2021年 北海道車中泊の旅 17・18日目 根室グルメ④
昨夜は家出おじさんと距離を取って駐車出来たため、2日ぶりにぐっすり眠れました。
明治公園
早朝、公園地図にあった野鳥観察舎とひょうたん池を見に行きがてら公園を一周しました。
野鳥の声はあちこちから聞こえてくるもののこの日は姿は見られず、強い日差しと階段の登り下りに汗だくになって車に戻ってきました。
途端に曇り空になりスーッと涼しい風が吹いてきます。
根室と言えど時間帯を問わず、晴れたら暑く曇れば涼しい。当たり前のことを実感。
これからは何時だろうと、涼しいと感じるタイミングで散歩しようと思いました。
今日は週末。
公園の駐車場が混み始めたら、根室市民のお邪魔にならないところに移ろうと考えていたのですが、全く混む様子がなかったので、読書をしながら涼んでおりました。
すると、散歩中のお爺さんが声をかけてくださいました。根室やその近辺のことを伺うと、グルメや気候においては9月がベストシーズンとのこと。
霧は7・8月がピークで9月には減り、気温も暑くも寒くもなくちょうど良くなるそうです。
そして、名物の花咲カニも9月の方が獲れるらしく、今街に出回っているほとんどはロシア産とのこと。
ま、どこの地方でもよくある話だよなぁ。
でも改めて聞くとガッカリ。なおさら観光客価格で食べなくて良かったなと思いました。
秋刀魚もやっぱり秋が美味しいらしく、いつかは9月に訪れたいもんです。
また、根室に来てから野生動物に会えていなかったので、そのあたりも聞くと、春には100頭以上の鹿が一度に見られることがあるよとおっしゃってました。街のあちこちに出没するので、車との接触注意とのことです。
今朝早くに「パァーン!」と銃声のような音が数回聞こえたので、もしや熊よけのサインかと思いきや、熊は近くにはいるかもしれないが、明治公園近辺で出たとは聞いたことがなく、別物じゃないかと聞き安心しました。
明日は今回北海道に来て初めての終日雨の予報。また図書館や資料館などをお邪魔しようかな。
ニューモンブラン
本日北海道車中泊旅行18日目は終日雨ということで、公園にずっといるのもなぁと、ランチに根室駅前通りの「ニューモンブラン」さんで気になっていたエスカロップを食べてきました。
エスカロップはバターライスの上にトンカツを乗せてオレンジ色のデミソースがかかっている昭和レトロな洋食です。
オリエンタルライスは、ドライカレーに牛肉を乗せて茶色いデミソースがかかっています。
エスカロップ 900円
オリエンタルライス 1,120円
他にスタミナライスというライスとカツの上に野菜炒めと卵を乗せたメニューもあり、この3つが根室のソウルフードとして、至る所で食べられます。
まずはエスカロップのバターライスだけを食べてみます。
なんかどっかで食べたことあるなぁ。
バターたっぷりのロールパンのご飯版を食べているような、昔から食べ慣れているような味がしてほっこりします。
デミソースはカニクリームコロッケに乗っていそうな優しい味です。
オリエンタルライスは、カレー風味のライスが、昔洋食屋さんでよく食べたドライカレーを思い出します。
お肉が柔らかくてデミグラスソースとカレーライスと一緒に大口でパクつくとまた違う味に。
正直、釧路の「泉屋」さんでスパカツという懐かし洋食メニューを食べて満足していたので、エスカロップも似たようなもんだろうと思っていました。
根室の皆さん、ごめんなさい。
また別モノですね。
バターライスの優しい感じが、またスパカツとは違う懐かしさとなって記憶に残りそうです。
他にも「どりあん」というお店で元祖の味を受け継いだエスカロップが食べられるそうです。
次回の外食は、根室市役所に入っている食堂「市役所食堂ミナト」に行って、また違った根室の味を試したいと思います。
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2021年 北海道車中泊の旅 16日目 根室グルメ③
家出のおじさんがいます。
明治公園第2駐車場
明治公園一泊目を第1駐車場で過ごした時に、遅くまで隣でアイドリングしながら延々オリンピックを見ている軽自動車のおじさんがいました。
安眠妨害されたので、昨夜は第2駐車場に移ったつもりが、同じおじさんがまた現れました!
今度は朝方の4時半まで粘っていました。
家出でしょうか?
家庭に居場所のないおじさんが夜な夜な明治公園でアイドリング?
勝手に決めつけていますが、2日連続で安眠を妨げられると腹が立ってきます。
地元の方なので、道外からお邪魔している身で文句は言い辛いですけど、それにしてもその方はいつ寝ているのでしょうか。
ま、そんなことはさておき、全身虫刺されの原因はダニなんではかなろうかと思い、本日はコインランドリーにお洗濯しに行くことに致しました。
道東は常に湿気との闘いです。
狭い車中におじさんとおばさんが寝ているわけですから、熱気と湿気でダニの住処を提供しているようなものです。
根室市街にはあちこちにコインランドリーがあるので、明治公園からほど近い「コインランドリーひまわり」さんにお邪魔しました。
ダニが巣食っているであろう夏物ダブルサイズシーツ1枚とシングル掛け布団2枚、大判のタオルケットを衣服と一緒にぶっ込みました。
全自動洗濯機: 15kg 60分 1,400円
半乾きの洗濯物と枕をプラスして延長乾燥: 10分100円
駐車場がガラガラで風が吹いていたので、その間に敷布団を天日干ししました。
はぁースッキリ。
ついでに車内の整理も出来て一石二鳥です。
今夜から安眠出来そう。
午後から晴れて来たので、明治公園第2駐車場に戻り充電しました。
キツめな直射日光に充てて一気に充電です。のんびり木陰で読書しながら待ちます。
明治公園には「開拓使根室牧畜場跡」と看板が立っており、中央の広場にはサイロが3つ建っています。
緑の芝生に赤い屋根のサイロ。バックには青い空に白い雲。
まさに絵のような光景。
その他敷地内に、野鳥観察舎やバーベキューコーナーに、ひょうたん池、遊具場と、幅広く施設が散らばっています。
そしてこちらのトイレは木造で、個室には温かみのある絵が飾られ、まるでお部屋のような空間です。
マルシェ・デ・キッチン
今日で3日目の晩ご飯調達です。
この根室一豪華なスーパーマーケットは、3日目でもワクワクします。
特にお惣菜コーナーと海産物コーナー。
自宅近くのスーパーでは見かけない、花咲カニやシマエビなどの海産物がご当地価格で買えます。
7時閉店のマルシェ・デ・キッチンは、6時過ぎから目まぐるしく2割、3割、4割、半額と値下げシールが貼られるので、地元の方たちに混ざって緊張感のある攻防が始まります。
日頃自宅近くのスーパーで鍛えているので、根室でもまずまずの成績を収めました。
親子丼、海老の唐揚げ、中華風餡、ご飯。明日の朝食の締めにヨーグルトを購入して、なんと643円。2人分ですよ!
アホらしくて自炊が出来ません。
でも鉄砲汁用の花咲カニで汁物が作れたらいいなぁ。ご飯にかけたら美味しそう。
こんなに根室が快適なら夏の定住先として毎年3ヶ月くらい部屋を借りたいくらいです。
雪国の苦労を知らない私がいきなり移住を考えるのは無謀だと思うけど、夢ばかりパンパンに膨らみます。
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2021年 北海道車中泊の旅 15日目 根室グルメ②
明治公園で目覚めた朝、なんの虫か分かりませんが、首や腕など虫に刺されて痒みが出てきました。コロっと小さい虫が車にいくつも張り付いていたので、そいつが怪しい。夫は無傷なのに毎回私ばかり集中攻撃です。
北方原生花園のポニー
霧の立ち込める中、朝6時オープンと確認していたタイエー西浜店に朝食を買いに行き、午前中の曇りで涼しいうちに「北方原生花園」へ向かいます。
木道の先の東屋にたむろするポニーたち。仔馬が数頭います。
その仔馬を守ろうとしてなのか、近づこうとすると、1番身体の大きなポニーが小柄のポニーに「威嚇してこい」と言わんばかりけしかけます。
お邪魔は禁物と遠目に眺めるにとどめて、木道を進んでいくのですが、原生花園といってもシーズンは過ぎているのに特に見るものはありません。
ぐるっと一周出来るでなく行って帰って来るだけの虚しい散歩道を、どっさり乗っかった馬糞を避けながら歩きます。
ちょっと物足りなくて再びポニーたちに近寄ろうとしますが、またしても追い払われやむなく退散。
根室市歴史と自然の資料館
花咲港の近くにあたるこちらの資料館は改装したてなのか、トイレが真っ新に見えます。
除菌する機械からビヨーンと出てくるスリッパも新品です。
資料室に入ると北海道の古代遺跡の展示が、縄文時代から遡って土器などが見られます。
その他、根室のアイヌの歴史や、ロシアとの関わり、自然動物の剥製の展示などが見られます。
資料館の向かいは立派な建物の小学校です。
根室車石
資料館から車で3分くらい行くと、「根室車石」が海岸に見られます。
車石に向かう途中、北方原生花園では見られなかった花が、冷たい風が吹き続けるからかまだ咲いています。
その中によくわからない多肉質な植物を発見。野生の多肉植物はタニラー(多肉植物愛好家)にとって感動モノなのです。
以前も礼文島訪問の際にオロスタキスを発見して写真を撮りまくりました。
今回のは見たことがないので、属種は不明ですが、帰宅したらベテラン愛好家の皆さんに伺って見ようと思います。
この「根室車石」の専用駐車場はとても涼しくて虫が少ないので、車中泊出来ないかクチコミを調べたところ、外国人窃盗団の強盗のカキコミあり、さすがに怖くて断念しました。
花咲カニ
お昼に花咲港近くの店で、花咲カニチャーハン、ラーメン各1,200円を食べました。
友人に宅急便で送ろうと花咲カニ一杯の値段を聞いたところ、1番小さいので3,500円とのこと。
あれ?
