れませんね。
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2021年 北海道車中泊の旅 21日目 尾岱沼① 野付半島
「道の駅おだいとう」の朝は冷んやり。
週間天気予報を見ていると、根室と同じくらい涼しい。
夏の道東の天候
その他の地域をチェックしていると、どうも知床半島の羅臼岳より南(根室、尾岱沼、羅臼)は涼しく、北(ウトロ、網走、サロマ)は暑い。
また、海沿いは涼しくて内陸は暑い。
今の時点で網走やサロマ湖を目指すと、お盆の途中まで30度越えが何日も続く予想。それまで羅臼岳以南で涼しく過ごすのがベストかも。
そうとは分かっていても、根室同様やりたいことをやり尽くすと次に進みたくなるもので、天気と気分を天秤に掛けながら日程を組むことになるだろうと思います。
また、海沿いが続くと今度は新鮮味を求めて内陸部が恋しくなる。虫地獄と知りながら。
これまでの経験では、三大湖(阿寒湖、屈斜路湖、摩周湖)は虫だらけ、海岸沿いは虫少なめの霧多めでした。
その年によりけりかもしれないものの、摩周湖や神の子池、ハイランド小清水(屈斜路湖)に行くのは、虫に対する恐怖心を抑えながらの旅になる。また当然海沿いより暑い。
悩ましいなぁ。
ブユやアブに狙われやすい私。
やはり海沿いか?
別海北方展望塔
「別海北方展望塔」に道の駅機能を付加して出来たのが「道の駅おだいとう」みたいです。※ここでも別海ソフトクリーム(350円)が買えます。
根室半島から近かったのは歯舞諸島と色丹島でしたが、こちら野付半島から近いのは国後島になります。
1階に土産物店にトイレと情報コーナー、2・3階に北方領土問題についての啓発資料が展示されています。
入り口付近には、見たまんまの切羽詰まったシーンが展開されている北方四島返還「叫び」の像があります。
生憎の曇りのため、この日は3階の展望台から国後島は見えませんでした。
野付半島ネイチャーセンター
今日は「尾岱沼ふれあいキャンプ場」に入る前に、そこからぐるっと23km周り込んだ「野付半島ネイチャーセンター」の駐車場で1泊しようと思います。
今回で2回目の「野付半島ネイチャーセンター」。
野付半島に生息する動植物について学べます。
野付半島ネイチャーセンター | 北海道遺産・ラムサール条約登録湿地
1階ではレストランや土産店があり、ここでも別海ソフトクリームが食べられます。
別海町のミルクハウスで食べたソフトクリームよりやや濃い目で、口の中でぷしゃっと弾けるように溶ける食感がまた違った魅力でした。
ネイチャーセンターの奥が1,3kmの遊歩道の入り口になっています。
トラクターバス(大人500円)にも乗れますが、いろんな花を観察しながら歩きました。
そして遊歩道とトラクターバスの終点にあたるところから、300mの木道が続いており、トドワラ展望台まで行き着きます。
木道の入り口に新しくトイレが出来ていました。
野付半島の花たち
遊歩道沿いの花の大半は、ハマナスやノコギリソウ、エゾフウロなど、道東や道北の原生花園で見たことのあるものだったのですが、今回、ナワシロイチゴやウンラン(オオバコ科)を見つけられました。
また、木道を歩いていると「アマモ」という海草が水の中にそよそよ揺らいでいて、鮮やかなグリーンがとても綺麗でした。
アマモは、昆布などの海藻とは違う種子植物で、オオハクチョウやコクガンの餌になったり、ホッカイシマエビの住処になっており、野付半島の食物連鎖に欠かせない存在とのことです。
野付半島の鳥たち
ネイチャーセンターに展示されていた鳥のカレンダーを見ると、タンチョウが
3月下旬から11月中旬まで見られるとあり、道理で冬のイメージだったタンチョウがあちこちで見られる筈だと思いました。
また、スタッフの方にオジロワシは冬にしか見られませんかと訊ねたところ、この辺に棲みついており、今日も街灯の先にボーッと座ってましたよと教えていただきました。
夏の3度の北海道車中泊旅行中に、あちこちで見かけた猛禽類は、ほぼオジロワシで間違いなく、あの感動はニセモノじゃなかったんだと分かり嬉しくなりました!