昨日タイエーで千円以下で売ってなかったっけ?
送料も若干高いような。
ネットではカニがふんだんに入っているとのカキコミを見たけど、そうでもないし。典型的な観光客価格かな?
吸っている人が見当たらないのにタバコ臭かったので、次回根室を訪れる際はもう来れないなぁ。
夕方スーパー「マルシェ・デ・キッチン」で見たら、やっぱり一杯千円以下のものが大半。鉄砲汁用の千切れた足なんかは200円代で売ってました。
結論: 花咲カニはスーパーで買った方が断然安い!
鉄砲汁の缶詰もお土産店よりスーパーの方が安いので、友人にはまとめて買って直接渡そうと思います。
ちなみにオランダせんべいも東京駅では400円で、釧路市内だと250円なので、鬼のようにまとめ買いをして帰る予定です。
根室市図書館
こちらでは照明付きの勉強机の並んだコーナーで、パソコンを持ち込み、写真の整理とブログ記事作成に使わせていただきました。
フリーWiFiで電源付きなので、根室滞在中には頻繁にお世話になると思います。
ありがたや〜。
こちらの図書館ではカズオイシグロの「クララとお日さま」など人気の新刊も普通に読めちゃうので、関東の自宅近くの図書館だと何十人待ちの蔵書をまとめて読めるチャンスでもあります。
今夜は明治公園の第2駐車場にお泊まりです。
昨夜の第1駐車場よりも広くて平らな第2駐車場は、炊事場はないものの綺麗に清掃されたトイレ(女性・障害者兼用)があり、「タイエー曙店」が徒歩圏内にあります。
公園内を通って第1駐車場の炊事場へもそう遠くはないので、車中泊するなら断然こちらをオススメします。
おかげさまで根室は本当に過ごしやすいですね。涼しくて何食べても美味しくて、こんなに居心地良いとほかに行けなくなっちゃう。
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2021年 北海道車中泊の旅 14日目 霧多布岬のラッコ&根室グルメ①
「MO-TTOかぜてキャンプ場」で目覚めた早朝、薄っすら霧に包まれていたものの、朝食を食べている間にみるみる晴れてきました。
イケるかも?
霧多布岬
3年前に訪れた時は霧で何も見えなかったので、今回も半ば諦めていた霧多布岬。急いで荷物をまとめて向かいました。
澄み渡った青い空に期待が膨らみます。
馬が放牧されている草原の中を岬に近づいて登っていきます。
こんなふうになってたんだぁ。
初めて地形が見えた霧多布岬。
しかし断崖絶壁に阻まれて陸に上がれない霧が入江に溜まっています。
まだ霧多布岬は2回目の訪問。
3年前は摩周湖同様、見事に霧でフラれました。
普通はそんなに簡単に見られるものではないとタカをくくっていたため、全容とまでは言えないものの、ここまで見られたら上等じゃないでしょうか。
ラッコたちに遭遇!
岬の駐車場に停めて突端まで行く途中、熱心に海を覗き込んでいる夫婦がいます。
ラッコが見えますよ
なんとラッコの親子が遠くに見えます。
車で走行中は崖の底は見えないと思っていたら、入江によっては海までしっかり見えるのです。霧も少し晴れてきたのかな?
この辺りには5頭のラッコが住みついているらしく、よく見ると遠くに2頭、手前に3頭ちゃんといました。
崖の高さがあるので、米粒に近い小ささでしたが、声を掛けてくださったご夫婦が双眼鏡を貸してくださり、親子でじゃれている姿がハッキリ分かりました。
かわいい💕
キツネと違い一瞬で見られなくなるでもなく、いつまでも近辺に留まってくれるのでゆっくり見られるのがいいですね。
満足するまで観察して、「霧多布岬キャンプ場」で一休み。
こちらは無料なので、長期滞在高齢者キャンパーたちが集っていましたが、晴れの日にもかかわらず、今日は空いていました。
3年前に来た時は、霧が3m先も見えないくらい深かったのに、駐車場もテントサイトものびっしり埋まっていたので、今日はラッキーでした。
タンチョウ発見?
ひと通り涼んだ後、お腹が空く時間を見計らって根室に向かいます。
ズンズン東へ進むと沼の浅瀬にタンチョウらしき2羽が!
この辺りは小さい沼がたくさんあるので、お魚を求めるタンチョウの餌場になっているのかしら?
そういえば3年前に見かけたのもこのあたりだったような気がします。
でも遠くて頭に赤いものが確認できないので、タンチョウとの確証は持てません。
全体のフォルムと白と黒の配色はまさにタンチョウのそれなんですけどね。
もしかして幼鳥かもしれません。
恵茶人沼(エサヒトヌマ)は馬の天国?
馬だ!
タンチョウが観られてホクホクな気分のまま走っていると、恵茶人沼(エサヒトヌマ) という小さい沼にたくさんの馬たちがギュギュッとたむろしています。
霧でぼんやりした中に水辺の馬を見ると、まるで天国を見ているようです。白い馬は更に神様のように見えます。3年前にもこの辺りで霧の水辺に薄ぼんやり佇む1頭の白馬に出会ったことがありましたが、もしかするとこの中にその1頭がいて、今回再会できたことになるのかもしれません。
道東では馬に出会えるチャンスにたくさん恵まれましたが、ここで見た光景が一番幻想的かつ印象的でした。
途中、「道の駅スワン44ねむろ」でお土産を買い、更に東へ進むと「春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンター」があり、立ち寄ってみると定休日でした。
はいはーい
もう慣れっこですよー
タイエー西浜店「焼き鳥弁当」
そしてお腹もちょうど空いてきた頃、いよいよ根室市街に到着しました。
先ずはNHKの番組「ドキュメント72時間」を見て気になって3年前も訪れた「タイエー西浜店」。
名物の「焼き鳥弁当」が注文してから焼いてもらえます。焼き鳥といっても豚肉なんですけどね。
加えて「鹿肉弁当」も焼いてもらい、お惣菜もプラス。他にも市内で食べたいものがあるので、いずれも小を頼み店内でいただきました。
当然めちゃ旨な「焼き鳥弁当」。
しかし「鹿肉弁当」も負けていません。思いのほかお肉が柔らかく、甘辛のタレが絶品で大変満足いたしました。
高級スーパー「マルシェ・デ・キッチン」
小といってもなかなかのボリュームに、九分目の腹を抱え、向かう先はスーパー「マルシェ・デ・キッチン」。
オシャレで品揃え豊富なスーパーです。
ここでおやつのつもりで購入したのが写真の3点。
先ずはそのまま食べられる茹でたシマエビ。
噛むと旨みと甘みがじゅわわーっとお口に広がり昇天ものです!
ただツノに返しが付いていて歯茎に刺さるとめちゃ痛いので、途中からキッチン挟みで落としてから食べました。
お次は名無しのさくらんぼ498円。佐藤錦よりも高級な南陽に似て大粒です。佐藤錦は下手したら1パック半分近く甘みの薄いハズレがあるけど、この名無しさんは南陽並みにほぼハズレ無し!
最後の茹たこは、皮が硬くなくて食べやすく、間違いない旨さでした。
これらは本日の車中泊先である「明治公園」でいただきました。こちらの駐車場は24時間トイレに加え、なんと炊事場があります。
シマエビやタコを食べた後のトレイを洗えるので、ゴミが臭くなるのを最小限にできて非常にありがたいです。
端谷菓子店「オランダせんべい」
そして本日最後のグルメは、「オランダせんべい」。
本店に着くと、スライドドアを開ける前から甘い香りがします。中で女性たちが焼いているのです。
根室にはオランダせんべいを買えるお店がたくさんあるのですが、本店ではB級品が買えます。
自分用なので、少しでも多く安くと、180円×1袋に220円×3袋の計4袋購入。
散々海鮮おやつを食べたばかりなのに、つい手が伸びてしまいます。賞味期限1ヶ月とありましたが、あっという間になくなりそう。
このオランダせんべい、とっても素朴な根室の名物お菓子で、見た目は薄いワッフルのようなのですが、噛むとそんな生易しいものではなく、「これって食べ物?」と疑うほど容易くは噛み切れない。スルメやジャーキーを噛み切る手強さです。
でもいったん口に入ると、噛めば噛むほど優しい甘さが広がり、珍しい食感なのに懐かしい感じがクセになります。
3年前にたまたま「マルシェ・デ・キッチン」で見つけて買ったのが発端ですが、調べると結構有名なお菓子で、なんと東京駅にも売っているのです。めちゃ高いけど。
ぱんぱんのお腹を抱えて、「準天然温泉 みなと湯」で入浴を済ませ、本日の根室グルメは終了です。
明日はエスカロップを食べなきゃ。
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2021年 北海道車中泊の旅 13日目 浜中町
夜中の強風で寝不足の朝。
来止臥野営場は深い霧に包まれています。
ホットサンドの朝食後、次なるルートはおおよそ決まっているのですが、どこが買い出し、入浴、車中泊に便利なのか、曇り続きの週間天気予報を鑑みながら決めました。
厚岸
まず目指すは「道の駅厚岸グルメパーク」。
厚岸グルメパーク | 北の道の駅 (hokkaido-michinoeki.jp)
とにかく牡蠣が売りの道の駅。1階ではオイスターソースが入った「オイスターモカソフト」が食べられます。
2階にはレストランや市場があるのですが、今日は道の駅から車で3分の所にある「厚岸漁業協同組合直売店エーウロコ」で生牡蠣をちゅるんといただこうと思い向かいました。
本日定休日
あっそ
今回の旅ですっかり振られ慣れてしまったので、ショックは最小限。
3年前にも訪れており、花咲カニや牡蠣は前回思う存分食べていたのと、釧路で炉端焼きを楽しんだ記憶がまだ新しかったため、サクッと諦めて近くのスーパー「フクハラ」で買い出しを済ませ先に進みます。
原生花園あやめヶ原(厚岸霧多布昆布森国定公園)
エーウロコから車で15分のところに「原生花園あやめヶ原(厚岸霧多布昆布森国定公園)」があり、断崖絶壁の勇壮な風景と放し飼いの馬たちに会いに行きました。
3年前に根室十景に数えられる「北方原生花園」で大量の馬たちに囲まれて、ビビりながらも楽しんだ想い出を「原生花園あやめヶ原」でリバイバルさせたかったのです。
生憎この日は濃い霧が立ち込めており、絶壁は薄ぼんやりとしていましたが、お馬さん達には間近でご挨拶出来ました。
こちらの馬は、「北方原生花園」のポニーと比べて細身で小柄なのと、有刺鉄線の向こうにいるので、緊張感はお互いゼロ。どんなに近づいても話しかけても、まるで我々は存在しないかのごとくひたすら草を食んでおります。
ちょっと寂しい。
根室の「北方原生花園」の馬たちにお口直しの「圧迫」をお願いするしかありません。
浜中町
次なる目的地は「霧多布温泉ゆうゆ(正式名称:浜中町ふれあい交流・保養センター)」。
霧多布温泉ゆうゆ|浜中町ふれあい交流・保養センター (kiritappu-yuyu.com)
昨晩は入浴施設の遠いキャンプ場のため、得意の赤ちゃんのお尻ふきで清拭しました。
2日ぶりの入浴なら3年前に利用してハズレない確証のあった「霧多布温泉ゆうゆ」が最適と思い今回も利用させていただきました。
こちらの温泉は、浜中町が生んだ天才、モンキーパンチの「ルパン三世」があちこちに感じられる施設です。
利用者の半分以上と思われる高齢者と、ちょっぴりセクシーなルパンファミリーのキャラクターとのコントラストが、不思議と気恥ずかしく感じられてしまうのは私だけでしょうか。
前回と変わらず清潔で熱すぎない湯加減に満足して、本日の最終目的地「浜中町中山間活性化施設(MO-TTOかぜて)キャンプ場」を目指します。
MO-TTOかぜてキャンプ場
「MO-TTOかぜてキャンプ場」は、霧多布岬から北西に13kmの内陸部にあります。
MO-TTOかぜてキャンプ場のオープンについて|観光情報|浜中町ホームページ (townhamanaka.jp)
テント1張(1~5人用までの小・中型)330円、(6人用以上の大型)550円
※車中泊の場合もテント泊同様の料金が発生します。
※テントや車の横にタープを張る場合は、別途タープ分の料金も発生します。
(浜中町公式ウェブサイトより)
今日は霧が深いのでテントを張らず、テント1張分の330円を払って入らせていただきました。
同じ敷地内の、浜中町産の牛乳を使ったアイスクリーム作りなどの体験が楽しめる施設で受付をします。
受付の方に、車中泊だけなら駐車場でも、炊事場とトイレが隣接するエリアを巡る道路に、車一台分通れるように駐車すればどこでもいいですよと案内されました。なんともおおらかなルールです。
ちなみに広い芝生に走る道路は、ラブリーな牛の形を描いています。
炊事場とトイレの近くには既にキャンピングカーが2台停まっていたので、その反対側の、芝生に突き出した小さい駐車スペースに停めさせていただきました。
まだ新設したばかりなのか炊事場がとても綺麗です。
片道約800mのところに「コープはまなか 桜店」もあるので買い出しもとっても便利。
広い芝生に3匹の親子キツネがチョロチョロしています。
明日天気が良くなれば連泊してテントを張りたいなぁ。
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2021年 北海道車中泊の旅 12日目 来止臥野営場
昨日は来止臥野営場で静かな夜を過ごして、朝まで深く眠れました。
よく見るとこのキャンプ場に野営している車のナンバーはバラエティに飛んでいます。
また、ソロのバイカー同士で声を掛け合う姿も見られます。
いろんなところから来たキャンパーのいろんなお話は財産ですね。
特にベテランの方との情報交換や旅のエピソードは、それを参考に旅のルートが変わることにも繋がり、そこから得られた経験は忘れられない想い出になります。
今回も隣り合ったベテランキャンパーさんから、あまり知られていない施設や、雨の日の有効な過ごし方などたくさん教えていただきました。
なかでも是非挑戦したいと思ったのは、雨の日の公共プール利用。
「町」と付く自治体には大抵温水プールがあり、400円程度でいつもガラガラとのこと。
キャップとゴーグルがあれば他県から来た者でも利用できるそうです。
雨の日はこれまで道の駅や図書館、資料館などで過ごすことが多かったのですが、プールもありですね。
水着で入れる混浴温泉にいつ遭遇するかも知れないと、念のため長期の車中泊旅行にはいつも水着を持参しているので、今回は使えそうな気がします。
また、今日は汗を洗い流す程度でいいやと思えば入浴の代わりにもなるかなぁと企んでます。
なお、シャンプーや石鹸は使用不可のところがほとんどだそうです。
今日は10日分の疲れが取れるまでのんびりまったり。お昼寝も気づいたら4時間以上していました。
誰に咎められるでもなく、ひたすら気ままな一日は、長期の旅に不可欠ですね。
そんな日にぴったりなのがこの来止臥野営場。
きっとリピートすることになると思います。
前言撤回!