今回ゆっくり野付半島を歩いてネイチャーセンターで学んだことで、書籍やネットの情報だけではリアルではなく、実際に見聞きしたことが真実だと気づけたのです。
これこそが本当の意味での「体験」だと実感出来ました。
うじゃうじゃいた鹿さんたち
遊歩道を歩いて帰る途中、3年前にはネイチャーセンターより先には車で通行できなかった筈が、車やバイクがどんどん走って行くのを見て、我々も行ってみることにしました。
5分ほど走ると白い灯台とその手前に駐車場が見えます。
トイレもあります。
途中、雌鹿たちが砂浜にたむろしていました。鹿って森のイメージだったのですが、海も好きなんですよねぇ。
駐車場の近くには雄鹿の群れが!
草原にニョキニョキ角を覗かせ、草を食んだり寝転がったり。雌鹿も少し混じっていましたが、鹿って雄雌に分かれて群れる習性があるんですね。
間近に鹿の群れをたっぷり観察出来て、大満足でネイチャーセンターに引き返しました。
夜、ネイチャーセンターの駐車場に停まっているのは我々のハイエースだけ。
綺麗に清掃されたトイレが24時間利用出来るので車中泊をトライしてみたのですが、寝支度を整えたところで、
ピカッ!ゴロゴロゴロゴロ、、、
車もユラユラ
大自然のなかで雷に大粒の雨と風。
一台だけでなんとも寂しい車中泊です。
でも明日の朝にはまたたくさんの野生動物に逢えるかも。
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2021年 北海道車中泊の旅 20日目 根室グルメ⑥ &別海ソフトクリーム
明治公園第2駐車場で車中泊した昨晩遅くに、チリンチリンと熊鈴を鳴らしながら人影が近づいてきました。
飛び起きて外の様子を覗き見ると、生垣を越えたすぐ向こうに小さなテントが2つ。そして若者たちの声が。
近いなぁと思ってると、テントを張るガサガサという音がしばらく続いたあと静かになりました。
朝起きてみると、てっきり2人と思っていた若者は5人でした。
自転車だったとはいえ、5人分としては音も声も少なく感じたので、結構気を使ってくれてたのかも。
最近の若い人たちはちゃんとしてるよなぁ。
私の若かった頃は傍若無人に振る舞ってる若者の比率がもっと高かったように思います。
こうなると我々もお行儀良く歳をとっていかないと格好が付かないなぁと思いました。
さて、根室滞在が長くなりそろそろネタが尽きてきたので、今日はスーパーで海産物を仕入れて明治公園でバーベキューをする計画です。
マルシェ・デ・キッチンへ買い出し
4度目のマルシェです。
しばらく他所のスーパーに浮気していたのですが、やはりマルシェはウキウキしますね。
早速、花咲カニのコーナーへ。
お、茹でて全部剥いてくれてるカニ発見。値段もホールとそんなに大きく変わらない。
一応キッチンハサミを持ってきているのですが、公園で手指をベタベタにして食べるのは難儀だなぁと思っていたので助かります。これで良しと。
次に目についたのはつぶ貝。釧路の炉端焼きで食べた美味しさが忘れられず購入。
そして好物の茹でタコの酢味噌和えに白ご飯も買ってしまうと、
あれ? バーベキューにならない?
まっいっか!