明日は終日雨なので、運良く空いた東屋の隣に夕方移動して一通り寝支度を整えたところで、
「始めますか?」
という声が聞こえてきました。
まさか、、、
そのまさかです。ワラワラとご老人たちが我々のハイエースの後ろを何往復もして宴会準備を始めました。
この時点で夜8時少し前。
本来キャンプ場での宴会ならそろそろお開きの時間のはず。
そういえば昨日も東屋辺りで宴会をしているご老人たちがいたので、もしかして同じ面々なのかも知れない。
じゅうじゅう何やら焼き始めたので、車の中に臭いが入ってくる前に、再び車を移動させました。
せっかく暗くなる前に寝支度をしたのに、とんだ二度手間です。
もしこれを毎年毎晩やっているとしたら、もうこの野営場はリピートしづらいなぁ。
管理人のいない野営場ではこういうことが起きるんだなぁと実感しました。
せっかく良い無料野営場を見つけて、今回初の連泊と決め込んだのに。
あんまりです。
これまで泊まったキャンプ場では、皆さんベテランの方ほどマナーやルールを守る方たちばかりだったので、これはかなりハズレだなと思いました。
キャンパーというよりただの酔っ払いといったけたたましい笑い声にイライラがつのります。
がっくり
良い野営場なのに、、、
腹が立って眠れないかも
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2021年 北海道車中泊の旅 11日目 釧路湿原
釧路河畔駐車場で霧の朝を迎えました。
コロナでシャワー使用不可の達古武オートキャンプ場
さて、今日泊まる予定のキャンプ場は、釧路湿原東側の達古武湖畔にある「達古武オートキャンプ場」です。
コロナの影響で事前に予約が必要か、北海道釧路町観光ポータルサイトで確認したところ、大丈夫そうだったのですが、ここまでの旅でいろいろ予定外のことが起きていたので、少し用心深くネットで調べていたところ、なんとシャワーが使えなくなっているとのカキコミを発見!
キャンプ地に電話して、コロナで何か利用制限はないか伺ったところ、特にありませんと言われたのですが、カキコミにあったシャワーについて聞くと、使用不可とのことでした。
危なかった
「達古武オートキャンプ場」の近くには日帰り入浴施設がないので、シャワーが使えるか否かは非常に重要なチェック要素です。
北海道釧路町観光ポータルサイトにはシャワー使用不可について記載がなかったので、気づかずに行って苦労する人もいると思います。
今後のキャンプ場巡りも気を引き締めて事前確認をせねばと肝に銘じました。
ということで、今回の釧路湿原は日帰りとなりました。
細岡展望台
3年前に1度訪れているので、巡った展望台は2箇所。細岡展望台とサルボ展望台。
細岡展望台は駐車場から坂道を10分以上歩くことになります。
暑かったので、着いた頃には薄っすら汗が。
しかし展望台からの眺めは雄大で、3年前の記憶が蘇ります。
まるでサバンナのようで、像やキリンがのっそり歩いていても不思議がない光景です。
前回みたいにもうちょっと晴れていたらなぁ。自然なので毎回ベストコンディションで見られるわけではないですよね。
駐車場へ戻る途中、階段を見つけ登ってみると、東屋のようになっていたので、コープさっぽろで買ってきたお惣菜とおにぎりでランチと致しました。
コープのお惣菜は今のところハズレ無しです。
「お肉屋さんのお惣菜コーナー」とお「魚屋さんのお惣菜コーナー」が秀逸です。
数日前に食べたお肉屋さんのコーナーの牛肉のサガリが美味しかったので、今回もお肉屋さんのシリーズを物色。鶏皮の唐揚げを選びます。
その他、3種の貝づくし弁当に黒胡麻のおむすびとプチトマトを購入。どれも大変美味しゅうございました。
細岡展望台からの帰り道、なにやら駐車場が見えます。
入ってみるとカヌーポートでした。
ここからだと釧路川が目の前で、まるでカヌーに乗っているかのような水面に近い目線で川を臨めます。
木陰が気持ち良かったので、しばらくチェアーを出して水面を眺めていました。
サルボ展望台
お次は「サルボ展望台」。
こちらも駐車場から結構な距離のキツめの坂を登ることになります。
苦労して登った割にはショボい景色にがっくり。もう来ないかも。
でも細岡展望台からサルボ展望台へ行く途中の道は、釧路湿原を横目に走る素敵なドライブコースになっています。
そしてなんと鹿1頭が塘路湖を歩いて横切っているではありませんか!
鹿って水は怖くないのね。
湖は鹿の足の付け根あたりまでの浅さなので、水辺ではなく沖の方まで悠々と歩く姿はメルヘンチックで不思議な光景でした。
展望台はがっくりでしたが、2匹の子ギツネも道端で見られて、ナイスなドライブになり、結果オーライな感じでした。
岩保木水門
釧路市内に戻る途中、岩保木水門(いわぼっきすいもん)に立ち寄りました。
こちらも3年前に訪れています。
釧路湿原の中を車で入っていける貴重なスポットで、川の辺りで釣りを楽しむ人達が楽しそうにたむろしておりました。
車を停めて、ふと小高いところに建つ木造の建物を仰ぎ見ると、猛禽類と思しき鳥が屋根の橋にオブジェのごとく留まっています。
そーっと近寄ってみたつもりですが、近寄るこちらからずっと目を離さず、近寄りきれないうちに飛んで行ってしまいました。
屋根に留まる姿はそんなに大きく見えなかったのですが、羽を広げると明らかに猛禽類と分かる大きさでした。
さすが国立公園は野生動物の宝庫ですね。釧路市街地からは車で1時間弱なのに生息する生き物がまるで違います。
シャワーが使えないことから達古武オートキャンプ場から急遽変更となったお泊まり先の来止臥野営場は昆布森にあります。
向かう途中の「天然温泉 大喜湯 春採店」で入浴し、「コープさっぽろ春採店」で夕食と明日の朝食を買って釧路の街を出ました。
来止臥野営場
昆布森の入り口付近でようこそと言わんばかりに雄鹿がお出迎え。
そして狭い砂利道を抜けて来止臥野営場に到着。
崖の上の野営場。
あるのは海ばかり。
北海道に来てからお昼寝も出来ずにあちこち走り回っていたので、いかにも昼寝や読書に適したこの環境に心底ホッとしました。
思いのほか炊事場もトイレ(女性用は洋式和式一台ずつ)も東屋も綺麗で更に安心。
なお、トイレットペーパーは備え付けられてないので、自宅から持ってきた紙を都度持ち込みました。
4連休の最終日とあってキャンパーはそれなりにいましたが、お互い丁度良い距離を保って寝城を構えています。
崖の斜面には黄色い花が満開を迎えており、下を覗くと小さく砂浜になっています。
すると声をかけて下さった地元のキャンパーに「鹿がいますよ。この辺ではよく見る光景です」と教えていただきました。
ホントだ!
砂の色と同化して気づかなかったのですが、よく見ると5頭ほど海岸にいます。
海と鹿。
イメージがあまり繋がらない組み合わせに驚きました。
塩を舐めに来ているそうです。
海岸に続く斜面にも他に5,6頭いて、なかなかの大所帯です。
いいところに来たなぁ。
朝夕はほぼ毎日霧を被っているこの地域らしく、涼しいを通り越して少し寒いです。
今回の旅で初めて虫除けではなく、寒さで上着を羽織りました。
虫よりも寒さの方が100倍良いです!
人一倍ブユに噛まれ易い私にはオアシスだわ。
今夜こそぐっすり眠れそう。
明日はなんにもしないで一日中ボーッとしていたい。
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2021年 北海道車中泊の旅 10日目 釧路グルメ
「道の駅阿寒丹頂の里」を朝早く出て、グルメを求めていざ釧路市街地を目指します。
レストラン泉屋
まずはお洗濯。
時間潰しに便利そうな「イオン釧路昭和店」に入っているコインランドリーへ。
釧路市内の他のコインランドリーを見ていないので分かりませんが、こちらは大半が乾燥機で、洗濯から乾燥まで全自動で出来るマシンは1台(15kg)のみ。
洗濯後、乾燥機に移す必要があるので、長時間その場を離れづらく不便を感じました。次回は全自動を最優先に探そうと思います。
今夜は釧路フィッシャーマンズワーフで炉端焼きを食べる予定なので、ランチは軽めにせねば。
軽くお蕎麦でもと検索をしているうちにたどり着いたのが、「レストラン泉屋」のカツスパ!
どこが軽めやねん!
カツスパとは、ミートソーススパゲティの上にカツレツの乗った洋食で、釧路の泉屋さんが発祥とのこと。
本店ではなく、スーパーアークス鳥取大通り店に入っている「レストラン泉屋 ソロ鳥取店」にお邪魔しました。
夫は「カツスパ」1,150円、私は「泉屋風」930円を注文。
普通盛りを頼んだつもりが鉄皿から溢れんばかりの量。こぼさずに食べるのは至難の業です。
軽めのつもりが、、、
クチコミで昔ながらの洋食屋さんとあった通り、アルデンテってなに?と言わんばかりの太麺に、「ロメスパ」の4文字がチラつきます。
「カツスパ」のミートソースはこってり濃厚で、カツレツのタレとしても秀逸。喉が渇きそうです。
あっさりとした見た目で注文した謎の「泉屋風」は、シンプルな塩味。縁の赤いハムと細切りの豚肉の競演という斬新なメニュー。私としてはこちらの方が衝撃的で且つ懐かしい感じがして、また釧路を訪れた際は注文することになる予感が致しております。
釧路は他にもタレの染み込んだ鳥の唐揚げ「ザンギ」発祥の地でもあり、北海道屈指の漁獲量を誇る港街とは思えない陸のご馳走が地元釧路市民の御自慢のようです。
他にお蕎麦が美味しいとの評判もあり、「牡蠣蕎麦」の名店もあるそうで。
帯広に続き、釧路もグルメ天国なのです。
北海道といえば大自然のイメージが大きかったのですが、知れば知るほど都会のグルメが楽しいことに気付きます。やはり人の数だけメニューも生まれるということでしょうか。
大盛り同然のスパゲティで膨れた腹を抱えてついでに「スーパーアークス鳥取大通り店」を物色。
ここまでの北海道車中泊の旅で度々お世話になったスーパー「フクハラ」は、北海道のスーパーマーケットグループ「アークスグループ」の傘下に入っており、今回お邪魔したスーパー「アークス」さんは同じ傘下ということで、「フクハラ」との比較のためにも見ておきたかったのです。
弁当・惣菜コーナーを重点的に、ほかキャンプ場でのバーベキューに使えそうな食材をチェック致しました。
この日のラム肉スライスは安かった。さすが広告の品!
これまで見てきた「フクハラ」と際立つ違いは感じなかったのですが、人口17万人の都市釧路の「アークス」は、やはり規模が大きく、その分品揃えも豊富でした。
満腹のくせにギンギンに目を光らせ店内を物色する食いしん坊夫婦。万歩計を覗けば5000歩を超えておりました。
なんなんでしょう、この食い意地は!
呆れながらも良い腹ごなしになり、夜の炉端焼きまでまだまだ時間があったので、市内の図書館で北海道の情報誌にロマンを膨らませて過ごしました。
釧路河畔駐車場
さて、今夜の車中泊先は「釧路河畔駐車場」。24時間最高1,650円でトイレ付きな上に、24時間管理人が常駐しているので、飲み屋街が目の前でも安心の駐車場です。また、目の前に日帰り入浴が出来る温泉「釧路パコの湯」があります。
この駐車場は管理棟を挟んで2箇所あり、幣舞橋に近い方が第1駐車場、奥が第2駐車場になります。
第1駐車場に停めてから気付いたのですが、幣舞橋は釧路のシンボル的な橋で、ライトアップも美しい分賑やかなので、車中泊には奥の第2駐車場の方が静かだったかも知れません。
第2の方に移ろうとすると、1度ゲートを出て入り直さなければならず、念のため管理の方にお願いしてみましたが、やはり移動するには料金が新たにかかるとのこと。残念! 次回来る時はしっかり覚えておかねば。
なお、カモメがたくさんいるので糞爆弾にご注意下さいませ。
釧路名物炉端焼き
本日のお夕飯は「釧路フィッシャーマンズワーフMOO」の「岸壁炉端ばた」で炉端焼き。
牡蠣、帆立、海老、つぶ貝、ホッケを煙モウモウの中いただきました。
おうちでは味わえないスモーキーな海鮮に、観光客気分全開です。
特に釧路名物のつぶ貝が美味しかったです。
ヒヤリとしたのは予約制だったこと。でも開店と同時の17時に行ったら、「今なら大丈夫ですよ」と入れていただけました。危なかった、、、。
煙が服や髪に染み付いてから、先に温泉に入らなくて良かったことに気付きました。この順序を逆にしてしまうとえらいことになります。
明日はなにを食べようかなぁ。
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2021年 北海道車中泊の旅 9日目 オンネトー&つるいキャンプ場
「道の駅 あしょろ銀河ホール21」を朝早く出発して、オンネトー経由で「道の駅阿寒丹頂の里」を目指します。
オンネトー湯の滝
オンネトーは3年前に一度訪れていたのですが、駆け足の旅であったため、三大湖と記憶が混同していました。
今回は時間がたっぷりあるので、「湯の滝」を見てきました。
専用駐車場から約1.4kmあるので、虫除け対策をしっかりした上に熊よけの鈴をチリンチリンぶら下げて、林の中を進みます。
汗の噴き出す中、湯の滝に到着。
写真の通り岩で細かく分かれた水の流れが壁のように広がっています。
水に触れてみると、湯の滝というには微かに生温い、人肌程度の水温です。
滝というと冷たいと頭にインプットされているので不思議な感覚です。爽快感は感じられません。
靴を脱いで足をつけていたご婦人が「気持ち悪いけど気持ちいい〜」とおっしゃっていたのが印象的です。
この滝は、マンガン酸化物生成地で世界的にも珍しく、35億年前に起きていた現象がここでは今でも起きている場所で、帰り際に看板を見ると、「大変貴重な現象であり、岩石等には触れないでください」と注意事項が書いてありました。
水に触れちゃってまずかったのかなぁ。
赤文字でデカデカと書かれてなかったので、気付くのが遅くなってしまいました。反省反省。
道の駅阿寒丹頂の里
お次はタンチョウの越冬地として知られる「道の駅阿寒丹頂の里」に到着。
日帰り温泉併設とあって車中泊キャンパーに人気の道の駅です。車中泊専用の駐車エリアも設けられています。
4連休の2日目とあってなかなかの賑わいです。この連休中に特設会場で「阿寒ポーク」の照り焼きステーキ150g500円と300g1,000円が売られていました。
それぞれ一つずつ合計450gと2個入りのおにぎりを夫婦で分け、味変で沙流川オートキャンプ場でもらったレモン汁をかけると2度美味しくなりました。
お腹いっぱいになった頃、辺りを散策。
「阿寒国際ツルセンター」の入り口となる道の駅の道路を挟んで向かいに、旧道の駅があります。
こちらにも24時間トイレがあり、Wi-Fiもバリバリ飛んでいるので、しばらくベンチで涼んでおりました。
この時点でまだ1時前。寝るまでにはかなりの時間を過ごさなければなりません。
こうなるとつい動きたくなるのが我々夫婦の習性。あちこち夫婦で車中泊巡りを始めて8年目。まだまだ落ち着きのない二人です。
ネットで検索していると、隣の鶴居村に無料のキャンプ場があるではありませんか!
「無料」となると俄然検索にも力が入ります。
つるいキャンプ場
「つるいキャンプ場」は釧路湿原の北西部にあり、Aコープ、コインランドリー、日帰り入浴ができるホテル「グリーンパークつるい」があります。
行くしかない!
落ち着きのない夫婦は車中泊に便利な「道の駅阿寒丹頂の里」を後にし、「つるいキャンプ場」を目指します。
丘の斜面が牧草地帯になっている爽やかな道のりを抜けて鶴居村に入りました。
ん?
キャンプ場の看板のある入り口が通行止めされている!
アホですねぇ。
今回の車中泊の旅はコロナ禍なので、予め開いているか確認してからキャンプ場を訪れないといけないと何度も肝に銘じた筈が、よりによって閉鎖中の「つるいキャンプ場」の時に限って確認を怠ってしまったのです。
仕方なく「鶴居運動広場」を散策して、「グリーンパークつるい」で日帰り温泉に入ってこの日は「道の駅阿寒丹頂の里」にUターン。往復64kmの虚しいドライブとなりました。
やっと出会えた野生動物たち
北海道車中泊の旅に出て今日で9日目。
帯広など都会をウロウロしてきたせいか、北海道旅行の醍醐味である野生動物に未だ遭遇出来ておりませんでした。
ところが、この日は立て続けに遭遇。
まずはオンネトーに近づいたところで2羽の猛禽に遭遇。
我々の車が近づいたことで2羽が同時に飛び立ち、しばらく低く飛行していたので、かなり間近でその大きさと優雅さが実感出来ました。
デート中にお邪魔してしまったのかも知れません。それでバチが当たって無駄なドライブをする羽目になってしまったのかしら?