明治公園に戻ると混んでいたので、近くの港で邪魔にならないよう車を停めて、いざ実食。
旨い〜
間違いない〜
幸せ〜
明日は「回転寿司根室花まる 根室店」で締めて根室を去ろうと考えていたのに、あまりの満足度に完結した気分になりました。
もういいでしょう。
お寿司も鉄砲汁も次回への宿題&お楽しみに取っておいて、気持ちのスッキリしたところで、丸1週間お世話になった根室を後にしました。
この時点でまだお昼過ぎ。
次の目的地である「道の駅おだいとう」へは約1時間です。
本当は「尾岱沼ふれあいキャンプ場」へ入りたかったのですが、明日は雨の予報だったので、自炊をしないなら道の駅で充分と思い変更しました。
別海ミルクハウス
「道の駅おだいとう」に行く前にひとまず別海へ向かいます。
3年前に食べた美味しさがどうしても忘れられず、別海のミルク100%で作ったソフトクリームが食べたかったからです。
また先月、浜中町で期待していた絶品と噂の「ヨンゼロソフトクリーム」。コロナの影響で販売休止で食べられなかった雪辱戦でもある「別海のソフトクリーム」なのです。
いただいたのは、道東あさひ農業協同組合 本所・別海支所ミルクハウスのソフトクリーム300円。
嗚呼、期待を裏切らない爽やかな味わい。冷涼な空気が喉を通り抜けていくようです。
暑さで喉を潤すつもりがソフトクリームを食べると余計に喉が渇いたなんてことありませんか?
否、別海のソフトクリームは甘さ控えめで、喉の渇きを感じることがありません。甘ったるくて喉に引っかかる感覚も皆無です。
この爽やかさを皆さんにも是非体感して欲しいなぁ。道東はいいよぅ〜。美味しいものを食べた時が一番幸せという方には是非とも訪れていただきたい!
悔やまれるのは、お昼を食べ過ぎていたので、シンプルに「ソフトクリーム」を食べるに留まったところ。
他にも白玉のついたワッフルソフト(なんとソフトクリームと同額!)や、モリモリに盛った各種サンデー(ソフトクリームにたった50円プラスです!)、シェイクなどラインナップが豊富なのです。
もっと吟味してから注文すれば良かった。
また次回への宿題を残す形になりました。
更にお腹いっぱいになり、次に夕食と朝食調達のために「コープさっぽろべつかい店」へ(まだ食うんかい!)。
ここでも別海の牛乳を使ったコープとのコラボアイスクリームが並んでいます。
うっ、流石に無理。
またもや宿題が、、、
別海町ふるさと交流館
「道の駅おだいとう」へ向かう前にもう1箇所別海で済ませておくべきは日帰り温泉「別海町ふるさと交流館」。
大人510円。
こちらはモール温泉になります。
お湯が熱すぎず長く浸かれてお肌ツルスベ。これまでの道東巡りで満足度No.1です。
なお、こちらでも別海ソフトクリーム(350円)が食べられます。
道の駅尾岱沼
今夜の車中泊先「道の駅おだいとう」へ向かう途中につがいのタンチョウを発見。
今度はハッキリと頭の赤を確認出来ました。
牧草地にいるんだ。それとも沼が近いのかな?