次に出会えたのは蝦夷リスです。
ゴーカートやバーベキュー広場のある「鶴居運動広場」で、連休の親子連れで賑わう中、ひょっこり松の木から降りてきた蝦夷リスちゃん。尻尾がふさふさです。
4,5歳の男の子が興味深々で近寄ると木を登り始めました。
でも、一気に上まで登り切らず、人の手の届かないところまで登ると余裕があるのか、低めのポジションでじっとしています。
しめしめと写真を撮りに行くと、写真のようにしばらく目が合い続けました。
動物園などで見ると、シマリスより大柄で太々しい印象だったのですが、野生の姿を間近で見るとめちゃ可愛いのです。すっかり虜になってしまいました。
お次は「グリーンパークつるい」で入浴後、「道の駅阿寒丹頂の里」へ向かう途中、5頭の鹿ファミリーを広々とした牧草地帯に発見。子鹿がはしゃいでいて可愛いかったです。
そして極め付けがタンチョウ鶴。
「道の駅阿寒丹頂の里」の駐車場で涼んでいると、複数の鶴の声が聴こえてきました。
姿を見ていないので、確信出来ないのですが、道の駅や「阿寒国際ツルセンター」閉館後だったので、録音ではなかったように思います。
鶴というと冬のイメージですが、3年前の道東車中泊旅行の時も見ているので、夏でも見られるのです。
散々期待していた野生動物に、一週間以上も振られ続けていたのに、皮肉なことに見られる時は一気なのね。
何故か街中でも山の中でも見られる筈のキツネにはまだ会えていません。
そのうちそのうちと期待しているうちに、今度は熊に会っちゃったりして。
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2021年 北海道車中泊の旅 8日目 しほろ温泉&足寄町
朝起きたら霧の中。
ひんやり気持ちいい。
避暑に来たつもりの北海道で連日暑さに悩まされてきたので、しほろ温泉の朝晩の冷気に、これぞ求めていたもの!と安堵のため息が漏れます。
しほろ温泉
昨晩入ったしほろ温泉(大人500円)は、源泉かけ流しモール温泉で、露天風呂、泡風呂、サウナなどがあります。
これまで入った十勝の温泉は、私には熱くてゆっくり浸かれるところがなかったのですが、こちらは浴槽ごとに温度で区切られており、泡風呂は38〜40度だったので、やっとゆったり入れました。
お肌のツルツル具合も一番実感出来て大変満足いたしました。
駐車場には足湯があり、早朝に覗いたら空になっていたので、頻繁にお湯の入れ替えをしてくださっているようです。
昨晩買った「ますやパン」のパンと持参したビーフシチューで朝ごはんを済ませ、「道の駅しほろ温泉」のオープンと共に士幌町を出ました。
足寄町に入り最初に立ち寄ったのが「道の駅 足寄湖」。
無人のこの駅からは足寄湖を見渡せるスポットが見つけられず、暑さを凌げる木陰がないことで早々に退散しました。
道の駅あしょろ銀河ホール21
そして本日のお泊まり先「道の駅あしょろ銀河ホール21」に到着しました。
驚くことに、こちらの駐車場には「Pキャンピングカー」と標識の立つエリアがあります。
帯広近辺では車中泊キャンパーを敬遠するかのような張り紙や看板を多く見かけ、肩身の狭い思いをしていたので、受け入れの姿勢を見せてくださる足寄町に感激しました。
道の駅の道路を隔てたところにコインランドリーの広告看板があるのを見ても、やはり車中泊キャンパーが訪れることを意識しているかのように感じます。
惜しむらくは入浴施設が遠いところ。かつては350円で入れた足寄温泉が2017年に閉館したまま、新たに日帰り入浴施設は作られておらず、33㎞離れた芽登温泉ホテルか44㎞離れた山の宿野中温泉まで行かなくてはなりません。仕方なくこの日は「赤ちゃんのおしりふき」で全身ふきふきとなりました。
「Pキャンピングカー」エリアから近いところには、「足寄駅」と書かれた、かつての銀河線足寄駅を再現した建物があります。
午前6時から午後10時まで開いており、テーブルセットが4卓あるので、他の観光客のいない時間を見計らって、大きく地図を広げながら今後の旅の行程について、ゆっくり家族会議が開けました。
「道の駅あしょろ銀河ホール21」館内は鉄道の面影のある造りになっており、「松山千春ギャラリー」や足寄町特産のチーズが買えるお店にパン屋さんなどがあります。
鉄道ファンなら安平町の「道の駅あびら D51ステーション」や、最北端の駅「道の駅わっかない」と併せて訪れたい道の駅なのではないでしょうか。
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2021年 北海道車中泊の旅 7日目 十勝グルメ③
忠類ナウマン象記念館
道の駅忠類に泊まった朝、開館と同時に「忠類ナウマン象記念館」(大人300円)でナウマンゾウの骨格標本を見物しました。
忠類ナウマン象記念館|教育・文化・スポーツ|幕別町 (makubetsu.lg.jp)
ここも冷房無しです。
1969年(昭和44年)にナウマンゾウが発掘された当時の町の大わらわぶりと、ナウマンゾウが泥にハマって死んだまま化石になったという最期の様子が印象的でした。
車に戻るとアブのお出迎え。逃げ回っていると、隣に車を停めていた地元のおじさんが、「逃げたら余計に追いかけて来るよ」と教えてくれました。
ネットのブログ記事などを見ると、蜂と思って逃げずにいたらアブに噛まれてえらいことになる、とありましたが、経験からこういう話はネット情報より地元の方のアドバイスを信じた方が良いとおもい、ジッとアブがいなくなるまで堪えることにしました。
忠類の道の駅のすぐ側には、便利なことに、帯広行きの無料の高速道路の乗り口があります。記念館見学後、そこから約1時間ほどで帯広市内に戻りました。
牛とろ丼
本日のお楽しみランチは、寿司考房山の牛とろ丼900円。
寿司考房 山(さん) – とかち晴れ (tokachibare.jp)
すみません、暑さで頭がショートしており写真を撮り忘れてしまいました。
元々は握りで出していた牛とろを、物産展用にリーズナブルに考案したメニューだとご主人がおっしゃってました。
上品な酢飯に丸くスライスされた牛肉が乗せられ、胡瓜やネギ、ガリが添えられております。
まずは醤油なしで一口。
まろやかに溶ける牛肉にうっとり。
次にご自慢の醤油にワサビを溶かしてかけます。
美味しい。
生の牛肉に酢飯が合うなんて初めて知りました。
ここ帯広でしか味わえない牛とろ丼に満足して、「道の駅しほろ温泉」に向かう途中、おやつと明日の朝食を調達。
まずはコープさっぽろ かしわ店に入ってる六花亭で、メロンのジュレとパンナコッタが二層になったカップと苺の乗ったチョコレートケーキを購入。
北海道では、六花亭が大型スーパーにしれっと入ってるんです!
昨日、「六花の森」で売り切れのため食べ損ねたケーキを街のスーパーで買えるなんて、道民が羨ましい。
ますやパン
そして今度は「ダイイチ オーケー店」に入ってる「ますやパン」に朝食を買いに行きました。(ここにも六花亭が入ってるぅ!)
「ますやパン」は、十勝産小麦を100%使用した十勝老舗のパン屋さん。ヨーロッパ風の小洒落たパンというよりも、昭和の懐かしさを感じるパンが並んでいます。
人気1位はなんと砂糖をまぶした「ねじりドーナツ」。まさに昭和ですね。「シュガー」だけでなく「シナモン」もありました。
明日の朝はいただき物のニューオータニのビーフシチューを食べようと思っていたので、シンプルなパンを探していたところ、パンの耳を発見!
良いかも。
しかし耳たちの横にスライス状の端を集めた束もあり、中の白い部分をくりぬいてシチューを流し込むにはこちらの方が良さそうと96円で購入。デザート用の甘いパンも併せて買って、道の駅しほろ温泉を目指します。
途中、H29.4にリニューアルオープンした「道の駅 ピア21しほろ」に立ち寄りましたが閉店直後でトイレだけ拝借。
道の駅しほろ温泉
そして本日の車中泊スポット「道の駅しほろ温泉」に到着。
緑に囲まれた「道の駅しほろ温泉」は広々とした駐車場で、その名の通り温泉併設。帯広市内よりも涼しくて快適そう。
トイレの近くにベテランキャンパーと思しき車両が既に5台ほど留まっていました。我々もその一角に駐車。広々とした歩道沿いなので車中泊に理想的な駐車場です。
あちこちにクワガタのメスがひっくり返ってバタついてます。良い環境だなぁ。
今夜はぐっすり眠れそう。
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2021年 北海道車中泊の旅 6日目 十勝グルメ②
「道の駅おとふけ」で目覚めた早朝、暑さで身体中べたべたして気持ち悪く、寝不足でぐずぐずしているうちに車体が朝日に晒され始めました。
これ以上暑くなるのはごめんだと、日陰のある場所を求めて近くの公園に移動。野望を抱いていた豚丼の名店「ぱんちょう」が開く11時まで涼んでおりました。
万全の態勢で臨もうと朝食は「クランベリー」のスイートポテトの残り半分のみ。
十勝名物「豚丼」ついに
「ぱんちょう」は改装工事中のため仮店舗を目指します。繁華街からは離れた住宅街の「ぱんちょう」に着くと、なんと本日定休日の看板が!
毎月曜に加え、第1・3火曜もお休みとのこと。
本日は第1火曜日。昨日に引き続き今日もフラれてしまいました。
気を取り直してネットで見つけた「ぱんちょう」の次に人気店とおぼしき「豚丼一番ぶたいち本店」に向かいます。
ところがこちらも「ぱんちょう」さんと全く同じ定休日。帯広市内の飲食店は定休日カルテルでも結んでいるのか!
なんてこともなく、今度こそネットだけではなく、ちゃんと電話で問い合わせて開いていることを確認した「ぶた丼のとん田」に到着しました。
開店時間をやや過ぎたくらいだったのに、お店の前にもう待ち客が10人ほどいました。
お店の方にどれくらいの待ち時間か聞いたところ、最初に入店したお客様がそろそろお帰りになり始めるので、5分ほどだと思います、と聞いてひとまず安心。炎天下で1時間とか待ってられませんから。
そして入店。
夫はバラとロースの盛り合わせ丼 940円
私はヒレ丼 790円
いつものごとく写真を撮り忘れて申し訳ございません。香ばしいタレの匂いに勢い余ってガッツイてしまいました。
昨晩食べた鶏モモのニンニクがきつかったので、少しあっさり目が良いなぁと思い頼んだヒレ丼は少しもさもさしていて、美味しいのですが豚丼感に欠けます。
夫に分けてもらったロースは脂がトロけて、私もこちらにしておけば良かったと後悔してしまいました。
夫はご機嫌で卓上にある粉山椒をふりふり。私も真似てふりふり。イケるぅ!
御膳に乗せられてきたタレを「追い」にして、しみしみのご飯に笑みも「追い」に。
「ぱんちょう」さんにはご縁がありませんでしたが、「ぶた丼のとん田」さんで充分と言っては失礼ですが、大変満足致しました。
食べたいものを食べたら、暑い帯広市内とはさっさとおさらばです。
六花の森
そして目指すは「六花の森」。
入場料大人1,000円
チケットは絵はがきになっており、出口の土産物店で提示するとお試しのヨーグルトがもらえました。ねっとりレアチーズのように濃厚で美味です。
林の中を点在する画家坂本直行の記念館やデッサン館などを見て周りながら、小川の流れる小道をお散歩。花柄包装紙館には、六花亭の包装紙に描かれている絵がそのまま壁紙になっていて、とても素朴な絵柄に癒されました。
お次は地鶏が美味しかった「道の駅なかさつない」。
物産販売所の入り口には、水が汲める流し台があり、飲料水をたっぷりストック出来ました。これは有り難い。
ペットボトル事情
今回の車中泊では、多くのキャンプ場で引き取ってくれない空きペットボトルを出さないため、水筒4本に出来るだけ水を確保し、いろんなお茶パックを水出しすることにしました。
玄米茶、紅茶、ジャスミンティーに日東紅茶の「塩とライチ」。これだけあれば飽きずに飲めます。
サーモスの500mlボトルに入れると、キャンプ場のお水を冷たいまま持って行けてとても便利です。
また、コンビニなどで買った冷たいドリンクをすかさずサーモスのボトルに移せば、その場でゴミは捨てられて中身だけゲット出来て一石二鳥になります。
ひと月以上と長い北海道巡り中にペットボトル飲料を買い続けると、サーモスのボトル代を優に超える結構なコストになります。
また、ペットボトル用のゴミ箱を探すより、お茶を作る方がよほど簡単です。
節約とエコロジーは同時に出来ると嬉しさ2倍になりますね。
冷房事情
十勝の冷房はゆるい。
どこに行っても汗が引かないレベルの冷房のゆるさに疲れました。
特に我々が帯広を訪れた数日間は、全国の暑さトップ10中、8都市が北海道だった時で、アンラッキーでもあったようです。
十勝の住民の方々はあまりキンキンに冷やさないほうがお好みなのかしら?
他の施設もあまりエアコンが効いてないか、エアコン自体を設置していないところが多かったように思います。
道内屈指の暑い地域なのになぁ。
ま、1年の内たった2ヶ月程度の夏のために冷房を設置するのはもったいない気もしますけど。朝晩は涼しいですしね。
ルールの変わった「ナウマン公園キャンプ場」
そして本日の終着点「ナウマン公園キャンプ場」に到着。
「道の駅 忠類」や「十勝ナウマン温泉ホテルアルコ」の裏手にあります。
オリンピックの4連休中に混雑を避けるため、ずっとお世話になるつもりで入った「ナウマン公園キャンプ場」。
事前にガイドブックやブログ記事などで、第2駐車場はキャンピングカー乗り入れ可能で、連結してテントを立てられるとチェックしておりました。無料ということもあって長期滞在者のオアシスと心得ていたのですが…。
なんと今年2021年からなのか、第2駐車場は車両乗り入れ禁止となっておりました。
ガーン!
4連休どうしよう
車中泊出来る臨時駐車場は別途設けられていたのですが、狭い上に藪が近いからかやたら虫が多く、とても4日間快適に過ごせそうな気がしません。
仕方なくその日は「道の駅忠類」に泊まらせていただきました。
明日は帯広に一旦帰って旅のルートを練り直そう。
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ポチっとしていただけると励みになります。
2021年 北海道車中泊の旅 5日目 十勝グルメ①
5日目の今日は「沙流川オートキャンプ場」を昼前に後にし、帯広を目指します。
帯広市が近づくにつれ、大型スーパーや激安ガソリンスタンド、コインランドリーなど車中泊生活に欠かせない施設が目に入り始めました。
ばんえい競馬場
そしていよいよ着いた帯広市街地。
お腹はぺこぺこです。
関東を出る前から目を付けていた豚丼の有名店「ぱんちょう」に到着と思いきや、帯広市内のあらゆる飲食店が月曜休み。残念!
ならば十勝地方に複数あるスーパー「フクハラ」へ弁当・惣菜を買いに出向きます。
いただいたのは北海道定番の甘納豆赤飯に、ホッケのフライ、梅風味の塩タン、アスパラの煮浸し。
どれも本州ではあまり見ないメニューばかりです。中でもホッケのフライは脂がのっていて美味。他のスーパーでも見かけたので、帯広市民には馴染みのフライなのかも知れません。
お腹いっぱいになったところで次なるお目当ては「ばんえい競馬場(ばんえい十勝)」。
十勝・帯広観光情報 | 【公式】ばんえい十勝 (banei-keiba.or.jp)
土日月の週3日しかやっていない(時期により変わるかもしれないけど)ので、月曜の今日を逃せば次は土曜になってしまいます。
少し早く着いたので、レースが始まるまで、同じ敷地内の「馬の資料館」や十勝グルメが詰まった「とかちむら」を覗きます。
そしていよいよ競馬場へ。
入場料は通常100円なのですが、本日は無料でした。
普段馬券を買わないので、適当に掲示されている買い方説明や予想表を見て、ワイドで300円張りました。
ばんえい競馬といえば、ずんぐりむっくりした馬が、騎手の乗った重いソリを引くくらいしかイメージがなかったので、実際どんなレースになるのか分からないまま、カメラと馬券を手にして、レース場ギリギリの柵まで近寄ります。
そしていざスタート!
砂埃を上げながら馬たちが前に進みます。
進みます。
進みま、、、
止まった、、一斉に、、、
あれ? やり直しかな?
と思いきや、また進みます。
進んでは止まりを繰り返しながらどんどん近づいて来る馬たちを待ちます。
予想した3番と4番は、5番手6番手くらいをジリジリと進んでいます。
予想表では◎の最有力の2頭を選んでいたつもりなのですが、全く圏外と思っていた8番がダントツトップを走っています。
さよなら300円、と思いきや!
ゴール間際でグイグイ追い上げる3番と4番!!
結果は1着8番、2着3番、3着4番でした。
やったー!
ワイドなので、3着までに予想した2頭が入れば当たりなのです。
とはいえ、ワイドならば大した倍率にならないんだろうと思いきや!
払戻しの機械に馬券を投入すると、3,450円も返ってくるではありませんか! 約11倍です!