道路のすぐ脇にいたので、これまで見た中で一番間近に見ることが出来ました。
そして「道の駅おだいとう」に到着。
こちらのトイレは「別海北方展望塔」の中と、トイレのみの建物の2箇所あり、WiFiが繋がりやすい別海北方展望塔の近くに駐車しました。
隣に停めたおじさんがガサゴソし始めてなんだろうと見ると、キツネの親子に餌をあげているところでした。
野生動物に餌付けは禁物と思いつつも、夜中じゅう隣合わせなので注意するのも不気味かなと思い静観しました。
でもキツネはガン見です。
クチコミにもあった通り、尾岱沼は野生動物に遭遇するチャンスが多そう。
明日が楽しみ〜。
(この旅は既に終了しており、振り返ってお届けしております)
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2021年 北海道車中泊の旅 19日目 根室グルメ⑤
市役所食堂ミナト
今日は月曜日。
市役所が開いているので、市役所内に入っている食堂でランチを食べました。
食堂は地下にあります。
12時ちょうどくらいに着いたので、混んでいるかと思いきや、我々が入ったのは3番目。
レジのところの壁にズラーっとメニューのみが書いてあり、ラーメンや定食、エスカロップなどがある中から以下をチョイスしました。
日替り580円(この日は麻婆豆腐でした)
生姜焼き定食630円
レジで注文と支払いをして、テレビの見える位置に着席。料理が運ばれて来る頃には、店内は8割くらい埋まっていました。
今日は久しぶりに中華を食べたいと思い注文した日替り定食の麻婆豆腐は、特徴のある味ではないけど、安定の旨さにじんわり幸福感。夫の生姜焼き定食も同じような満足感でした。
役所の食堂とあって良心的な価格だし、街の中心部で便利だし、申し分ないランチになりました。
北方四島交流センター(通称ニホロ)
根室の高速道路(根室道路)の出入り口に近い、街の中心部から少し離れた広い敷地に、「北方四島交流センター」があります。
最高裁判所新庁舎設計で知られる建築家岡田新一氏の設計事務所がコンペで最優秀を獲った立派な建物です。
これまで根室で見た中で1番豪華というかお金のかかった建物という印象です。
直前に入った根室市役所の庁舎のオンボロさと対極的で目がクラクラしましたよ。
愛称の「ニホロ」は、
ニ→ニホン
ホ→ホッカイドウ
ロ→ロシア
とそれぞれの頭文字から取っているそうで。
北方四島に住むロシア人と根室を始めとする道民との交流の様子や、北方領土問題の経緯など、展示物やAV資料などで学べます。
北方領土問題の発端となった時期の年表を見ると、広島被爆と長崎被爆の合間に旧ソ連軍が日ソ不可侵条約を無視して宣戦布告してきた経緯が見て取れます。
そんなドサクサ紛れに卑怯な攻め方をするロシア人と仲良くするって、感情的には理解できないけど、政治的には交流を交渉に繋げていく戦略を取ることが日本にとって得策ということなのでしょうか。
この辺り、直接根室市民に心境を伺ってみたいところですが、今のところそれには至っておりません。
沖縄の基地問題も本州の報道と現地の声とは温度差があるとよく聞くので、せっかく根室に来たなら少しでも現地の空気感を知りたいなぁと思います。
だって地図を見たら、根室半島と目と鼻の先だもん、北方四島は!
実際に納沙布岬から見ればその近さに驚くと思います。
3年前に訪れた際も血を吐くような叫びが窺える施設や石碑、標柱がこれでもかと建っており、お腹いっぱいになったのを覚えています。
でも、納沙布岬のその激しさからすると、今日伺った北方四島交流センターは理性的な印象で、実際の交渉にはこちらの方が政治的に効果がありそうな気もしてきました。
軍事的には日露だけの問題ではなく、米露関係に大きく左右されることなのかもしれませんが、実際に土地を奪われた元島民やその子孫、そして現在北方四島に暮しているロシア人の声は生々しい。
元々日本人が住んでたので、ロシア各地から寄せ集められた今いるロシア人のインタビュー映像などを見ていると、元共産圏のロシア人の移住ってどういう意味合いがあるんだろうと想像が膨らみます。
ここまで想いを馳せることができたのは、納沙布岬や北方四島交流センターに足を運んだからだと思います。皆さんも根室に来たら是非お立ち寄りください。
帰りにホクレンショップで花咲カニの鉄砲汁の缶詰とパンをゲット。
ここのパン屋さんはネットのクチコミ通り美味しかったです。
オランダせんべい
そして再び「オランダせんべい」を求めに端屋菓子店へ。
この間買いだめしたばかりなんですけどねぇ。
全く持ちません!
だって食べちゃうんだもん!
※賞味期限はひと月です
根室に来てはや6日目。
そろそろネタが尽きてきたなぁ。
でも先を急いでも根室より涼しいところがないのが悩ましいところです。
いっそお盆過ぎまで居座った方が、避暑に来たというこの旅本来の趣旨に合ってるかも。
どうしようかなぁ。
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