うひゃー、典型的なビギナーズラック♪
大昔に初めて京都競馬で当てたエリザベス女王杯の時とほぼ同じ倍率で勝っちゃいました。
ありがたや〜
さて、この儲かった3000円で何を食べようか?
クランベリーのスイートポテト
早速十勝スイーツの名店をググると、スイートポテトで有名な「クランベリー本店」さんを発見。いざおやつタイムです。
店内に入ると、レジ横の目立つショーケースにどでんと並ぶ巨大スイートポテトの数々。いろんな大きさのスイートポテトが量り売りになっていました。
どれも1人では食べ切れなさそうだったのですが、1番小さいサイズを1,200円ほどで購入。コロナの影響でイートインが出来ないので、コインランドリーで洗濯中に車の中でいただきました。
ぼってり大きなスイートポテト様。
大きめのスプーンでザックリ掬い取ります。
嗚呼、至福の瞬間❤️
ほよ?
スイートポテトといえばバターたっぷりと思いきや、とても素朴であっさりとした味わい。
説明書きには、「素材が本来持っている良さをそのままに、過剰な手を加えず、さつまいもの風味を生かして、丹念にひとつひとつ手作りで仕上げております」とあります。
確かにお芋さんの味以外に際立つ風味はあまりなく、底に近い層にあるカスタードクリームらしいクリームもさっぱり主張しすぎない、さつまいもの引き立て役といった具合です。
永年愛される味とはかくあるものなのかも知れません。素朴な味だけに、あっという間に巨大スイートポテトはスルスルと半分ほど胃に収まってしまいました。
嗚呼、しあわせ〜(´∀`)
乳製品の苦手な夫もバターの風味がないので、一口食べられて良かったです。
残りは明日の朝食に、と保冷剤と共に冷蔵バッグへ。
モール温泉
洗濯を終えて次に向かうは「天然温泉ホテル 鳳乃舞温泉 音更」。
日帰り入浴は大人410円也。
十勝の名湯モール温泉です。
値段の割に立派な大浴場で、露天風呂や泡風呂、電気風呂にサウナ(コロナ禍は利用不可)などがあります。
私には少し熱目のお湯でしたが、とても清潔なのと、なんといっても出入り口付近に床からお湯が噴き出す構造になっていて、最後に足の裏を綺麗にしてから出られる有り難いお風呂でした。
6時半頃にホテルから出ると、涼しい風が吹き、昼間に34度もあったとは思えないほどの爽やかな空気に変わっていました。十勝地方のカラッとした風は、沙流川オートキャンプ場の湿気った空気よりも快適に感じます。
〆はスーパー「ダイイチ オーケー店」で夕食の買い出し。
店内には飲食スペースが設けられ、20:30まで利用出来ます。
そしてなんとWi-Fiとスマホ用の電源が自由に使える至れり尽せりぶり。ゴミもそのまま処分出来るので、こういうスペースは車中泊キャンパーにはこの上なく有り難いのです。
いただいたのは、近隣町の中札内名物「中札内田舎どり」の骨つきモモ肉と牡蠣の炊き込みご飯。
「中札内田舎どり」は事前にガイドブックでチェック済みで、中札内の道の駅で食べようと思っていたのですが、音更町で一足早く出くわしました。
期待通りの旨さに骨までしゃぶり尽くし、本日は選りすぐりの十勝グルメに大変満足致しました。
明日は「ぱんちょう」の豚丼が待ってます。朝食は控えめに、万全の体勢で臨みたいと思います。
(この旅は既に終了しており、振り返ってお届けしております)
ランキングに参加しています。
ポチっとしていただけると励みになります。
2021年 北海道車中泊の旅 4日目 沙流川オートキャンプ場
翌日曜12時に「沙流川オートキャンプ場」にチェックイン。
木陰の涼しいオートサイトC(ペット可のサイト)に陣取り、今回北海道初使用のテントを設営。早速ランチの支度に取り掛かります。
メッシュシェルターなので、ハエにたかられることなく調理が出来て快適です。前回の北海道車中泊の旅ではメッシュ無しのタープだったので、フライパンの蓋で防御しながらの調理はとても非効率でイライラしたものでした。やっぱり環境整備は大事ですね。
セイコーマートで買ってきたタレなし薄切りジンギスカンを、受付で販促品としていただいた「ポッカレモン100」と塩胡椒でさっぱり焼肉ランチとしました。
昼食後、キャンプ場から沙流川へ歩いて降りて行き、膝下をチャプチャプ。流れが急なので覚悟していたのですが、ちょうど良い冷たさです。
すると夫の足を小魚がツンツンつつきにきました。夫の油か垢か角質が気に入ったのか、何匹もたかっています。2種類いたのですが、1つはどじょうのように見えます。
「美味しい?」
ドクターフィッシュよろしく、かじられる感覚がくすぐったいらしく、また懐かれている気になったのか、夫は上機嫌。しばらく小魚とたわむれ、汗が引くまで涼んできました。
昨日1時間待ちと聞いて断念した「ひだか高原荘」で入浴後、キャンドルを灯してメッシュシェルターで夕涼み。
近頃スマホデトックスのつもりで習慣化したキャンドルは、焚き火をしない我々夫婦にはちょうどいい灯りです。
ゆったり炎を見ながら眠気を待つ。
車中泊の旅の新習慣を楽しみながら眠りに就きます。
(この旅は既に終了しており、振り返ってお届けしております)
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2021年 北海道車中泊の旅 3日目 日高町
早朝、「道の駅むかわ四季の館」を出て、いざ道内屈指の人気を誇る「沙流川オートキャンプ場」へ。
道の駅樹海ロード日高
事前にウェブサイトで確認したつもりが読み間違え、繁忙期は整理券配布のため並ぶと思っていたところ、整理券はフリーサイト用で、我々お目当てのオートサイトは予約制であり、既に満杯とのことで、急きょすぐ近くの「道の駅樹海ロード日高」で泊まることにしました。
さて、時刻は午前9時半。
キャンプ場以外、特段観光スポットに目星を付けていなかったので、いきなり手持ち無沙汰。
しかも思っていた以上に暑い。
まずは道の駅内を覗き見。
地元産の珍しい野菜等が買える直売所と土産物店、ほかお食事処と理髪店に休憩所がありました。
そしてすぐ隣にAコープがあるので早速メニューの算段に下見。中規模程度のスーパーです。道の駅むかわ近辺のスーパーが充実していたので、やや物足りない印象。
しかし、同じ区画内にセイコーマートも入っているので、キャンプ場から車でものの3分の距離にこれだけあれば十分です。
そしてありがたいことに図書館、博物館と郵便局も隣接しているので、まずは図書館で北海道の情報誌「HO」など、北海道関連の蔵書を見て涼んでおりました。
ところがなにやら鼻がムズムズしてきたかと思うと、おもむろにクシャミを連発。ハウスダストにアレルギーのある私にとって長居は困難として早々に退散。
再び道の駅周辺を散策していると、「どうぞお入りください」と明るい声が聞こえてきました。
うさっぷギャラリー
声のする方へ目を向けると、上品なご婦人が「おいでおいで」と手をこまねいております。極上の笑みに吸い込まれるように入ったのが「うさっぷギャラリー」。
絵画や写真、革細工や藁細工など、地元の方たちの創作物を無料で展示しているこのギャラリーは、長年薬局を営んでいらっしゃったご夫婦が引退後に場所を提供し、町民の憩の場になっているとのことでした。
作品の一つ一つを丁寧に案内していただきながら、昭和30年代に地元を襲った巨大台風や、かつては林業が盛んだったことなど町の歴史も教わり、キャンプ場にこもっていたら知り得なかったようなお話をたくさん伺いました。
地元の方から直接聞ける生の情報は、やはり旅の醍醐味ですね。ご夫婦とのひとときはきっと良い想い出になるだろうと確信しました。
ひだか高原荘
その後、道の駅内の休憩所や森林浴の出来る駐車スペースを見つけ、読書に耽ったあと、早めの入浴と目指した「ひだか高原荘」。
入り口で土曜日は終日混み合っており、1時間待ちと案内され、コロナの影響で大浴場内の定員が8名迄なので早めに受付終了するとのことでした。
こんな時のために用意していた「赤ちゃんのお尻拭き」。洗顔はトイレで済ませ、そのほかは「お尻拭き」で全身をふきふき。「水のいらないシャンプー」で頭もスッキリ。入浴代が浮きました。
北海道長期滞在にこの程度のハプニング&節約はつきもの。浮いた分を追加で贅沢おかずに換えられると思うと、節約も苦にならないものです。
明日はいよいよ今回の旅の初キャンプ場。
このために購入したテントが張れるので楽しみです。
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